特集ページ化学東証スタンダード証券コード 3878

巴川コーポレーションの業績・歴史・IR要約

TOMOEGAWA CORPORATION ・ 証券コード 3878 ・ 確認日 2026/10/31

電気絶縁紙発祥の老舗が、トナーや熱・電気・電磁波コントロール材料へ転換する機能材料メーカー

3行でわかる巴川コーポレーション

  1. 1914年に電気絶縁紙の国産化を目指して創業した老舗で、抄紙・粉体・塗工・粘接着技術を生かし、トナー、半導体・ディスプレイ関連材料、機能性シート等を展開する。2024年1月に巴川製紙所から巴川コーポレーションへ商号変更した。
  2. 2026年3月期は売上高35,552百万円↑ 前期比3.3%増、営業利益1,618百万円(同26.2%増)、当期純利益945百万円と増収増益だった(決算短信)。
  3. 一方で、2026年3月期を最終年度とする中期経営計画の目標(売上高400億円・営業利益35億円)には届かなかった。

IRかんたん要約 — 2026年3月期 決算の要約

2026年3月期
  • 売上高35,552百万円↑ 前期比+3.3%、営業利益1,618百万円(+26.2%)、経常利益1,853百万円、当期純利益945百万円、EPS95.40円、ROE5.7%
  • 総資産50,941百万円、自己資本17,673百万円、自己資本比率34.7%。現金及び現金同等物期末残高5,048百万円
  • 年間配当15円、配当金総額147百万円、配当性向15.7%
  • 中期経営計画の最終年度目標(売上高400億円・営業利益35億円)は未達となった

出典: 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(TDnet PDF転載) (2026/10/31確認)。予想を含む項目は、発表時点の見通しとして記載しています。

数字で見る巴川コーポレーション

売上高356億円2026年3月期
営業利益16億円2026年3月期
当期利益9億円2026年3月期

確認できていない項目(平均年収など)は、推定で埋めずに表示していません。各数値の出典はページ末尾の「出典・確認日」にまとめています。

経営データ — 収益性・健全性・配当

営業利益率
4.6%
2026年3月期 ・ 0〜60%の目盛り
ROE(自己資本利益率)
5.7%
2026年3月期 ・ 0〜40%の目盛り
自己資本比率
34.7%
2026年3月期 ・ 0〜100%の目盛り
配当性向(2026年3月期)
配当性向15.7%
  • 配当15.7%
  • 内部留保など84.3%

ゲージの目盛りは指標ごとに固定です(営業利益率0〜60%、ROE 0〜40%、自己資本比率0〜100%)。ROE・自己資本比率は決算短信等の開示値、営業利益率は売上と営業利益から算出した派生値です。

総資産509億円2026年3月期
自己資本177億円2026年3月期
年間配当(1株当たり)15円2026年3月期

株価・市場データ(参考値)

株価874円2026-10-30時点
PER9.16倍2026-10-30時点
配当利回り1.72%2026-10-30時点

2026-10-30時点の参考値です(出典: Finnhub(2026-10-30終値874円)。PERは決算短信のEPS95.40円から算出。配当利回りは年間配当15円からの算出値。時価総額はFinnhub表示98.7億円と集計サイト表示約86億円が一致しないためnullとした)。株価は日々変動します。

成り立ち — 年表

  1. 1914

    井上源三郎が静岡県清水(現・静岡市清水区)に巴川製紙所を創設し、電気絶縁紙の国産化に成功

  2. 1917

    株式会社巴川製紙所を設立(1917年8月15日)

  3. 2024

    2024年1月1日に株式会社巴川コーポレーションへ商号変更

事業とシェア

各事業の詳しい説明は折りたたんでいます。事業名をタップすると開きます。

トナー事業

複合機・プリンター用トナーを製造販売する主力事業。2026年3月期第3四半期累計の売上高は88億29百万円と市況低迷で減収となった(フィスコ転載)。

半導体・ディスプレイ関連事業

半導体製造装置向け部材やディスプレイ関連材料を扱う。2026年3月期第3四半期累計の売上高は52億4百万円、セグメント利益7億35百万円(フィスコ転載)。

機能性シート事業

塗工技術を生かした機能性シートを扱う。2026年3月期第3四半期累計の売上高は89億35百万円と増収・大幅増益(フィスコ転載)。

セキュリティメディア事業

証券・カード等のセキュリティメディアを扱う。2026年3月期第3四半期累計の売上高は29億72百万円(フィスコ転載)。

市場シェアは、出典を明示できる調査が確認できていないため掲載していません。

グループ・子会社・海外展開

海外展開

円安による海外関連売上の押し上げが決算説明資料で言及されるなど、トナーや機能材料の海外販売を行っている。米国にも拠点を持つ。

今後の計画 — 第8次中期経営計画(修正)

〜2026年3月期(最終年度)
  • 2026年3月期 売上高400億円
  • 2026年3月期 営業利益35億円

出典: フィスコ Research Memo(会社の中期経営計画ベース転記)。計画・目標は会社発表時点のもので、達成を保証するものではありません。

特徴

  • 2026年3月期は売上高35,552百万円と過去最高を更新(EDINET DB)

  • 年間配当15円を継続し

    続きを読む

    配当性向は15.7%(2026年3月期)

  • 自己資本比率は34.7%で

    続きを読む

    非支配持分を含む純資産は22,494百万円

  • 「熱・電気・電磁波」を制御する製品群「iCas」の拡充を推進

トホホな失敗と、そこからの教訓

中期経営計画の定量目標未達

2026年3月期を最終年度とする修正第8次中期経営計画では売上高400億円・営業利益35億円を掲げたが、実績は売上高35,552百万円・営業利益1,618百万円と目標に届かなかった(決算短信・フィスコResearch Memo)。

読み方: 市況依存度の高いトナー事業等の変動を織り込んだ計画策定と、成長事業への資源配分の加速が課題となる。

出典: undefined (2026/10/31確認)

企業トリビア

社名の「巴川」は、創業地である静岡市清水区を流れる巴川に因む。創業者の井上源三郎はドイツ製の電気絶縁紙の見本を手掛かりに国産化に成功した。

ライバル企業 — 化学の掲載企業

同じ業界カテゴリ(化学)の掲載企業です。数字は各社の対象期が異なる場合があるため、各社のページで対象期とあわせて確認してください。

企業売上高営業利益率ROE平均年収
巴川コーポレーション東証スタンダード356億円4.6%5.7%—
信越化学工業東証プライム2兆5,740億円24.7%10.4%899万円
旭化成東証プライム3兆745億円7.5%8%848万円
アキレス東証プライム818億円3.6%5.1%—
ADEKA東証プライム4,166億円10%9.1%795万円
アイカ工業東証プライム2,518億円11.6%10.2%817万円
エア・ウォーター東証プライム1兆668億円-3.5%-15.4%—

よくある質問

巴川コーポレーションは何をしている会社ですか?

抄紙・粉体・塗工・粘接着技術を基盤に、複合機用トナー、半導体・ディスプレイ関連材料、機能性シート、セキュリティメディアなどを製造販売する機能材料メーカーです。もとは電気絶縁紙の製紙会社でした。

巴川コーポレーションの業績はどうでしたか?

2026年3月期は売上高35,552百万円↑ 前期比3.3%増、営業利益1,618百万円(同26.2%増)、当期純利益945百万円でした(決算短信)。

巴川コーポレーションの配当はいくらですか?

2026年3月期の年間配当は1株当たり15円(期末のみ)で、配当性向は15.7%です(決算短信)。

巴川コーポレーションのROE(自己資本利益率)は?

2026年3月期のROEは5.7%です(出典: 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))。

巴川コーポレーションの自己資本比率は?

2026年3月期の自己資本比率は34.7%です(出典: 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))。

巴川コーポレーションの配当は?

2026年3月期の年間配当は1株当たり15円、配当性向は15.7%です。配当利回りは1.72%(2026-10-30時点)(出典: 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))。

同じ業界の企業と、次に読む

出典・確認日(4件)

このページの最終確認日は 2026/10/31 です。数値が変わる資料(決算・有報)は、新しい発表を確認し次第差し替えます。出典は折りたたんでいますが、構造化データにも出典つきで保持しています。