特集ページ化学東証プライム証券コード 4091

日本酸素ホールディングスの業績・歴史・IR要約

Nippon Sanso Holdings Corporation ・ 証券コード 4091 ・ 確認日 2026/10/31

産業ガス世界大手の一角。魔法瓶のサーモスも擁し、売上収益の3分の2を海外で稼ぐ

3行でわかる日本酸素ホールディングス

  1. 2026年3月期の売上収益は1,359,611百万円↑ 前期比3.9%増、営業利益197,882百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益123,891百万円、ROEは11.3%だった(決算短信、IFRS)。
  2. 酸素・窒素・アルゴンなどの産業ガスを日本・米国・欧州・アジア・オセアニアで展開する世界大手の一角で、魔法瓶のサーモス事業も擁する。
  3. 親会社の所有者に帰属する持分比率は44.0%。連結従業員数は20,411人(有価証券報告書)。

IRかんたん要約 — 2026年3月期 決算の要約

2026年3月期
  • 売上収益1,359,611百万円↑ 前期比+3.9%、営業利益197,882百万円、コア営業利益203,084百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益123,891百万円。ROEは11.3%
  • 地域別のセグメント利益(コア営業利益ベース)は欧州70,426百万円が最大で、日本54,182百万円、米国52,914百万円が続く
  • 豪州・NZのCoregasグループ(2025年7月、取得対価71,521百万円)や、スペインの在宅医療事業Esteve Teijin Healthcare(2026年3月)を買収した
  • 年間配当は62円(配当性向21.7%)。2027年3月期は売上収益1,380,000百万円、営業利益215,000百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益131,000百万円を予想

出典: 日本酸素ホールディングス株式会社 2026年3月期 決算短信(IFRS・連結) (2026/10/31確認)。予想を含む項目は、発表時点の見通しとして記載しています。

数字で見る日本酸素ホールディングス

売上収益1兆3,596億円2026年3月期
営業利益1,979億円2026年3月期
当期利益1,239億円2026年3月期
平均年収1,064万円2026年3月期(提出会社単体の平均年間給与)
平均年齢43.8歳2026年3月期(提出会社単体)
平均勤続年数16.8年2026年3月期(提出会社単体)
従業員数(連結)20,411人連結従業員数(2026年3月期)

確認できていない項目(平均年収など)は、推定で埋めずに表示していません。各数値の出典はページ末尾の「出典・確認日」にまとめています。

経営データ — 収益性・健全性・配当

営業利益率
14.6%
2026年3月期 ・ 0〜60%の目盛り
ROE(自己資本利益率)
11.3%
2026年3月期 ・ 0〜40%の目盛り
自己資本比率
44%
2026年3月期 ・ 0〜100%の目盛り
配当性向(2026年3月期)
配当性向21.7%
  • 配当21.7%
  • 内部留保など78.3%

ゲージの目盛りは指標ごとに固定です(営業利益率0〜60%、ROE 0〜40%、自己資本比率0〜100%)。ROE・自己資本比率は決算短信等の開示値、営業利益率は売上と営業利益から算出した派生値です。

有利子負債と現金(2026年3月期)

有利子負債の算入範囲: 社債及び借入金882,060百万円(流動151,111百万円+非流動730,949百万円。IFRSの連結財政状態計算書では社債と借入金が合算表示されるため内訳は開示されていない。リース負債は除く)

有利子負債が現金及び現金同等物を上回っています(判定式: 有利子負債 < 現金及び現金同等物 の場合は実質無借金と表示)

総資産2兆7,677億円2026年3月期
自己資本1兆2,174億円2026年3月期
年間配当(1株当たり)62円2026年3月期

業績予想 — 2027年3月期 通期予想(決算短信)

売上収益:実績と通期予想

予想は直近の本決算短信に記載された会社予想です。実績値との比較のために並べています。

売上高(予想)1兆3,800億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
営業利益(予想)2,150億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
当期利益(予想)1,310億円2027年3月期 通期予想(決算短信)

業績予想は決算短信の発表時点の見通しで、実際の結果とは異なる場合があります。

株価・市場データ(参考値)

株価5,506円2026-10-30時点
PER18.19倍2026-10-30時点
時価総額2兆3,846億円2026-10-30時点
配当利回り1.2%2026-10-30時点

2026-10-30時点の参考値です(出典: Yahoo!ファイナンス)。株価は日々変動します。

成り立ち — 年表

  1. 1910

    日本酸素合資会社を創立

  2. 1949

    東京証券取引所に上場

  3. 2004

    大陽東洋酸素株式会社と合併し、大陽日酸株式会社に商号変更

  4. 2014

    三菱ケミカルホールディングス(現・三菱ケミカルグループ)による公開買付けが成立し、同社の連結子会社となる

  5. 2018

    Praxair, Inc.(現・Linde plc)の欧州事業の一部を取得

  6. 2020

    持株会社体制に移行し、日本酸素ホールディングス株式会社に商号変更

  7. 2025

    オーストラリアのCoregasグループを買収

事業とシェア

事業別売上高の構成比(2026年3月期)
売上構成5事業
  • 日本30.0%4,063億円
  • 米国26.5%3,606億円
  • 欧州25.8%3,510億円
  • アジア・オセアニア15.3%2,085億円
  • サーモス2.4%333億円

構成比は、事業別売上高を確認できた事業の合計を100%として算出したものです(連結売上高に対する割合とは異なる場合があります)。金額は各事業の売上高で、対象期・出典は下記の各事業の説明に記載しています。

各事業の詳しい説明は折りたたんでいます。事業名をタップすると開きます。

日本

日本酸素(旧・大陽日酸)が酸素・窒素・アルゴンなどの産業ガスや電子材料ガス、ガス関連機器を展開する事業。セグメント利益はコア営業利益ベース(決算短信・セグメント情報、外部売上高ベース)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高406,296百万円、セグメント利益54,182百万円
米国

Nippon Sanso Matheson(旧・Matheson Tri-Gas)が産業ガスや特殊ガス、ドライアイスなどを展開する事業。セグメント利益はコア営業利益ベース(決算短信・セグメント情報、外部売上高ベース)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高360,557百万円、セグメント利益52,914百万円
欧州

Nippon Sanso Euro-Holding傘下で産業ガスや在宅医療サービスを展開する事業で、セグメント利益は地域別で最大。セグメント利益はコア営業利益ベース(決算短信・セグメント情報、外部売上高ベース)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高350,978百万円、セグメント利益70,426百万円
アジア・オセアニア

東南アジア・中国・オセアニアで産業ガスや電子材料ガスを展開する事業。2025年7月に豪州Coregasグループを買収した。セグメント利益はコア営業利益ベース(決算短信・セグメント情報、外部売上高ベース)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高208,452百万円、セグメント利益19,746百万円
サーモス

ステンレス製魔法瓶などの家庭用品「THERMOS」を製造販売する事業。セグメント利益はコア営業利益ベース(決算短信・セグメント情報、外部売上高ベース)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高33,263百万円、セグメント利益6,511百万円

市場シェアは、出典を明示できる調査が確認できていないため掲載していません。

グループ・子会社・海外展開

系列・グループ: 親会社は三菱ケミカルグループ株式会社で、有価証券報告書(関係会社の状況)によれば議決権の50.7%を保有する

子会社・関連会社(連結子会社など 192社)

  • 日本酸素(旧・大陽日酸)
  • Nippon Sanso Matheson, Inc.(旧・Matheson Tri-Gas, Inc.)
  • Nippon Sanso Euro-Holding S.L.U.
  • サーモス
  • Coregas Pty Ltd
  • 日本液炭

出典: 日本酸素ホールディングス 有価証券報告書(関係会社の状況:連結子会社は個別記載30社とその他162社の合計192社。社名は2026年4月1日付けの商号変更前の名称を含む)。主要な子会社のみ抜粋しています。

海外展開

海外の3セグメント(米国・欧州・アジア・オセアニア)の売上収益は合計919,987百万円で、連結売上収益の67.7%を占める。公式サイトによれば30を超える国と地域で事業を展開し、産業ガスで世界第4位のサプライヤーとされる(決算短信・公式サイト)

特徴

  • 産業ガスの国内大手で

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    公式サイトによれば30を超える国と地域をカバーする世界第4位のサプライヤー。海外セグメントの売上収益は全体の67.7%

  • 営業利益197,882百万円

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    会社定義のコア営業利益は203,084百万円。ROEは11.3%

  • 魔法瓶のサーモス事業も展開し

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    公式サイトによればTHERMOSブランド製品を世界120カ国以上に供給している

  • 買収に積極的で、2025年7月に豪州・NZのCoregasグループ

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    2026年3月にスペインの在宅医療事業Esteve Teijin Healthcareを取得した

企業トリビア

サーモス事業では、THERMOSブランド製品を世界120カ国以上に供給している

ライバル企業 — 化学の掲載企業

同じ業界カテゴリ(化学)の掲載企業です。数字は各社の対象期が異なる場合があるため、各社のページで対象期とあわせて確認してください。

企業売上収益営業利益率ROE平均年収
日本酸素ホールディングス東証プライム1兆3,596億円14.6%11.3%1,064万円
信越化学工業東証プライム2兆5,740億円24.7%10.4%899万円
旭化成東証プライム3兆745億円7.5%8%848万円
ADEKA東証プライム4,166億円10%9.1%795万円
アイカ工業東証プライム2,518億円11.6%10.2%817万円
有沢製作所東証プライム565億円10.3%—677万円
artience東証プライム3,500億円5.9%3.9%—

よくある質問

日本酸素ホールディングスの平均年収はいくらですか?

2026年3月期の有価証券報告書では、提出会社(純粋持株会社)の平均年間給与は10,641千円(約1,064万円)です。ただし提出会社の従業員数は108人で、事業会社の給与水準を示すものではありません。平均年齢43.8歳、平均勤続年数16.8年、連結従業員数は20,411人と記載されています。

日本酸素ホールディングスの配当はいくらですか?

2026年3月期の年間配当金は1株当たり62円で、配当性向は21.7%です(決算短信、IFRS)。

サーモス事業の規模はどのくらいですか?

サーモス事業は、ステンレス製魔法瓶などの家庭用品を製造販売する事業です。2026年3月期の売上収益は33,263百万円、セグメント利益は6,511百万円(コア営業利益ベース)でした(決算短信)。

日本酸素ホールディングスのROE(自己資本利益率)は?

2026年3月期のROEは11.3%です(出典: 日本酸素ホールディングス株式会社 2026年3月期 決算短信(IFRS・連結)(JPX開示PDF))。

日本酸素ホールディングスの自己資本比率は?

2026年3月期の自己資本比率は44%です(出典: 日本酸素ホールディングス株式会社 2026年3月期 決算短信(IFRS・連結)(JPX開示PDF))。

日本酸素ホールディングスは実質無借金ですか?

2026年3月期の有利子負債は8,821億円、現金及び現金同等物は1,653億円です。このサイトの判定(有利子負債<現金及び現金同等物)では実質無借金にはあたりません(出典: 日本酸素ホールディングス株式会社 2026年3月期 決算短信(IFRS・連結)(JPX開示PDF))。

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出典・確認日(4件)

このページの最終確認日は 2026/10/31 です。数値が変わる資料(決算・有報)は、新しい発表を確認し次第差し替えます。出典は折りたたんでいますが、構造化データにも出典つきで保持しています。