特集ページ化学東証プライム証券コード 4023

クレハの業績・歴史・IR要約

KUREHA CORPORATION ・ 証券コード 4023 ・ 確認日 2026/10/31

家庭用ラップ「NEWクレラップ」とPVDFなど高機能樹脂を手がける化学メーカー

3行でわかるクレハ

  1. 2026年3月期は売上収益1,617億円、コア営業利益145億円だった一方、PVDF生産設備などの減損損失365億円を計上し、営業損失186億円、親会社株主に帰属する当期損失107億円の赤字となった(公式決算説明資料、億円単位)。
  2. 機能製品・化学製品・樹脂製品を中核に、建設関連・その他関連を含む5セグメントで事業を展開する。
  3. 2027年3月期は売上収益1,720億円、営業利益110億円、当期利益75億円と黒字回復を計画している。

IRかんたん要約 — 2026年3月期 決算の要約

2026年3月期
  • 売上収益1,617億円、コア営業利益145億円、営業損失186億円、当期損失107億円。ROE−5.7%(公式決算説明資料、億円単位)
  • PVDF生産設備340億円と球形吸着炭生産設備25億円の減損損失、合計365億円を計上
  • 2026年3月末の総資産3,384億円、有利子負債1,242億円、現金及び現金同等物297億円、自己資本比率49%
  • 2027年3月期予想は売上収益1,720億円、営業利益110億円、当期利益75億円

出典: 株式会社クレハ FY2025決算説明資料(公式IR PDF、2026年5月12日) (2026/10/31確認)。予想を含む項目は、発表時点の見通しとして記載しています。

数字で見るクレハ

売上収益1,617億円2026年3月期
営業利益-186億円2026年3月期
当期利益-107億円2026年3月期
従業員数(連結)3,941人連結従業員数(2026年3月期)

確認できていない項目(平均年収など)は、推定で埋めずに表示していません。各数値の出典はページ末尾の「出典・確認日」にまとめています。

経営データ — 収益性・健全性・配当

営業利益率
-11.5%
2026年3月期 ・ 0〜60%の目盛り
ROE(自己資本利益率)
-5.7%
2026年3月期 ・ 0〜40%の目盛り
自己資本比率
49%
2026年3月期 ・ 0〜100%の目盛り

ゲージの目盛りは指標ごとに固定です(営業利益率0〜60%、ROE 0〜40%、自己資本比率0〜100%)。ROE・自己資本比率は決算短信等の開示値、営業利益率は売上と営業利益から算出した派生値です。

有利子負債と現金(2026年3月期)

有利子負債の算入範囲: 公式決算説明資料の財務サマリーに『有利子負債』として1,242億円が明示されている(億円単位の概数)

有利子負債が現金及び現金同等物を上回っています(判定式: 有利子負債 < 現金及び現金同等物 の場合は実質無借金と表示)

総資産3,384億円2026年3月期
自己資本1,653億円2026年3月期

業績予想 — 2027年3月期 通期予想(決算短信)

売上収益:実績と通期予想

予想は直近の本決算短信に記載された会社予想です。実績値との比較のために並べています。

売上高(予想)1,720億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
営業利益(予想)110億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
当期利益(予想)75億円2027年3月期 通期予想(決算短信)

業績予想は決算短信の発表時点の見通しで、実際の結果とは異なる場合があります。

株価・市場データ(参考値)

株価4,195円2026-10-30時点
時価総額1,538億円2026-10-30時点

2026-10-30時点の参考値です(出典: Finnhub(2026-10-30終値4,195円、時価総額153.84B円)。2026年3月期は当期損失のためPERは表示なし)。株価は日々変動します。

成り立ち — 年表

  1. 1944

    呉羽紡績の化学部門が独立し、呉羽化学工業株式会社として設立

  2. 2005

    商号を株式会社クレハに変更

事業とシェア

事業別売上高の構成比(2026年3月期)
売上構成5事業
  • 機能製品事業37.9%613億円
  • 化学製品事業18.2%295億円
  • 樹脂製品事業22.7%367億円
  • 建設関連事業9.9%160億円
  • その他関連事業11.3%182億円

構成比は、事業別売上高を確認できた事業の合計を100%として算出したものです(連結売上高に対する割合とは異なる場合があります)。金額は各事業の売上高で、対象期・出典は下記の各事業の説明に記載しています。

各事業の詳しい説明は折りたたんでいます。事業名をタップすると開きます。

機能製品事業

PVDF(フッ化ビニリデン樹脂)、PGA(ポリグリコール酸)、PPSなどの機能樹脂や炭素製品を扱う

規模・シェアなど
2026年3月期の売上収益613億円、コア営業利益21億円(公式決算説明資料、億円単位)
化学製品事業

農薬、医薬品(球形吸着炭「クレメジン」等)、工業薬品を扱う

規模・シェアなど
2026年3月期の売上収益295億円、コア営業利益14億円(公式決算説明資料、億円単位)
樹脂製品事業

家庭用ラップ「NEWクレラップ」、釣り糸「シーガー」、業務用食品包装材などを扱う

規模・シェアなど
2026年3月期の売上収益367億円、コア営業利益69億円(公式決算説明資料、億円単位)
建設関連事業

プラント・建築関連のエンジニアリングや工事を扱う

規模・シェアなど
2026年3月期の売上収益160億円、コア営業利益15億円(公式決算説明資料、億円単位)
その他関連事業

環境関連、物流、病院運営支援などのサービス事業

規模・シェアなど
2026年3月期の売上収益182億円、コア営業利益26億円(公式決算説明資料、億円単位)

市場シェアは、出典を明示できる調査が確認できていないため掲載していません。

特徴

  • 2026年3月期にPVDF生産設備等で減損損失365億円を計上し

    続きを読む

    営業赤字に転落

  • 家庭用ラップフィルム「NEWクレラップ」で知られる樹脂製品事業が利益の柱

  • 配当はDOE(株主資本配当率)5%程度を目安とする方針

  • 2027年3月期は営業利益110億円の黒字回復を計画

トホホな失敗と、そこからの教訓

PVDF生産設備等の減損損失365億円を計上(2026年3月期)

2026年3月期に、電気自動車(EV)需要の回復が想定より遅れたことを背景にPVDF(フッ化ビニリデン樹脂)生産設備で340億円、腎不全用薬の球形吸着炭(クレメジン)生産設備で25億円、合計365億円の減損損失を計上した。コア営業利益145億円に対し、その他費用の計上により営業損失186億円となった(公式決算説明資料)。

出典: 株式会社クレハ FY2025決算説明資料 (2026/10/31確認)

ライバル企業 — 化学の掲載企業

同じ業界カテゴリ(化学)の掲載企業です。数字は各社の対象期が異なる場合があるため、各社のページで対象期とあわせて確認してください。

企業売上収益営業利益率ROE平均年収
クレハ東証プライム1,617億円-11.5%-5.7%—
信越化学工業東証プライム2兆5,740億円24.7%10.4%899万円
旭化成東証プライム3兆745億円7.5%8%848万円
ADEKA東証プライム4,166億円10%9.1%795万円
アイカ工業東証プライム2,518億円11.6%10.2%817万円
有沢製作所東証プライム565億円10.3%—677万円
artience東証プライム3,500億円5.9%3.9%—

よくある質問

クレハの2026年3月期はなぜ赤字だったのですか?

PVDF生産設備340億円と球形吸着炭生産設備25億円の減損損失、合計365億円を計上したためです。減損を除くコア営業利益は145億円の黒字でした(公式決算説明資料)。

クレハの主力製品は何ですか?

家庭用ラップ「NEWクレラップ」、PVDFやPPSなどの機能樹脂、農薬・医薬品、釣り糸「シーガー」などです。

クレハの2027年3月期の見通しは?

売上収益1,720億円、営業利益110億円、当期利益75億円と黒字回復を計画しています(公式決算説明資料)。

クレハのROE(自己資本利益率)は?

2026年3月期のROEは-5.7%です(出典: 株式会社クレハ FY2025第2四半期決算短信(公式IR PDF))。

クレハの自己資本比率は?

2026年3月期の自己資本比率は49%です(出典: 株式会社クレハ FY2025第2四半期決算短信(公式IR PDF))。

クレハは実質無借金ですか?

2026年3月期の有利子負債は1,242億円、現金及び現金同等物は297億円です。このサイトの判定(有利子負債<現金及び現金同等物)では実質無借金にはあたりません(出典: 株式会社クレハ FY2025第2四半期決算短信(公式IR PDF))。

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出典・確認日(3件)

このページの最終確認日は 2026/10/31 です。数値が変わる資料(決算・有報)は、新しい発表を確認し次第差し替えます。出典は折りたたんでいますが、構造化データにも出典つきで保持しています。