特集ページ化学東証プライム証券コード 4182

三菱瓦斯化学の業績・歴史・IR要約

MITSUBISHI GAS CHEMICAL COMPANY, INC. ・ 証券コード 4182 ・ 確認日 2026/10/31

メタノールと天然ガス化学を源流に、機能化学品まで手がける総合化学メーカー

3行でわかる三菱瓦斯化学

  1. 2026年3月期の売上高は738,243百万円↓ 前期比4.6%減、営業利益45,293百万円、経常利益51,947百万円だったが、海外子会社等の減損損失78,448百万円を計上し、親会社株主に帰属する当期純損失40,318百万円の赤字となった(決算短信)。
  2. メタノールやキシレン等の基礎化学品を扱うグリーン・エネルギー&ケミカルと、エンジニアリングプラスチックスや電子材料の機能化学品の2事業が柱で、機能化学品が利益の大半を担う。連結従業員数は8,319人(有価証券報告書)。
  3. 最終赤字でも累進配当方針を維持して年間配当は100円に増配。自己資本比率58.1%で、2027年3月期は売上高840,000百万円、純利益46,000百万円への回復を予想している。

IRかんたん要約 — 2026年3月期 決算の要約

2026年3月期
  • 売上高738,243百万円↓ 前期比-4.6%、営業利益45,293百万円、経常利益51,947百万円。海外子会社等の減損損失78,448百万円を特別損失に計上し、親会社株主に帰属する当期純損失は40,318百万円の赤字となった
  • セグメントは機能化学品が売上高448,300百万円・営業利益43,800百万円と利益の大半を担い、グリーン・エネルギー&ケミカルは同286,900百万円・5,600百万円(内部売上高を含む決算説明資料の概況値)
  • 自己資本比率は58.1%。年間配当は累進配当方針により前期比5円増配の100円とした
  • 2027年3月期の予想は売上高840,000百万円、営業利益59,000百万円、純利益46,000百万円、年間配当110円

出典: 三菱瓦斯化学株式会社 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) (2026/10/31確認)。予想を含む項目は、発表時点の見通しとして記載しています。

数字で見る三菱瓦斯化学

売上高7,382億円2026年3月期
営業利益453億円2026年3月期
当期利益-403億円2026年3月期
平均年収908万円2026年3月期(提出会社単体の平均年間給与)
平均年齢41歳2026年3月期(提出会社単体)
平均勤続年数17.5年2026年3月期(提出会社単体)
従業員数(連結)8,319人連結従業員数(2026年3月期)

確認できていない項目(平均年収など)は、推定で埋めずに表示していません。各数値の出典はページ末尾の「出典・確認日」にまとめています。

経営データ — 収益性・健全性・配当

営業利益率
6.1%
2026年3月期 ・ 0〜60%の目盛り
ROE(自己資本利益率)
-6.1%
2026年3月期 ・ 0〜40%の目盛り
自己資本比率
58.1%
2026年3月期 ・ 0〜100%の目盛り

ゲージの目盛りは指標ごとに固定です(営業利益率0〜60%、ROE 0〜40%、自己資本比率0〜100%)。ROE・自己資本比率は決算短信等の開示値、営業利益率は売上と営業利益から算出した派生値です。

有利子負債と現金(2026年3月期)

有利子負債の算入範囲: 有利子負債残高229,200百万円(決算説明資料)。連結貸借対照表で確認した内訳は短期借入金64,240百万円・長期借入金102,439百万円で、残額はコマーシャル・ペーパー等を含む(内訳の全明細は未確認)

有利子負債が現金及び現金同等物を上回っています(判定式: 有利子負債 < 現金及び現金同等物 の場合は実質無借金と表示)

総資産1兆1,130億円2026年3月期
年間配当(1株当たり)100円2026年3月期

業績予想 — 2027年3月期 通期予想(決算短信)

売上高:実績と通期予想

予想は直近の本決算短信に記載された会社予想です。実績値との比較のために並べています。

売上高(予想)8,400億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
営業利益(予想)590億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
当期利益(予想)460億円2027年3月期 通期予想(決算短信)

業績予想は決算短信の発表時点の見通しで、実際の結果とは異なる場合があります。

株価・市場データ(参考値)

株価3,543円2026-10-30時点
PER12.6倍2026-10-30時点
時価総額6,899億円2026-10-30時点
配当利回り3.1%2026-10-30時点

2026-10-30時点の参考値です(出典: 銘柄スカウターライト(マネックス証券))。株価は日々変動します。

成り立ち — 年表

  1. 1951

    日本瓦斯化学工業株式会社を設立

  2. 1954

    東京証券取引所に上場

  3. 1957

    日本尿素工業株式会社を吸収合併

  4. 1968

    水島工場でキシレン分離・異性化装置が操業開始

  5. 1971

    三菱江戸川化学株式会社と合併し、三菱瓦斯化学株式会社に改称

  6. 1983

    サウジアラビアの合弁会社SAUDI METHANOL COMPANYが操業開始

  7. 1994

    三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社を設立

  8. 2022

    東証プライム市場へ移行

事業とシェア

事業別売上高の構成比(2026年3月期)
売上構成3事業
  • グリーン・エネルギー&ケミカル38.3%2,869億円
  • 機能化学品59.7%4,483億円
  • その他2.0%148億円

構成比は、事業別売上高を確認できた事業の合計を100%として算出したものです(連結売上高に対する割合とは異なる場合があります)。金額は各事業の売上高で、対象期・出典は下記の各事業の説明に記載しています。

各事業の詳しい説明は折りたたんでいます。事業名をタップすると開きます。

グリーン・エネルギー&ケミカル

メタノール、アンモニア、キシレン等の基礎化学品やエネルギー関連の事業。オルソキシレンチェーン事業からの撤退を進めている

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高286,900百万円、セグメント利益5,600百万円(セグメント間内部売上高を含む、決算説明資料の概況値)
機能化学品

ポリカーボネート等のエンジニアリングプラスチックス、電子材料などを扱う事業で、グループの利益の大半を担う

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高448,300百万円、セグメント利益43,800百万円(セグメント間内部売上高を含む、決算説明資料の概況値)
その他

不動産事業等

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高14,800百万円、セグメント利益1,300百万円(セグメント間内部売上高を含む、決算説明資料の概況値)

市場シェアは、出典を明示できる調査が確認できていないため掲載していません。

グループ・子会社・海外展開

子会社・関連会社(連結子会社など 45社)

  • 三菱ガス化学ネクスト株式会社
  • MGCターミナル株式会社
  • 東邦アーステック株式会社
  • 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社
  • MGCエレクトロテクノ株式会社
  • MGC Specialty Chemicals Netherlands B.V.

出典: 三菱瓦斯化学 有価証券報告書(関係会社の状況。記載分25社と「その他20社」から連結子会社45社と算出)。主要な子会社のみ抜粋しています。

海外展開

会社案内資料では連結売上高に占める海外売上高の比率は約68%。サウジアラビアのSAUDI METHANOL COMPANYをはじめ、オランダ、台湾、トリニダード・トバゴなどに生産・事業拠点を持つ。

今後の計画 — 中期経営計画「Grow UP 2026」

2024〜2026年度(最終年度・2026年度の数値目標)
  • 売上高8,500億円
  • 営業利益850億円
  • 経常利益950億円
  • ROE9%以上
  • ROIC8%以上

出典: 有価証券報告書(経営方針)。計画・目標は会社発表時点のもので、達成を保証するものではありません。

特徴

  • 2026年3月期は減損損失78,448百万円の計上で最終赤字(純損失40,318百万円)に転落したが

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    営業利益は45,293百万円を確保した

  • 赤字でも累進配当方針を維持し

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    年間配当は前期比5円増の100円とした。次期は110円を予想

  • 機能化学品セグメントが営業利益の大半を稼ぐ収益構造。

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    自己資本比率は58.1%

  • 中期経営計画「Grow UP 2026」の最終年度目標は売上高8,500億円・営業利益850億円

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    ・ROE9%以上

トホホな失敗と、そこからの教訓

2026年3月期、オランダ子会社のメタキシレンジアミン製造設備の建設中止を決定した(工期遅延・建設費高騰・市場環境の変化のため)。鹿島工場のポリカーボネート生産設備の停止も決定し、当期はオランダ・台湾等の子会社やトリニダード・トバゴの持分法適用会社などで減損損失78,448百万円を計上、親会社株主に帰属する当期純損失40,318百万円の赤字となった(決算短信・公式発表)。

企業トリビア

登記上の社名は「三菱瓦斯化学株式会社」で、「ガス」を旧字体の「瓦斯」と表記する。公式サイト等での表示社名は「三菱ガス化学株式会社」

ライバル企業 — 化学の掲載企業

同じ業界カテゴリ(化学)の掲載企業です。数字は各社の対象期が異なる場合があるため、各社のページで対象期とあわせて確認してください。

企業売上高営業利益率ROE平均年収
三菱瓦斯化学東証プライム7,382億円6.1%-6.1%908万円
信越化学工業東証プライム2兆5,740億円24.7%10.4%899万円
旭化成東証プライム3兆745億円7.5%8%848万円
ADEKA東証プライム4,166億円10%9.1%795万円
アイカ工業東証プライム2,518億円11.6%10.2%817万円
有沢製作所東証プライム565億円10.3%—677万円
artience東証プライム3,500億円5.9%3.9%—

よくある質問

なぜ2026年3月期は赤字になったのですか?

オランダ・台湾等の子会社やトリニダード・トバゴの持分法適用会社などで減損損失78,448百万円を特別損失に計上したため、親会社株主に帰属する当期純損失は40,318百万円となりました。営業利益は45,293百万円の黒字です(決算短信)。

三菱瓦斯化学の平均年収はいくらですか?

有価証券報告書では、提出会社の平均年間給与は9,076,743円(約908万円)、平均年齢41.0歳、平均勤続年数17.5年、連結従業員数は8,319人です。

三菱瓦斯化学の配当はいくらですか?

2026年3月期の年間配当は100円(中間50円+期末50円)で、最終赤字となった期も累進配当方針に基づき前期の95円から増配しました。2027年3月期は110円を予想しています(決算短信)。

三菱瓦斯化学のROE(自己資本利益率)は?

2026年3月期のROEは-6.1%です(出典: 三菱瓦斯化学株式会社 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(IRBANK転載、2026年5月13日提出))。

三菱瓦斯化学の自己資本比率は?

2026年3月期の自己資本比率は58.1%です(出典: 三菱瓦斯化学株式会社 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(IRBANK転載、2026年5月13日提出))。

三菱瓦斯化学は実質無借金ですか?

2026年3月期の有利子負債は2,292億円、現金及び現金同等物は591億円です。このサイトの判定(有利子負債<現金及び現金同等物)では実質無借金にはあたりません(出典: 三菱瓦斯化学株式会社 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(IRBANK転載、2026年5月13日提出))。

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出典・確認日(4件)

このページの最終確認日は 2026/10/31 です。数値が変わる資料(決算・有報)は、新しい発表を確認し次第差し替えます。出典は折りたたんでいますが、構造化データにも出典つきで保持しています。