特集ページ化学東証プライム証券コード 4202

ダイセルの業績・歴史・IR要約

Daicel Corporation ・ 証券コード 4202 ・ 確認日 2026/10/31

1919年にセルロイドメーカーの合併で誕生した化学メーカー

3行でわかるダイセル

  1. 2026年3月期の売上高は579,629百万円↓ 前期比1.2%減、営業利益42,069百万円(同31.0%減)で、COC樹脂プラントの減損損失など特別損失38,991百万円を計上したため、親会社株主に帰属する当期純利益は10,180百万円(同79.4%減)まで落ち込んだ(決算短信)。
  2. エンジニアリングプラスチック、マテリアル、セイフティなど6事業を展開し、最大セグメントのエンジニアリングプラスチックが売上高の4割超を占める。連結従業員数は11,034人(有価証券報告書)。
  3. 自己資本比率は42.6%。大幅減益でも年間配当60円を維持し、2027年3月期は売上高595,000百万円、純利益32,000百万円への回復を予想している。

IRかんたん要約 — 2026年3月期 決算の要約

2026年3月期
  • 売上高579,629百万円↓ 前期比-1.2%、営業利益42,069百万円↓ 同-31.0%、経常利益45,130百万円、親会社株主に帰属する当期純利益10,180百万円↓ 同-79.4%。ROEは2.8%
  • 建設中のCOC樹脂第2プラントについて需要拡大の遅れと投資額の増加で収益性が低下し、減損損失32,845百万円を含む特別損失38,991百万円を計上した
  • セグメント別ではエンジニアリングプラスチックが売上高254,718百万円・営業利益19,151百万円と最大(決算短信の部門別概況値)
  • 2027年3月期の予想は売上高595,000百万円、営業利益42,500百万円、純利益32,000百万円。2026年3月期の年間配当は60円(配当性向154.8%)

出典: 株式会社ダイセル 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) (2026/10/31確認)。予想を含む項目は、発表時点の見通しとして記載しています。

数字で見るダイセル

売上高5,796億円2026年3月期
営業利益421億円2026年3月期
当期利益102億円2026年3月期
平均年収866万円2026年3月期(提出会社単体の平均年間給与)
平均年齢41.9歳2026年3月期(提出会社単体)
平均勤続年数15.3年2026年3月期(提出会社単体)
従業員数(連結)11,034人連結従業員数(2026年3月期)

確認できていない項目(平均年収など)は、推定で埋めずに表示していません。各数値の出典はページ末尾の「出典・確認日」にまとめています。

経営データ — 収益性・健全性・配当

営業利益率
7.3%
2026年3月期 ・ 0〜60%の目盛り
ROE(自己資本利益率)
2.8%
2026年3月期 ・ 0〜40%の目盛り
自己資本比率
42.6%
2026年3月期 ・ 0〜100%の目盛り

ゲージの目盛りは指標ごとに固定です(営業利益率0〜60%、ROE 0〜40%、自己資本比率0〜100%)。ROE・自己資本比率は決算短信等の開示値、営業利益率は売上と営業利益から算出した派生値です。

有利子負債と現金(2026年3月期)

有利子負債の算入範囲: 短期借入金50,099百万円+1年内返済予定の長期借入金14,168百万円+社債70,000百万円+長期借入金169,984百万円(連結貸借対照表)

有利子負債が現金及び現金同等物を上回っています(判定式: 有利子負債 < 現金及び現金同等物 の場合は実質無借金と表示)

総資産8,339億円2026年3月期
自己資本3,556億円2026年3月期
年間配当(1株当たり)60円2026年3月期
配当性向154.8%2026年3月期

業績予想 — 2027年3月期 通期予想(決算短信)

売上高:実績と通期予想

予想は直近の本決算短信に記載された会社予想です。実績値との比較のために並べています。

売上高(予想)5,950億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
営業利益(予想)425億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
当期利益(予想)320億円2027年3月期 通期予想(決算短信)

業績予想は決算短信の発表時点の見通しで、実際の結果とは異なる場合があります。

株価・市場データ(参考値)

株価1,453.5円2026-10-30時点
PER11.6倍2026-10-30時点
時価総額3,818億円2026-10-30時点
配当利回り4.82%2026-10-30時点

2026-10-30時点の参考値です(出典: 銘柄スカウターライト(マネックス証券))。株価は日々変動します。

成り立ち — 年表

  1. 1919

    セルロイドメーカー8社の合併により、大日本セルロイド株式会社が誕生

  2. 1964

    米国Celanese社との合弁でポリプラスチックス株式会社を設立(現・完全子会社)

  3. 1966

    商号をダイセル株式会社と改称

  4. 1979

    商号をダイセル化学工業株式会社に変更

  5. 2011

    商号を株式会社ダイセルと改称

  6. 2022

    ダイセルビヨンド株式会社が操業開始

事業とシェア

事業別売上高の構成比(2026年3月期)
売上構成6事業
  • メディカル・ヘルスケア2.8%162億円
  • スマート6.5%377億円
  • セイフティ18.0%1,042億円
  • マテリアル27.8%1,613億円
  • エンジニアリングプラスチック44.0%2,547億円
  • その他0.9%54億円

構成比は、事業別売上高を確認できた事業の合計を100%として算出したものです(連結売上高に対する割合とは異なる場合があります)。金額は各事業の売上高で、対象期・出典は下記の各事業の説明に記載しています。

各事業の詳しい説明は折りたたんでいます。事業名をタップすると開きます。

メディカル・ヘルスケア

医薬・ヘルスケア関連の事業

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高16,227百万円、セグメント利益427百万円(決算短信の部門別概況値)
スマート

電子材料関連の事業

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高37,746百万円、セグメント利益536百万円(決算短信の部門別概況値)
セイフティ

自動車の安全部品などを扱う事業

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高104,164百万円、セグメント利益6,095百万円(決算短信の部門別概況値)
マテリアル

酢酸セルロースなどの素材事業

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高161,324百万円、セグメント利益14,953百万円(決算短信の部門別概況値)
エンジニアリングプラスチック

1964年設立のポリプラスチックス株式会社を擁する事業で、売上高・利益とも最大のセグメント

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高254,718百万円、セグメント利益19,151百万円(決算短信の部門別概況値)
その他

上記以外の事業

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高5,448百万円、セグメント利益904百万円(決算短信の部門別概況値)

市場シェアは、出典を明示できる調査が確認できていないため掲載していません。

グループ・子会社・海外展開

子会社・関連会社(連結子会社など 64社)

  • ポリプラスチックス株式会社
  • ダイセルファインケム株式会社

出典: ダイセル 有価証券報告書(当社グループは当社および子会社64社・関連会社12社で構成される旨の記載に基づく)。主要な子会社のみ抜粋しています。

海外展開

出典:

特徴

  • COC樹脂プラントの減損で

    続きを読む

    2026年3月期の純利益は10,180百万円↓ 前期比-79.4%まで落ち込んだ

  • エンジニアリングプラスチックが売上高の4割超を占める最大セグメント。

    続きを読む

    セグメントは6事業体制

  • 大幅減益でも年間配当60円を維持し

    続きを読む

    配当性向は154.8%に達した

  • 世界14か国・地域に70社のグループ会社を展開(2026年3月31日現在、公式資料)

トホホな失敗と、そこからの教訓

読み方:

出典: undefined (2026/10/31確認)

ライバル企業 — 化学の掲載企業

同じ業界カテゴリ(化学)の掲載企業です。数字は各社の対象期が異なる場合があるため、各社のページで対象期とあわせて確認してください。

企業売上高営業利益率ROE平均年収
ダイセル東証プライム5,796億円7.3%2.8%866万円
信越化学工業東証プライム2兆5,740億円24.7%10.4%899万円
旭化成東証プライム3兆745億円7.5%8%848万円
ADEKA東証プライム4,166億円10%9.1%795万円
アイカ工業東証プライム2,518億円11.6%10.2%817万円
ダイワボウホールディングス東証プライム1兆3,509億円3.3%19.9%932万円
デンカ東証プライム3,842億円6.8%5.2%756万円

よくある質問

なぜ2026年3月期は大幅減益になったのですか?

建設中のCOC樹脂第2プラントの収益性低下に伴う減損損失32,845百万円など、特別損失38,991百万円を計上したためです。親会社株主に帰属する当期純利益は前期比79.4%減の10,180百万円となりました(決算短信)。

ダイセルの平均年収はいくらですか?

有価証券報告書では、提出会社の平均年間給与は866万円、平均年齢41.9歳、平均勤続年数15.3年、単体従業員数2,533人、連結従業員数は11,034人です。

ダイセルの配当はいくらですか?

2026年3月期の年間配当は60円(中間30円+期末30円)で、配当性向は154.8%です(決算短信)。

ダイセルのROE(自己資本利益率)は?

2026年3月期のROEは2.8%です(出典: 株式会社ダイセル 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(JPX開示PDF、2026年5月12日))。

ダイセルの自己資本比率は?

2026年3月期の自己資本比率は42.6%です(出典: 株式会社ダイセル 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(JPX開示PDF、2026年5月12日))。

ダイセルは実質無借金ですか?

2026年3月期の有利子負債は3,043億円、現金及び現金同等物は668億円です。このサイトの判定(有利子負債<現金及び現金同等物)では実質無借金にはあたりません(出典: 株式会社ダイセル 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(JPX開示PDF、2026年5月12日))。

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出典・確認日(4件)

このページの最終確認日は 2026/10/31 です。数値が変わる資料(決算・有報)は、新しい発表を確認し次第差し替えます。出典は折りたたんでいますが、構造化データにも出典つきで保持しています。