特集ページ化学東証プライム証券コード 4042

東ソーの業績・歴史・IR要約

Tosoh Corporation ・ 証券コード 4042 ・ 確認日 2026/10/31

塩ビ・苛性ソーダの総合化学大手。水処理と機能商品が利益を牽引し、2030年度に営業利益1,700億円を目指す

3行でわかる東ソー

  1. 2026年3月期の売上高は1,019,917百万円↓ 前期比4.1%減、営業利益95,532百万円、親会社株主に帰属する当期純利益41,615百万円だった。米国子会社の減損損失が純利益を押し下げた(決算短信)。
  2. 塩ビ・苛性ソーダのクロル・アルカリや石油化学に加え、水処理エンジニアリング、バイオサイエンス、高機能材料などを展開する総合化学メーカー。
  3. 自己資本比率は59.0%。連結従業員数は14,850人、提出会社の平均年間給与は8,288千円(約829万円)(有価証券報告書)。

IRかんたん要約 — 2026年3月期 決算の要約

2026年3月期
  • 売上高1,019,917百万円↓ 前期比-4.1%、営業利益95,532百万円、経常利益106,752百万円、親会社株主に帰属する当期純利益41,615百万円↓ 同-28.3%。ROEは5.0%
  • 米国子会社トーソー・SMDの減損損失19,572百万円などを特別損失に計上し、純利益が大きく減少した
  • セグメント利益はエンジニアリング40,383百万円、機能商品39,933百万円が牽引。クロル・アルカリは1,915百万円にとどまった(外部売上高ベース)
  • 年間配当は100円(配当性向75.5%)。2027年3月期の業績予想は未定とし、2027年3月期からセグメント区分を新たな5区分に変更する

出典: 東ソー株式会社 2026年3月期 決算短信(日本基準・連結) (2026/10/31確認)。予想を含む項目は、発表時点の見通しとして記載しています。

数字で見る東ソー

売上高1兆199億円2026年3月期
営業利益955億円2026年3月期
当期利益416億円2026年3月期
平均年収829万円2026年3月期(提出会社単体の平均年間給与)
平均年齢38.5歳2026年3月期(提出会社単体)
平均勤続年数13.8年2026年3月期(提出会社単体)
従業員数(連結)14,850人連結従業員数(2026年3月期)

確認できていない項目(平均年収など)は、推定で埋めずに表示していません。各数値の出典はページ末尾の「出典・確認日」にまとめています。

経営データ — 収益性・健全性・配当

営業利益率
9.4%
2026年3月期 ・ 0〜60%の目盛り
ROE(自己資本利益率)
5%
2026年3月期 ・ 0〜40%の目盛り
自己資本比率
59%
2026年3月期 ・ 0〜100%の目盛り
配当性向(2026年3月期)
配当性向75.5%
  • 配当75.5%
  • 内部留保など24.5%

ゲージの目盛りは指標ごとに固定です(営業利益率0〜60%、ROE 0〜40%、自己資本比率0〜100%)。ROE・自己資本比率は決算短信等の開示値、営業利益率は売上と営業利益から算出した派生値です。

有利子負債と現金(2026年3月期)

有利子負債の算入範囲: 短期借入金144,678百万円+長期借入金84,232百万円(連結貸借対照表。社債の残高はない。リース債務は除く)

有利子負債が現金及び現金同等物を上回っています(判定式: 有利子負債 < 現金及び現金同等物 の場合は実質無借金と表示)

総資産1兆4,090億円2026年3月期
自己資本8,318億円2026年3月期
年間配当(1株当たり)100円2026年3月期

株価・市場データ(参考値)

株価2,537.5円2026-10-30時点
PER13.24倍2026-10-30時点
時価総額8,249億円2026-10-30時点
配当利回り3.94%2026-10-30時点

2026-10-30時点の参考値です(出典: Yahoo!ファイナンス)。株価は日々変動します。

成り立ち — 年表

  1. 1935

    東洋曹達工業株式会社を設立(山口県)

  2. 1949

    東京証券取引所に上場

  3. 1975

    鐵興社と合併

  4. 1987

    東ソー株式会社へ商号変更

  5. 2014

    日本ポリウレタン工業と合併し、ビニル・イソシアネート・チェーンの一貫体制を構築

  6. 2024

    ベトナムにトーソー・ベトナム・ポリウレタンを設立

事業とシェア

事業別売上高の構成比(2026年3月期)
売上構成5事業
  • 石油化学16.6%1,697億円
  • クロル・アルカリ33.9%3,460億円
  • 機能商品26.8%2,729億円
  • エンジニアリング18.3%1,864億円
  • その他4.4%449億円

構成比は、事業別売上高を確認できた事業の合計を100%として算出したものです(連結売上高に対する割合とは異なる場合があります)。金額は各事業の売上高で、対象期・出典は下記の各事業の説明に記載しています。

各事業の詳しい説明は折りたたんでいます。事業名をタップすると開きます。

石油化学

オレフィンとポリマー(ポリエチレン、クロロプレンゴムなど)を手がける事業(決算短信・セグメント情報、外部売上高ベース)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高169,740百万円、セグメント利益9,716百万円
クロル・アルカリ

塩化ビニル樹脂・苛性ソーダなどの化学品、ウレタン原料、セメントを手がける最大の売上セグメント(決算短信・セグメント情報、外部売上高ベース)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高345,967百万円、セグメント利益1,915百万円
機能商品

有機化成品、バイオサイエンス(診断薬・分析機器、分離精製剤)、高機能材料(石英ガラスなど)を手がける事業(決算短信・セグメント情報、外部売上高ベース)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高272,858百万円、セグメント利益39,933百万円
エンジニアリング

子会社オルガノを中心とする水処理エンジニアリング事業で、セグメント利益は全社最大(決算短信・セグメント情報、外部売上高ベース)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高186,412百万円、セグメント利益40,383百万円
その他

商社、物流、分析・検査、情報システムなどの事業(決算短信・セグメント情報、外部売上高ベース)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高44,938百万円、セグメント利益3,583百万円

市場シェアは、出典を明示できる調査が確認できていないため掲載していません。

グループ・子会社・海外展開

子会社・関連会社(連結子会社など 89社)

  • オルガノ
  • 大洋塩ビ
  • 東北東ソー化学
  • 東ソー・クォーツ
  • 東ソー・シリカ
  • 東ソー・スペシャリティマテリアル
  • トーソー・SMD,Inc.
  • トーソー・アメリカ,Inc.
  • 東曹(中国)投資有限公司

出典: 東ソー 有価証券報告書(連結子会社89社。連結対象104社は連結子会社89社と持分法適用会社15社の合計)。主要な子会社のみ抜粋しています。

海外展開

出典:

今後の計画 — 中期経営計画

2025〜2027年度
  • 2027年度 売上高11,830億円
  • 営業利益1,400億円
  • ROE10%以上
  • 2030年度 営業利益1,700億円
  • CO2排出量30%削減(2018年度比)
  • 3ヵ年の設備投資2,200〜2,500億円
  • 株主還元は総還元性向50%を基本に年間配当100円を下限

出典: 中期経営計画概要(2025年5月23日公表)。計画・目標は会社発表時点のもので、達成を保証するものではありません。

特徴

  • 売上高1兆円超の総合化学メーカー。

    続きを読む

    塩ビ・苛性ソーダのクロル・アルカリと石油化学の「チェーン事業」が基盤

  • エンジニアリング(水処理)と機能商品の「先端事業」が利益の中心で

    続きを読む

    2026年3月期の両セグメント利益は合計80,316百万円

  • 中期経営計画で2030年度に営業利益1,700億円・CO2排出量30%削減(2018年度比)

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    を目標に掲げる

  • 2026年3月期は米国子会社トーソー・SMDの減損損失19,572百万円などを計上し

    続きを読む

    純利益は41,615百万円に減少した

企業トリビア

創業事業の苛性ソーダは国内トップシェアとされる

ライバル企業 — 化学の掲載企業

同じ業界カテゴリ(化学)の掲載企業です。数字は各社の対象期が異なる場合があるため、各社のページで対象期とあわせて確認してください。

企業売上高営業利益率ROE平均年収
東ソー東証プライム1兆199億円9.4%5%829万円
信越化学工業東証プライム2兆5,740億円24.7%10.4%899万円
旭化成東証プライム3兆745億円7.5%8%848万円
ADEKA東証プライム4,166億円10%9.1%795万円
アイカ工業東証プライム2,518億円11.6%10.2%817万円
ダイセル東証プライム5,796億円7.3%2.8%866万円
ダイワボウホールディングス東証プライム1兆3,509億円3.3%19.9%932万円

よくある質問

東ソーの平均年収はいくらですか?

2026年3月期の有価証券報告書では、提出会社の平均年間給与は8,288千円(約829万円)です。平均年齢38.5歳、平均勤続年数13.8年、単体従業員数4,002人、連結従業員数は14,850人と記載されています。

東ソーの配当はいくらですか?

2026年3月期の年間配当金は1株当たり100円で、配当性向は75.5%です。中期経営計画では総還元性向50%を基本とし、年間配当100円を下限とする方針が示されています(決算短信・中期経営計画)。

東ソーの次期業績予想はどうなっていますか?

2027年3月期の通期業績予想は、決算短信発表時点で未定とされています。一方、中期経営計画(2025〜2027年度)では2027年度の目標として売上高11,830億円、営業利益1,400億円、ROE10%以上を掲げています。

東ソーのROE(自己資本利益率)は?

2026年3月期のROEは5%です(出典: 東ソー株式会社 2026年3月期 決算短信(日本基準・連結)(JPX開示PDF))。

東ソーの自己資本比率は?

2026年3月期の自己資本比率は59%です(出典: 東ソー株式会社 2026年3月期 決算短信(日本基準・連結)(JPX開示PDF))。

東ソーは実質無借金ですか?

2026年3月期の有利子負債は2,289億円、現金及び現金同等物は1,766億円です。このサイトの判定(有利子負債<現金及び現金同等物)では実質無借金にはあたりません(出典: 東ソー株式会社 2026年3月期 決算短信(日本基準・連結)(JPX開示PDF))。

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出典・確認日(5件)

このページの最終確認日は 2026/10/31 です。数値が変わる資料(決算・有報)は、新しい発表を確認し次第差し替えます。出典は折りたたんでいますが、構造化データにも出典つきで保持しています。