食品東証プライム証券コード 2802

味の素の業績・歴史・IR要約

Ajinomoto Co., Inc. ・ 証券コード 2802 ・ 確認日 2026/10/31

うま味の発見から始まったアミノサイエンスの会社

3行でわかる味の素

  1. 1908年に池田菊苗博士が昆布だしからグルタミン酸を発見し「うま味」と名付け、1909年に二代鈴木三郎助が世界初のうま味調味料「味の素」を発売したことがグループの起源である(公式沿革ページで確認)。
  2. 現在のセグメントは調味料・食品、冷凍食品、ヘルスケア等の3つで、調味料・食品が売上の約6割を占める(2026年3月期有価証券報告書ベースのセグメント集計で確認)。
  3. 利益指標として会社独自の「事業利益」(売上高から原価・販管費等を控除し持分法損益を加えたもの、その他の営業収益・費用を含まない)を用いており、本データのoperatingProfitにはこの事業利益を入れ、営業利益そのものとは定義が異なることを明記した。

IRかんたん要約 — 2026年3月期 決算の要約

2026年3月期
  • 連結売上高は1,583,719百万円で前期の1,530,556百万円から増加した(有価証券報告書ベースの財務集計で確認)
  • 事業利益は1,812億円で前期比13.7%増と報じられている(2026年3月期決算の解説記事。決算短信そのものの通期数値の直接確認は未了のため参考値として扱う)
  • セグメント別売上高は調味料・食品936,926百万円(構成比59.2%)、冷凍食品290,308百万円(18.3%)、ヘルスケア等341,504百万円(21.6%)だった(2026年3月期有価証券報告書のセグメント情報)

出典: 味の素株式会社 2026年3月期有価証券報告書(セグメント情報、キタイシホン転載で確認)および決算短信(四半期) (2026/10/31確認)。予想を含む項目は、発表時点の見通しとして記載しています。

数字で見る味の素

売上高1兆5,837億円2026年3月期
当期利益1,347億円2026年3月期
平均年齢44.3歳2026年3月期(提出会社単体)
平均勤続年数19.4年2026年3月期(提出会社単体)
従業員数(連結)34,787人連結従業員数(2026年3月期)

確認できていない項目(平均年収など)は、推定で埋めずに表示していません。各数値の出典はページ末尾の「出典・確認日」にまとめています。

経営データ — 収益性・健全性・配当

収益性と健全性(2026年3月期)
ROE17.7%
自己資本比率42.5%

バーの長さは100%に対する割合です。ROE・自己資本比率は決算短信等の開示値、営業利益率は売上と営業利益から算出した派生値です。

有利子負債と現金(2026年3月期)
有利子負債(短信BS: 短期借入金6,350+1年内償還予定の社債29,988+1年内返済予定の長期借入金4,095+社債174,512+長期借入金206,410。リース債務は「その他の金融負債」に含まれ分離不能のため本合計には含めず)4,214億円
現金及び現金同等物1,067億円

有利子負債の算入範囲: 短信BS: 短期借入金6,350+1年内償還予定の社債29,988+1年内返済予定の長期借入金4,095+社債174,512+長期借入金206,410。リース債務は「その他の金融負債」に含まれ分離不能のため本合計には含めず。

有利子負債が現金及び現金同等物を上回っています(判定式: 有利子負債 < 現金及び現金同等物 の場合は実質無借金と表示)

総資産1兆8,123億円2026年3月期
自己資本7,708億円2026年3月期
年間配当(1株当たり)48円2026年3月期
配当性向34.7%2026年3月期

業績予想 — 2027年3月期 通期予想(決算短信)

売上高:実績と通期予想
実績(2026年3月期)1兆5,837億円
予想(2027年3月期)1兆7,230億円

予想は直近の本決算短信に記載された会社予想です。実績値との比較のために並べています。

売上高(予想)1兆7,230億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
当期利益(予想)1,200億円2027年3月期 通期予想(決算短信)

業績予想は決算短信の発表時点の見通しで、実際の結果とは異なる場合があります。

株価・市場データ(参考値)

株価5,118円2026-10-30時点
PER39.4倍2026-10-30時点
時価総額5兆40億円2026-10-30時点
配当利回り0.98%2026-10-30時点

2026-10-30時点の参考値です(出典: 株探(kabutan.jp))。株価は日々変動します。

成り立ち — 年表

  1. 1908

    池田菊苗博士が昆布だしの成分がグルタミン酸であることを発見し、その味を「うま味」と名付けた(公式沿革)

  2. 1909

    二代鈴木三郎助が世界初のうま味調味料「味の素」の販売を開始した(公式沿革)

  3. 1917

    現在の味の素株式会社の前身である合資会社鈴木製薬所の流れを汲む会社組織が設立された(公式沿革タイムライン)

  4. 1932

    社名を味の素本舗を含む名称へ変更した(公式沿革タイムライン)

  5. 2000

    舌にうま味受容体が存在することが報告され、2006年には胃にも同様の受容体があることを味の素の生命科学研究所が発見した(公式沿革)

  6. 2025

    遺伝子治療薬のCDMOへの集中のため、医薬品の無菌充填を担う味の素アルテア社の全株式を売却した(有価証券報告書ベースの解説)

事業とシェア

調味料・食品

うま味調味料、風味調味料、メニュー用調味料、コーヒー類など。2026年3月期の売上高は936,926百万円(有価証券報告書のセグメント情報)

規模・シェアなど
連結売上高の59.2%

冷凍食品

冷凍食品事業。同売上高は290,308百万円

規模・シェアなど
連結売上高の18.3%

ヘルスケア等

医薬用・食品用アミノ酸、バイオファーマサービス(CDMO)、電子材料等のファンクショナルマテリアルズを含む。同売上高は341,504百万円

規模・シェアなど
連結売上高の21.6%

その他

同売上高は14,979百万円

規模・シェアなど
連結売上高の0.9%

市場シェアは、出典を明示できる調査が確認できていないため掲載していません。

特徴

  • 利益指標として独自定義の「事業利益」を経営管理に用いている(決算短信の注記)
  • 食品事業に加え、電子材料などアミノ酸の科学を応用したヘルスケア等事業を持つ(有価証券報告書の事業内容)
  • 連結子会社105社・持分法適用会社15社でグループを構成する(2026年3月期有価証券報告書の事業内容)

企業トリビア

うま味受容体は舌だけでなく胃にも存在することが、2006年に味の素の生命科学研究所によって発見された

ライバル企業 — 食品の掲載企業

同じ業界カテゴリ(食品)の掲載企業です。数字は各社の対象期が異なる場合があるため、各社のページで対象期とあわせて確認してください。

企業売上高営業利益率ROE平均年収
味の素東証プライム1兆5,837億円—17.7%—
アサヒグループホールディングス東証プライム2兆8,947億円6.4%4.3%1,335.2万円
キリンホールディングス東証プライム2兆4,334億円8.6%12%998.6万円
明治ホールディングス東証プライム1兆1,737億円7.9%4.6%938万円
日清食品ホールディングス東証プライム7,881億円7.9%9.1%842.5万円

よくある質問

味の素の「事業利益」と営業利益は違うのですか?

はい。事業利益は売上高から売上原価、販売費、研究開発費、一般管理費を控除し持分法による損益を加えた会社独自の段階利益で、その他の営業収益・費用を含みません(決算短信の注記)。本ページの利益欄にはこの事業利益を入れています。

最新の売上高はいくらですか?

2026年3月期の連結売上高は1,583,719百万円です(有価証券報告書ベースの財務集計で確認)。

平均年収はいくらですか?

今回の調査では、最新の提出会社単体の平均年間給与を一次資料で確認できなかったため、数値は掲載していません。平均年齢44.3歳・平均勤続年数19.4年は第147期有価証券報告書の引用値です。

味の素のROE(自己資本利益率)は?

2026年3月期のROEは17.7%です(出典: 2026年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)(TDnet開示PDF))。

味の素の自己資本比率は?

2026年3月期の自己資本比率は42.5%です(出典: 2026年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)(TDnet開示PDF))。

味の素は実質無借金ですか?

2026年3月期の有利子負債は4,214億円、現金及び現金同等物は1,067億円です。このサイトの判定(有利子負債<現金及び現金同等物)では実質無借金にはあたりません(出典: 2026年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)(TDnet開示PDF))。

出典・確認日(5件)

このページの最終確認日は 2026/10/31 です。数値が変わる資料(決算・有報)は、新しい発表を確認し次第差し替えます。出典は折りたたんでいますが、構造化データにも出典つきで保持しています。