特集ページサービス業東証スタンダード証券コード 2183

リニカルの業績・歴史・IR要約

Linical Co., Ltd. ・ 証券コード 2183 ・ 確認日 2026/10/31

日米欧亜に展開するCRO専業。2026年3月期は欧州のれん減損で赤字転落、受注残112億円を抱え再建へ

3行でわかるリニカル

  1. 医薬品・医療機器の臨床開発を支援するCRO(開発業務受託機関)専業で、日本・米国・欧州・アジアに連結子会社18社を展開する(2026年3月期決算短信)。
  2. 2026年3月期は売上高8,665百万円、営業利益△2,073百万円、親会社株主に帰属する当期純利益△3,329百万円。欧州子会社ののれん等に減損損失989百万円を計上した(決算短信)。
  3. 2027年3月期は売上高10,680百万円、営業利益256百万円、当期純利益180百万円の黒字転換を予想。2026年5月15日時点の受注残高は112億円(決算短信)。

IRかんたん要約 — 2026年3月期 決算の要約

2026年3月期
  • 売上高8,665百万円、営業利益△2,073百万円、経常利益△2,023百万円、親会社株主に帰属する当期純利益△3,329百万円、1株当たり当期純利益△147.41円、ROE△59.3%
  • 欧州子会社ののれん829,984千円と日本の事業用資産159,170千円について、合計989百万円の減損損失を特別損失に計上
  • 自己資本比率33.1%、総資産11,999百万円、自己資本3,976百万円。現金及び現金同等物の期末残高は5,204百万円
  • 2027年3月期の予想は売上高10,680百万円、営業利益256百万円、当期純利益180百万円。年間配当は8円を予想。受注残高は112億円(2026年5月15日時点)

出典: 株式会社リニカル 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年5月15日発表) (2026/10/31確認)。予想を含む項目は、発表時点の見通しとして記載しています。

数字で見るリニカル

売上高87億円2026年3月期
営業利益-21億円2026年3月期
当期利益-33億円2026年3月期

確認できていない項目(平均年収など)は、推定で埋めずに表示していません。各数値の出典はページ末尾の「出典・確認日」にまとめています。

経営データ — 収益性・健全性・配当

営業利益率
-23.9%
2026年3月期 ・ 0〜60%の目盛り
ROE(自己資本利益率)
-59.3%
2026年3月期 ・ 0〜40%の目盛り
自己資本比率
33.1%
2026年3月期 ・ 0〜100%の目盛り

ゲージの目盛りは指標ごとに固定です(営業利益率0〜60%、ROE 0〜40%、自己資本比率0〜100%)。ROE・自己資本比率は決算短信等の開示値、営業利益率は売上と営業利益から算出した派生値です。

有利子負債と現金(2026年3月期)

有利子負債の算入範囲: 短期借入金950,000千円+1年内返済予定の長期借入金400,008千円+長期借入金699,934千円+リース債務(固定負債)200,373千円=2,250,315千円(2026年3月期決算短信の連結貸借対照表)。流動負債に独立掲記のリース債務はない

実質無借金: 有利子負債が現金及び現金同等物を下回っています(このサイトの判定式: 有利子負債 < 現金及び現金同等物)

総資産120億円2026年3月期
自己資本40億円2026年3月期
年間配当(1株当たり)8円2026年3月期

業績予想 — 2027年3月期 通期予想(決算短信)

売上高:実績と通期予想

予想は直近の本決算短信に記載された会社予想です。実績値との比較のために並べています。

売上高(予想)107億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
営業利益(予想)3億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
当期利益(予想)2億円2027年3月期 通期予想(決算短信)

業績予想は決算短信の発表時点の見通しで、実際の結果とは異なる場合があります。

株価・市場データ(参考値)

株価200円2026-10-30時点
時価総額45億円2026-10-30時点
配当利回り4%2026-10-30時点

2026-10-30時点の参考値です(出典: kabu-shodou.net(2026-10-30終値))。株価は日々変動します。

成り立ち — 年表

  1. 2005

    藤沢薬品工業(現・アステラス製薬)で免疫抑制剤等の開発に携わってきたメンバーを中心に、大阪で株式会社リニカルを設立

  2. 2008

    米国カリフォルニア州に全額出資子会社LINICAL USA, INC.を設立し、米国進出を支援する体制を構築

事業とシェア

各事業の詳しい説明は折りたたんでいます。事業名をタップすると開きます。

CRO事業

医薬品・医療機器・再生医療等製品の臨床試験(治験)の実施を製薬企業から受託する事業。がん・中枢神経系(CNS)など難易度の高い領域を手がける。現在はCRO事業の単一セグメント(決算短信)

育薬事業

製造販売後の臨床研究・調査や医薬品のマーケティング業務を受託する事業(決算短信の企業集団の状況)

創薬支援事業

製薬企業の創薬段階の取り組みを支援する事業(決算短信の企業集団の状況)

市場シェアは、出典を明示できる調査が確認できていないため掲載していません。

グループ・子会社・海外展開

子会社・関連会社(連結子会社など 18社)

  • LINICAL USA, INC.
  • Accelovance America, Inc.
  • LINICAL Europe Holding GmbH
  • LINICAL Europe GmbH
  • LINICAL KOREA CO., LTD.
  • 立力科(上海)医薬科技有限公司

出典: 株式会社リニカル 2026年3月期 決算短信(関係会社の状況)。主要な子会社のみ抜粋しています。

海外展開

2026年3月期の売上高の地域別内訳は日本3,455百万円、米国1,993百万円、欧州2,195百万円、アジア1,022百万円。連結子会社は米国2社、欧州11社、アジア5社の計18社(決算短信)

特徴

  • CRO事業の単一セグメント。

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    2026年3月期の地域別売上高は日本3,455百万円、米国1,993百万円、欧州2,195百万円、アジア1,022百万円

  • 連結子会社は18社で

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    すべて100%出資(米国2社・欧州11社・アジア5社)

  • 2026年3月期に欧州のれん等989百万円の減損損失を計上し

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    当期純損失3,329百万円

  • 自己資本比率33.1%

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    現金及び現金同等物の期末残高5,204百万円(2026年3月期末)

トホホな失敗と、そこからの教訓

欧州子会社ののれん減損で大幅な最終赤字

2026年3月期に、欧州事業の収益性低下を受けて欧州子会社ののれん829,984千円と日本の事業用資産159,170千円について合計989百万円の減損損失を特別損失に計上。営業損失2,073百万円、親会社株主に帰属する当期純損失3,329百万円となり、自己資本比率は33.1%まで低下した(決算短信)

読み方: 海外買収で積み上がったのれんは、買収先の収益悪化時に一括減損のリスクとなる。買収価格の規律と買収後の収益モニタリングの重要性を示す事例となった

出典: undefined (2026/10/31確認)

ライバル企業 — サービス業の掲載企業

同じ業界カテゴリ(サービス業)の掲載企業です。数字は各社の対象期が異なる場合があるため、各社のページで対象期とあわせて確認してください。

企業売上高営業利益率ROE平均年収
リニカル東証スタンダード87億円-23.9%-59.3%—
アドウェイズ東証スタンダード————
イオンファンタジー東証プライム933億円6.6%——
株式会社エアトリ東証プライム281億円11%——
オールアバウト東証スタンダード155億円———
ALSOK東証プライム5,970億円7.9%9.2%622.1万円
アルプス技研東証プライム527億円———

よくある質問

リニカルの配当はいくらですか?

2026年3月期の年間配当は期末8円(中間配当なし)です。当期は赤字のため配当性向は算定されていません。2027年3月期も8円を予想しています(決算短信)。

2026年3月期に大幅な赤字となった理由は何ですか?

欧州子会社ののれん829,984千円と日本の事業用資産159,170千円について、合計989百万円の減損損失を計上したことが主因です。営業損失は2,073百万円でした(2026年3月期決算短信)。

受注残高はどのくらいありますか?

2026年5月15日時点で112億円です。2027年3月期は売上高10,680百万円、営業利益256百万円、当期純利益180百万円と黒字転換を予想しています(決算短信)。

リニカルのROE(自己資本利益率)は?

2026年3月期のROEは-59.3%です(出典: 株式会社リニカル 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(TDnet))。

リニカルの自己資本比率は?

2026年3月期の自己資本比率は33.1%です(出典: 株式会社リニカル 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(TDnet))。

リニカルは実質無借金ですか?

2026年3月期の有利子負債は23億円、現金及び現金同等物は52億円で、有利子負債が現金を下回るため、このサイトの判定(有利子負債<現金及び現金同等物)では実質無借金にあたります(出典: 株式会社リニカル 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(TDnet))。

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出典・確認日(3件)

このページの最終確認日は 2026/10/31 です。数値が変わる資料(決算・有報)は、新しい発表を確認し次第差し替えます。出典は折りたたんでいますが、構造化データにも出典つきで保持しています。