地域別の最大セグメントは欧州・米州で、連結売上高の約46%(298,997百万円)を占める。日本の紙商社でありながら海外売上高が過半という体制になっている
KPPグループホールディングスの業績・歴史・IR要約
KPP Group Holdings Co., Ltd. ・ 証券コード 9274 ・ 確認日 2026/10/31
国際紙パルプ商事を中核に、世界規模で紙・包装資材を扱う専門商社グループ
3行でわかるKPPグループホールディングス
- KPPグループホールディングスは、製紙原料と紙・板紙の専門商社である国際紙パルプ商事を中核とする持株会社で、欧州のAntalis、アジア太平洋のSpicersなど世界各地に拠点を持つ。
- ペーパー事業に加え、パッケージング、ビジュアルコミュニケーション、古紙・パルプ、化成品などを展開し、海外売上高が過半を占めるグローバルな事業構成が特徴である。
- 2026年3月期の売上高は6,503億6,800万円、営業利益は100億7,500万円。第4次中期経営計画では2028年3月期に営業利益200億円を目指す。
IRかんたん要約 — 2026年3月期 決算の要約
- 売上高は前期比2.9%減の650,368百万円、営業利益は前期比36.3%増の10,075百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は5,618百万円、EBITDAは23,433百万円、ROEは6.4%となった
- 地域別セグメントでは北東アジアが売上高285,189百万円・営業利益1,872百万円、欧州・米州が売上高298,997百万円・営業利益5,818百万円、アジアパシフィックが売上高64,659百万円・営業利益2,807百万円で、海外が利益を牽引した
- 年間配当は36円(中間・期末各18円)で、2027年3月期は40円への増配を予想する。自己資本比率は23.9%だった
- 2027年3月期は売上高710,000百万円、営業利益11,000百万円、経常利益6,500百万円、純利益5,000百万円を予想する
出典: 2026年3月期 通期決算説明資料(2026年5月20日) (2026/10/31確認)。予想を含む項目は、発表時点の見通しとして記載しています。
数字で見るKPPグループホールディングス
確認できていない項目(平均年収など)は、推定で埋めずに表示していません。各数値の出典はページ末尾の「出典・確認日」にまとめています。
経営データ — 収益性・健全性・配当
- 配当41.2%
- 内部留保など58.8%
ゲージの目盛りは指標ごとに固定です(営業利益率0〜60%、ROE 0〜40%、自己資本比率0〜100%)。ROE・自己資本比率は決算短信等の開示値、営業利益率は売上と営業利益から算出した派生値です。
有利子負債の算入範囲: 2026年3月末の決算説明資料のBS要約(百万円単位)より、短期借入金等(コマーシャル・ペーパーを含む)69,443百万円+長期借入金等(社債を含む)27,298百万円+長期リース債務31,745百万円。流動リース債務は要約で切り分けできないため含まない
有利子負債が現金及び現金同等物を上回っています(判定式: 有利子負債 < 現金及び現金同等物 の場合は実質無借金と表示)
業績予想 — 2027年3月期 通期予想(決算短信)
予想は直近の本決算短信に記載された会社予想です。実績値との比較のために並べています。
業績予想は決算短信の発表時点の見通しで、実際の結果とは異なる場合があります。
株価・市場データ(参考値)
2026-10-30時点の参考値です(出典: Finnhub集計(2026-10-30終値1,144円、時価総額689.9億円)。PERは株価÷2026年3月期EPS87.455円、配当利回りは年間配当36円÷株価で算出した参考値)。株価は日々変動します。
成り立ち — 年表
- 2025
Spicers傘下のSignet(豪州)がABL Distribution社の事業を譲受
- 2025
Antalis(欧州)がオランダのTexo Trade Services社を取得
- 2026
シナネンエコワーク(現・KPPエコワークス)の株式を取得し、廃棄物燃料化事業へ参入
事業とシェア
- ペーパー事業62.5%3,767億円
- パッケージング事業20.7%1,248億円
- ビジュアルコミュニケーション事業9.6%581億円
- 古紙・パルプ事業7.2%434億円
構成比は、事業別売上高を確認できた事業の合計を100%として算出したものです(連結売上高に対する割合とは異なる場合があります)。金額は各事業の売上高で、対象期・出典は下記の各事業の説明に記載しています。
各事業の詳しい説明は折りたたんでいます。事業名をタップすると開きます。
ペーパー事業売上構成比 62.5%
紙・板紙(洋紙、板紙、特殊紙、家庭紙など)の販売が中核。地域別では北東アジア(国際紙パルプ商事)、欧州・米州(Antalis)、アジアパシフィック(Spicers)の3極体制で展開する
- 規模・シェアなど
- 2026年3月期の売上高376,664百万円(経営管理ベース)
パッケージング事業売上構成比 20.7%
段ボール原紙・加工品、軟包装材などの包装資材の販売
- 規模・シェアなど
- 2026年3月期の売上高124,790百万円(経営管理ベース)
ビジュアルコミュニケーション事業売上構成比 9.6%
サイン・ディスプレイ用のメディアや機材など、視覚表現に関わる素材・製品の販売
- 規模・シェアなど
- 2026年3月期の売上高58,069百万円(経営管理ベース)
古紙・パルプ事業売上構成比 7.2%
製紙原料である古紙・パルプの調達と販売。資源循環の上流を担う
- 規模・シェアなど
- 2026年3月期の売上高43,437百万円(経営管理ベース)
市場シェアは、出典を明示できる調査が確認できていないため掲載していません。
グループ・子会社・海外展開
海外展開
2026年3月期の地域別売上高は欧州・米州298,997百万円、アジアパシフィック64,659百万円で、海外売上高が連結売上高の過半を占める。欧州のAntalis、アジア太平洋のSpicersを中核会社とする
今後の計画 — 第4次中期経営計画
- 営業利益200億円(2028年3月期)
- EBITDA 320億円
- ROE 8.0%以上
- 自己資本比率20〜25%
- 連結配当性向30%目処(株主資本配当率DOE下限3.0%)
出典: 2026年3月期 通期決算説明資料。計画・目標は会社発表時点のもので、達成を保証するものではありません。
特徴
欧州のAntalis
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アジア太平洋のSpicersなど海外の大手紙商社を傘下に持ち、欧州・米州とアジアパシフィックで連結売上高の過半を稼ぐグローバル体制
紙の販売に加え、パッケージング
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ビジュアルコミュニケーション、古紙・パルプ、化成品(プラスチックフィルム等の機能材)へ領域を広げる
2026年には廃棄物燃料化事業へ参入するなど
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環境・資源循環分野へも進出している
企業トリビア
ライバル企業 — 卸売業・総合商社の掲載企業
同じ業界カテゴリ(卸売業・総合商社)の掲載企業です。数字は各社の対象期が異なる場合があるため、各社のページで対象期とあわせて確認してください。
| 企業 | 売上高 | 営業利益率 | ROE | 平均年収 |
|---|---|---|---|---|
| KPPグループホールディングス東証プライム | 6,504億円 | 1.5% | 6.4% | — |
| 伊藤忠商事東証プライム | 14兆8,231億円 | 4.7% | 14.6% | 1,991万円 |
| あいホールディングス東証プライム | 850億円 | 12.7% | 10.5% | 602万円 |
| アルコニックス東証プライム | 2,197億円 | 4.4% | 9.6% | 953万円 |
| アルフレッサ ホールディングス東証プライム | 3兆1,041億円 | 1.2% | 8.4% | 839万円 |
| あらた東証プライム | 1兆47億円 | 1.3% | 8.4% | 619万円 |
| アズワン東証プライム | 1,107億円 | 11.6% | 13.3% | 712.3万円 |
よくある質問
KPPグループの主力事業は何ですか
紙・板紙の販売(ペーパー事業)です。2026年3月期の売上高は経営管理ベースで376,664百万円でした。このほかパッケージング124,790百万円、ビジュアルコミュニケーション58,069百万円、古紙・パルプ43,437百万円などを展開しています。
海外事業の比率はどのくらいですか
2026年3月期の地域別売上高では欧州・米州が298,997百万円、アジアパシフィックが64,659百万円で、海外が連結売上高の過半を占めます。利益面でも欧州・米州の営業利益5,818百万円が最大です。
配当の水準は
2026年3月期の年間配当は36円(EPS87.455円に対する配当性向約41%)、2027年3月期は40円への増配を予想しています。中期経営計画では連結配当性向30%目処と株主資本配当率(DOE)下限3.0%を掲げています。
KPPグループホールディングスのROE(自己資本利益率)は?
2026年3月期のROEは6.4%です(出典: 2026年3月期 通期決算説明資料(2026年5月20日))。
KPPグループホールディングスの自己資本比率は?
2026年3月期の自己資本比率は23.9%です(出典: 2026年3月期 通期決算説明資料(2026年5月20日))。
KPPグループホールディングスは実質無借金ですか?
2026年3月期の有利子負債は1,285億円、現金及び現金同等物は126億円です。このサイトの判定(有利子負債<現金及び現金同等物)では実質無借金にはあたりません(出典: 2026年3月期 通期決算説明資料(2026年5月20日))。
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出典・確認日(2件)
このページの最終確認日は 2026/10/31 です。数値が変わる資料(決算・有報)は、新しい発表を確認し次第差し替えます。出典は折りたたんでいますが、構造化データにも出典つきで保持しています。