特集ページ食品東証プライム証券コード 2264

森永乳業の業績・歴史・IR要約

MORINAGA MILK INDUSTRY CO., LTD. ・ 証券コード 2264 ・ 確認日 2026/10/31

ビヒダス、ピノ、マウントレーニアの乳業大手。ドイツ子会社MILEIが利益の半分を稼ぐ構造に

3行でわかる森永乳業

  1. 森永乳業は1917年創業の乳業大手で、ビヒダス、ピノ、マウントレーニアなどのブランドと、ビフィズス菌の菌体事業を持つ。
  2. 2026年3月期は営業利益345億円と過去最高益を達成。ドイツのMILEI GmbHを中心に海外事業が営業利益の約半分を稼ぐ構造になった。
  3. 配当性向目標を40%へ引き上げ株主還元を強化する一方、2027年3月期は中東情勢の影響を織り込み減益予想としている。

IRかんたん要約 — 2026年3月期 決算の要約

2026年3月期
  • 売上高は571,458百万円(前期比1.8%増)、営業利益は34,479百万円(同16.3%増)と過去最高益を達成した
  • 海外事業は売上高87,474百万円(同25.1%増)、営業利益16,997百万円と大幅増益。営業利益の構成比は49%に達し、国内事業の減益を補った
  • 国内事業は生乳取引価格の引き上げや各種コスト増に価格改定で対応したが、売上数量の減少で減益となった
  • 営業キャッシュ・フローは35,716百万円と前期のマイナスから黒字転換。約100億円の自己株式取得と消却を実施した
  • 2027年3月期の通期予想は売上高580,000百万円、営業利益32,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益20,000百万円。中東情勢による営業利益への減益影響40億円を織り込んでいる

出典: 2026年3月期 決算短信(2026年5月13日開示、TDNet開示PDF)に基づく要約 (2026/10/31確認)。予想を含む項目は、発表時点の見通しとして記載しています。

数字で見る森永乳業

売上高5,715億円2026年3月期
営業利益345億円2026年3月期
当期利益226億円2026年3月期
平均年収799万円2026年3月期(提出会社単体の平均年間給与)
平均年齢40.2歳2026年3月期(提出会社単体)
平均勤続年数16.6年2026年3月期(提出会社単体)
従業員数(連結)7,345人連結従業員数(2026年3月期)

確認できていない項目(平均年収など)は、推定で埋めずに表示していません。各数値の出典はページ末尾の「出典・確認日」にまとめています。

経営データ — 収益性・健全性・配当

営業利益率
6%
2026年3月期 ・ 0〜60%の目盛り
ROE(自己資本利益率)
8.4%
2026年3月期 ・ 0〜40%の目盛り
自己資本比率
50.2%
2026年3月期 ・ 0〜100%の目盛り
配当性向(2026年3月期)
配当性向36.2%
  • 配当36.2%
  • 内部留保など63.8%

ゲージの目盛りは指標ごとに固定です(営業利益率0〜60%、ROE 0〜40%、自己資本比率0〜100%)。ROE・自己資本比率は決算短信等の開示値、営業利益率は売上と営業利益から算出した派生値です。

有利子負債と現金(2026年3月期)

有利子負債の算入範囲: 短期借入金3,035+1年内返済予定の長期借入金4,346+コマーシャル・ペーパー10,000+社債70,000+長期借入金29,889(リース債務を除く。決算短信の連結貸借対照表)

有利子負債が現金及び現金同等物を上回っています(判定式: 有利子負債 < 現金及び現金同等物 の場合は実質無借金と表示)

総資産5,471億円2026年3月期
自己資本2,747億円2026年3月期
年間配当(1株当たり)100円2026年3月期

業績予想 — 2027年3月期 通期予想(決算短信)

売上高:実績と通期予想

予想は直近の本決算短信に記載された会社予想です。実績値との比較のために並べています。

売上高(予想)5,800億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
営業利益(予想)320億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
当期利益(予想)200億円2027年3月期 通期予想(決算短信)

業績予想は決算短信の発表時点の見通しで、実際の結果とは異なる場合があります。

株価・市場データ(参考値)

株価1,092円2026-10-30時点
PER15.82倍2026-10-30時点
時価総額3,764億円2026-10-30時点
配当利回り2.28%2026-10-30時点

2026-10-30時点の参考値です(出典: みんかぶ)。株価は日々変動します。

成り立ち — 年表

  1. 1917年

    日本煉乳株式会社を設立(創業)。1919年に小缶煉乳「森永ミルク」を発売

  2. 1949年

    森永製菓との合併・分離を経て、現在の森永乳業株式会社を設立

  3. 1954年

    東京証券取引所に株式上場

  4. 1961年

    粉末クリーム「クリープ」を発売

  5. 1977年

    「森永ビヒダス」(ビフィズス菌入り乳製品)を発売

  6. 1993年

    「マウントレーニア カフェラッテ」を発売

  7. 2012年

    ドイツのMILEI GmbHの株式を追加取得し完全子会社化

  8. 2017年

    創業100周年

事業とシェア

事業別売上高の構成比(2026年3月期)
売上構成3事業
  • 食品事業81.8%5,477億円
  • 海外事業(食品事業の内訳)13.1%875億円
  • その他の事業5.1%340億円

構成比は、事業別売上高を確認できた事業の合計を100%として算出したものです(連結売上高に対する割合とは異なる場合があります)。金額は各事業の売上高で、対象期・出典は下記の各事業の説明に記載しています。

各事業の詳しい説明は折りたたんでいます。事業名をタップすると開きます。

食品事業

市乳、乳製品、アイスクリーム、飲料など。セグメント利益458億円。中計の分野別では成長分野(ヨーグルト、アイス、菌体、海外育児用ミルク)が売上高1,245億円、基幹分野が3,650億円。

規模・シェアなど
売上高5,477億円(セグメント間取引を含む)
海外事業(食品事業の内訳)

ドイツのMILEI GmbHがホエイたんぱく市況の高止まりで大幅増益となり、海外事業の営業利益は全体の49%を占めた。海外売上高比率は15.3%。菌体やパキスタンの育児用ミルクも拡大した。

規模・シェアなど
売上高875億円・営業利益170億円
その他の事業

飼料、プラント設備の設計施工、ペットフード等。セグメント利益36億円。

規模・シェアなど
売上高340億円(セグメント間取引を含む)

市場シェアは、出典を明示できる調査が確認できていないため掲載していません。

グループ・子会社・海外展開

子会社・関連会社(連結子会社など 32社)

  • 森永乳業販売
  • エムケーチーズ
  • 東北森永乳業
  • 森永乳業クリニコ
  • MILEI GmbH
  • Morinaga Nutritional Foods, Inc.
  • NutriCo Morinaga (Private) Limited

出典: 会社概要資料(公式サイト、2026年3月31日現在)・有価証券報告書 関係会社の状況。主要な子会社のみ抜粋しています。

海外展開

出典:

今後の計画 —

    出典: 。計画・目標は会社発表時点のもので、達成を保証するものではありません。

    特徴

    • 1917年に日本煉乳として創業した乳業大手。

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      ビヒダス、ピノ、MOW、パルテノ、マウントレーニア等のブランドを持つ

    • ドイツの原料乳製品メーカーMILEI GmbHが大黒柱となり

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      2026年3月期は海外事業が営業利益の49%を占めた

    • ビフィズス菌などの「菌体」事業は最も付加価値の高い素材事業で

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      売上高は直近8年で約3倍に成長

    • 2026年3月期の営業利益は345億円と過去最高。

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      配当性向目標を40%に引き上げ、約100億円の自己株式取得・消却も実施

    • 2026年7月に1株→4株の株式分割を実施。

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      中計最終年度(2029年3月期)目標は売上高6,300億円・営業利益440億円・ROE10%

    トホホな失敗と、そこからの教訓

    2025年3月期は、海外子会社の減損損失など約201億円の特別損失を計上したことなどから、親会社株主に帰属する当期純利益が前期比91.1%減の54億5,900万円まで落ち込んだ。2026年3月期はMILEI GmbHを中心とする海外事業の回復で営業利益が過去最高となったが、米国事業など海外子会社の収益体質にはなお課題が残る。

    読み方:

    出典: undefined (2026/10/31確認)

    企業トリビア

    1993年、低リンミルク「L.P.K」が特定保健用食品(トクホ)の第1号として許可を受けた。日本のトクホ制度の第1号は森永乳業の製品である。

    森永乳業と森永製菓はもともと一体だった。1920年に森永製菓と合併して同社の煉乳部となり、1927年に分離、1949年に現在の森永乳業として設立された経緯を持つ。

    ライバル企業 — 食品の掲載企業

    同じ業界カテゴリ(食品)の掲載企業です。数字は各社の対象期が異なる場合があるため、各社のページで対象期とあわせて確認してください。

    企業売上高営業利益率ROE平均年収
    森永乳業東証プライム5,715億円6%8.4%799万円
    味の素東証プライム1兆5,837億円—17.7%—
    アサヒグループホールディングス東証プライム2兆8,947億円6.4%4.3%1,335.2万円
    カルビー東証プライム3,402億円7.7%8.3%686万円
    コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス株式会社東証プライム8,938億円-8.1%-12%—
    江崎グリコ東証プライム3,614億円2.4%1.8%860万円
    不二製油東証プライム7,723億円3.9%5%833万円

    よくある質問

    森永乳業の最新の売上高・利益はいくらですか?

    2026年3月期の連結売上高は5,714億5,800万円(前期比1.8%増)、営業利益は344億7,900万円(同16.3%増)で過去最高益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は225億9,900万円(同313.9%増)です(2026年3月期決算短信)。

    配当金はいくらですか?

    2026年3月期の年間配当は100円(中間45円+期末55円)で、配当性向は36.2%です。2026年7月に1株を4株に分割したため、2027年3月期は分割後の25円(分割前換算100円)で同額を予定しています(2026年3月期決算短信)。

    平均年収や従業員数はどのくらいですか?

    提出会社(単体)の平均年間給与は799万598円、平均年齢40.2歳、平均勤続年数16.6年です。連結従業員数は7,345名です(2026年3月期有価証券報告書)。

    海外事業の規模はどのくらいですか?

    海外事業の売上高は874億7,400万円(前年比25.1%増)、営業利益は169億9,700万円で、連結営業利益の約49%を占めます。ドイツのMILEI GmbHがホエイたんぱく市況の好調でけん引しました(2026年3月期決算短信)。

    森永乳業のROE(自己資本利益率)は?

    2026年3月期のROEは8.4%です(出典: 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(TDNet開示PDF))。

    森永乳業の自己資本比率は?

    2026年3月期の自己資本比率は50.2%です(出典: 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(TDNet開示PDF))。

    森永乳業は実質無借金ですか?

    2026年3月期の有利子負債は1,173億円、現金及び現金同等物は261億円です。このサイトの判定(有利子負債<現金及び現金同等物)では実質無借金にはあたりません(出典: 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(TDNet開示PDF))。

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    出典・確認日(4件)

    このページの最終確認日は 2026/10/31 です。数値が変わる資料(決算・有報)は、新しい発表を確認し次第差し替えます。出典は折りたたんでいますが、構造化データにも出典つきで保持しています。