特集ページ食品東証プライム証券コード 2206

江崎グリコの業績・歴史・IR要約

Ezaki Glico Co., Ltd. ・ 証券コード 2206 ・ 確認日 2026/10/31

「一粒300メートル」のグリコとポッキーで知られる、大阪発の総合食品メーカー

3行でわかる江崎グリコ

  1. 江崎グリコは1922年に大阪で創業した総合食品メーカーで、ポッキー、ビスコ、プッチンプリン、アーモンド効果などロングセラーブランドを多数持つ。
  2. 2025年12月期は売上高3,614億円と過去最高を更新したが、原材料価格の上昇で営業利益は87億円(前期比21.0%減)にとどまり、乳業事業は71億円の営業赤字となった。
  3. 有利子負債はわずか1.5億円で自己資本比率は70.5%と財務は盤石。配当は年間95円を維持し、配当性向は120.1%に達した。

IRかんたん要約 — 2025年12月期 決算の要約

2025年12月期
  • 売上高は361,390百万円(前期比9.1%増)。前年にチルド商品出荷停止の影響を大きく受けた乳業事業・国内その他事業と海外事業が増収を牽引し、過去最高の売上高となった
  • 営業利益は8,736百万円(同21.0%減)。原材料価格変動による減益影響が136億7,900万円と大きく、売上原価率は1.2ポイント上昇した
  • 乳業事業は売上高66,492百万円(18.6%増)と回復したが7,145百万円の営業赤字。海外事業は売上高90,702百万円、セグメント利益8,234百万円と全体を支えた
  • 営業キャッシュ・フローは27,279百万円(前期1,812百万円)と大きく回復。現金及び現金同等物は64,737百万円
  • 2026年12月期の業績予想は2026年8月5日に修正され、売上高3,900億円、営業利益120億円、親会社株主に帰属する当期純利益90億円となった。配当は年間95円を継続予想

出典: 2025年12月期 決算短信(2026年2月13日開示)および2026年8月5日の業績予想修正に基づく要約 (2026/10/31確認)。予想を含む項目は、発表時点の見通しとして記載しています。

数字で見る江崎グリコ

売上高3,614億円2025年12月期
営業利益87億円2025年12月期
当期利益50億円2025年12月期
平均年収860万円2025年12月期(提出会社単体の平均年間給与)
平均年齢43.7歳2025年12月期(提出会社単体)
平均勤続年数13.4年2025年12月期(提出会社単体)
従業員数(連結)5,588人連結従業員数(2025年12月期)

確認できていない項目(平均年収など)は、推定で埋めずに表示していません。各数値の出典はページ末尾の「出典・確認日」にまとめています。

経営データ — 収益性・健全性・配当

営業利益率
2.4%
2025年12月期 ・ 0〜60%の目盛り
ROE(自己資本利益率)
1.8%
2025年12月期 ・ 0〜40%の目盛り
自己資本比率
70.5%
2025年12月期 ・ 0〜100%の目盛り

ゲージの目盛りは指標ごとに固定です(営業利益率0〜60%、ROE 0〜40%、自己資本比率0〜100%)。ROE・自己資本比率は決算短信等の開示値、営業利益率は売上と営業利益から算出した派生値です。

有利子負債と現金(2025年12月期)

有利子負債の算入範囲: 短期借入金46+長期借入金108(リース債務を除く。有価証券報告書の借入金等明細表)

実質無借金: 有利子負債が現金及び現金同等物を下回っています(このサイトの判定式: 有利子負債 < 現金及び現金同等物)

総資産3,941億円2025年12月期
自己資本2,779億円2025年12月期
年間配当(1株当たり)95円2025年12月期
配当性向120.1%2025年12月期

業績予想 — 2026年12月期 通期予想(決算短信)

売上高:実績と通期予想

予想は直近の本決算短信に記載された会社予想です。実績値との比較のために並べています。

売上高(予想)3,900億円2026年12月期 通期予想(決算短信)
営業利益(予想)120億円2026年12月期 通期予想(決算短信)
当期利益(予想)90億円2026年12月期 通期予想(決算短信)

業績予想は決算短信の発表時点の見通しで、実際の結果とは異なる場合があります。

株価・市場データ(参考値)

株価5,028円2026-10-30時点
PER63.54倍2026-10-30時点
時価総額3,443億円2026-10-30時点
配当利回り1.88%2026-10-30時点

2026-10-30時点の参考値です(出典: みんかぶ)。株価は日々変動します。

成り立ち — 年表

  1. 1921年

    創業者・江崎利一がグリコーゲンを成分とする栄養菓子グリコの製造販売を目的として合名会社江崎商店を創立

  2. 1922年

    大阪三越でグリコを発売。のちにこの2月11日を創立記念日と定める

  3. 1933年

    ビスコを創製し製造販売を開始

  4. 1943年

    江崎グリコ株式会社に商号変更

  5. 1954年

    大阪証券取引所に株式上場

  6. 1957年

    アイスクリームの製造販売を開始。翌1958年にチョコレートの製造販売を開始

  7. 2022年

    創立100周年を迎え、パーパス「すこやかな毎日、ゆたかな人生」を新たに制定

事業とシェア

事業別売上高の構成比(2025年12月期)
売上構成6事業
  • 海外事業24.9%907億円
  • 国内その他事業21.4%772億円
  • 乳業事業18.4%665億円
  • 栄養菓子事業18.3%660億円
  • 健康・食品事業13.3%479億円
  • 食品原料事業3.7%132億円

構成比は、事業別売上高を確認できた事業の合計を100%として算出したものです(連結売上高に対する割合とは異なる場合があります)。金額は各事業の売上高で、対象期・出典は下記の各事業の説明に記載しています。

各事業の詳しい説明は折りたたんでいます。事業名をタップすると開きます。

海外事業

中国・ASEAN・北米・欧州でポッキー等を販売する最大セグメントで、セグメント利益82億円と全体の利益を牽引する。2025年12月期は米国でポッキーとSUNAOの生産設備の減損損失786百万円を計上した。

規模・シェアなど
売上高907億円(外部顧客売上高)
国内その他事業

オフィスグリコやグリコチャネルクリエイト、直販等で構成される。前年のチルド商品出荷停止の影響からの回復で売上高は前年比14.6%増となった。

規模・シェアなど
売上高772億円(外部顧客売上高)
乳業事業

プッチンプリン、カフェオーレ、BifiXヨーグルト等の乳製品・洋生菓子。売上高は前年比18.6%増と回復したが、原材料価格上昇等で71億円の営業赤字となった。

規模・シェアなど
売上高665億円(外部顧客売上高)
栄養菓子事業

ポッキー、ビスコ、アーモンド効果等のチョコレート・ビスケット類。セグメント利益44億円。

規模・シェアなど
売上高660億円(外部顧客売上高)
健康・食品事業

SUNAO等の健康関連商品、レトルト食品、アイスクリーム等。売上高は増えたが15億円の営業赤字となった。

規模・シェアなど
売上高479億円(外部顧客売上高)
食品原料事業

デンプン・でん粉加工品、着色料等の食品原料を販売。セグメント利益23億円で利益率は高い。

規模・シェアなど
売上高132億円(外部顧客売上高)

市場シェアは、出典を明示できる調査が確認できていないため掲載していません。

グループ・子会社・海外展開

子会社・関連会社(連結子会社など 27社)

  • グリコマニュファクチャリングジャパン
  • グリコ栄養食品
  • グリコ乳業
  • グリコチャネルクリエイト
  • 上海江崎格力高食品
  • タイグリコ
  • Glico Asia Pacific
  • Ezaki Glico USA Corporation

出典: 有価証券報告書(企業の概況・関係会社の状況)。主要な子会社のみ抜粋しています。

海外展開

出典:

今後の計画 —

    出典: 。計画・目標は会社発表時点のもので、達成を保証するものではありません。

    特徴

    • 1922年、大阪三越で栄養菓子「グリコ」の販売を開始。

      続きを読む

      「一粒300メートル」のキャッチフレーズとゴールインマークで知られる

    • ポッキー、ビスコ

      続きを読む

      プッチンプリン、パピコ、アーモンド効果など、ロングセラーブランドを多数持つ

    • 2025年12月期は増収ながら原材料高で営業利益が21.0%減。

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      乳業事業は71億円の営業赤字

    • 有利子負債は1億5,400万円のみで

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      現金及び現金同等物647億円を大きく下回る実質無借金経営。自己資本比率は70.5%

    • 配当は年間95円を維持し

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      2025年12月期の配当性向は120.1%と純利益を上回る配当を実施

    トホホな失敗と、そこからの教訓

    2024年4月、基幹システムの更新に伴う障害でチルド製品の出荷が長期間停止し、乳業事業などを中心に大きな影響を受けた。2024年12月期は売上高が前年比0.4%減、営業利益が同40.6%減まで落ち込んだ。2025年12月期は乳業事業の売上高が18.6%増と回復したものの、乳業事業と健康・食品事業は営業赤字が続き、営業利益率も2.4%まで低下した。

    読み方:

    出典: undefined (2026/10/31確認)

    企業トリビア

    社名と商品名の「グリコ」は、牡蠣の煮汁に含まれる栄養素グリコーゲンに由来する。創業者・江崎利一が、チフスにかかった息子にグリコーゲンを与えて一命をとりとめた経験が商品化のきっかけになったと公式史に記されている。

    1927年には菓子のおまけ「豆玩具」を創案した。グリコのおまけ文化はこの時代から続いている。

    ライバル企業 — 食品の掲載企業

    同じ業界カテゴリ(食品)の掲載企業です。数字は各社の対象期が異なる場合があるため、各社のページで対象期とあわせて確認してください。

    企業売上高営業利益率ROE平均年収
    江崎グリコ東証プライム3,614億円2.4%1.8%860万円
    味の素東証プライム1兆5,837億円—17.7%—
    アサヒグループホールディングス東証プライム2兆8,947億円6.4%4.3%1,335.2万円
    カルビー東証プライム3,402億円7.7%8.3%686万円
    コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス株式会社東証プライム8,938億円-8.1%-12%—
    不二製油東証プライム7,723億円3.9%5%833万円
    ハウス食品グループ本社東証プライム3,170億円5.8%2.5%840万円

    よくある質問

    江崎グリコの最新の売上高・利益はいくらですか?

    2025年12月期の連結売上高は3,613億9,000万円(前年比9.1%増)、営業利益は87億3,600万円(同21.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は50億3,600万円(同37.9%減)でした。原材料価格の上昇で原価率が1.2ポイント悪化しました(2025年12月期決算短信)。

    配当金はいくらですか?

    2025年12月期の年間配当は95円(中間45円+期末50円)で、配当性向は120.1%でした。2026年12月期も年間95円を予想しています(2025年12月期決算短信・業績予想修正)。

    平均年収や従業員数はどのくらいですか?

    提出会社(単体)の平均年間給与は860万121円、平均年齢43.7歳、平均勤続年数13.4年です。連結従業員数は5,588名です(2025年12月期有価証券報告書)。

    海外事業の規模はどのくらいですか?

    海外事業は売上高907億200万円で全体の約25%を占め、中国・ASEAN・北米・欧州の19拠点で展開しています。セグメント利益は82億3,400万円と国内事業を上回ります(2025年12月期決算短信)。

    江崎グリコのROE(自己資本利益率)は?

    2025年12月期のROEは1.8%です(出典: 2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(公式サイト掲載PDF))。

    江崎グリコの自己資本比率は?

    2025年12月期の自己資本比率は70.5%です(出典: 2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(公式サイト掲載PDF))。

    江崎グリコは実質無借金ですか?

    2025年12月期の有利子負債は2億円、現金及び現金同等物は647億円で、有利子負債が現金を下回るため、このサイトの判定(有利子負債<現金及び現金同等物)では実質無借金にあたります(出典: 2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(公式サイト掲載PDF))。

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    出典・確認日(5件)

    このページの最終確認日は 2026/10/31 です。数値が変わる資料(決算・有報)は、新しい発表を確認し次第差し替えます。出典は折りたたんでいますが、構造化データにも出典つきで保持しています。