特集ページ非鉄金属東証プライム証券コード 5711

三菱マテリアルの業績・歴史・IR要約

Mitsubishi Materials Corporation ・ 証券コード 5711 ・ 確認日 2026/10/31

銅製錬・伸銅・超硬工具を擁する総合素材メーカー。2026年度から事業セグメントを新区分へ再編

3行でわかる三菱マテリアル

  1. 2026年3月期の売上高は1,844,053百万円↓ 前期比6.0%減だったが、営業利益60,502百万円(同63.0%増)、経常利益97,556百万円、親会社株主に帰属する当期純利益40,581百万円と増益だった(決算短信)。
  2. 金属事業が売上高940,464百万円・セグメント利益57,066百万円と最大で、高機能製品、加工(超硬製品)、再生可能エネルギー、その他の事業を展開する。
  3. 自己資本比率は24.5%。連結従業員数は17,591人、提出会社の平均年間給与は7,329千円(約733万円)(有価証券報告書)。

IRかんたん要約 — 2026年3月期 決算の要約

2026年3月期
  • 売上高1,844,053百万円↓ 前期比△6.0%、営業利益60,502百万円↑ 同+63.0%、経常利益97,556百万円、親会社株主に帰属する当期純利益40,581百万円。ROEは5.7%
  • セグメント利益(経常利益と調整を行うベース)は金属事業57,066百万円、高機能製品20,093百万円、加工事業14,980百万円。一方で減損損失30,335百万円を特別損失に計上した
  • 自己資本比率24.5%。有利子負債は借入金・社債・コマーシャルペーパーの合計652,070百万円
  • 2027年3月期は売上高1,990,000百万円、営業利益36,000百万円、経常利益73,000百万円、純利益49,000百万円を予想。年間配当は100円(配当性向32.2%)、次期は116円を予想

出典: 三菱マテリアル株式会社 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) (2026/10/31確認)。予想を含む項目は、発表時点の見通しとして記載しています。

数字で見る三菱マテリアル

売上高1兆8,441億円2026年3月期
営業利益605億円2026年3月期
当期利益406億円2026年3月期
平均年収733万円2026年3月期(提出会社単体の平均年間給与)
平均年齢43歳2026年3月期(提出会社単体)
平均勤続年数19年2026年3月期(提出会社単体)
従業員数(連結)17,591人連結従業員数(2026年3月期)

確認できていない項目(平均年収など)は、推定で埋めずに表示していません。各数値の出典はページ末尾の「出典・確認日」にまとめています。

経営データ — 収益性・健全性・配当

営業利益率
3.3%
2026年3月期 ・ 0〜60%の目盛り
ROE(自己資本利益率)
5.7%
2026年3月期 ・ 0〜40%の目盛り
自己資本比率
24.5%
2026年3月期 ・ 0〜100%の目盛り
配当性向(2026年3月期)
配当性向32.2%
  • 配当32.2%
  • 内部留保など67.8%

ゲージの目盛りは指標ごとに固定です(営業利益率0〜60%、ROE 0〜40%、自己資本比率0〜100%)。ROE・自己資本比率は決算短信等の開示値、営業利益率は売上と営業利益から算出した派生値です。

有利子負債と現金(2026年3月期)

有利子負債の算入範囲: 短期借入金281,845百万円+コマーシャル・ペーパー70,000百万円+1年内償還予定の社債30,000百万円+社債110,000百万円+長期借入金160,225百万円(連結貸借対照表。預り金地金・貸付け金地金は有利子負債に含めない)

有利子負債が現金及び現金同等物を上回っています(判定式: 有利子負債 < 現金及び現金同等物 の場合は実質無借金と表示)

総資産2兆9,997億円2026年3月期
自己資本7,361億円2026年3月期
年間配当(1株当たり)100円2026年3月期

業績予想 — 2027年3月期 通期予想(決算短信)

売上高:実績と通期予想

予想は直近の本決算短信に記載された会社予想です。実績値との比較のために並べています。

売上高(予想)1兆9,900億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
営業利益(予想)360億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
当期利益(予想)490億円2027年3月期 通期予想(決算短信)

業績予想は決算短信の発表時点の見通しで、実際の結果とは異なる場合があります。

株価・市場データ(参考値)

株価4,340円2026-10-30時点
PER13.97倍2026-10-30時点
時価総額5,707億円2026-10-30時点
配当利回り2.67%2026-10-30時点

2026-10-30時点の参考値です(出典: みんかぶ)。株価は日々変動します。

成り立ち — 年表

  1. 1871

    九十九商会が紀州新宮藩の炭鉱を租借し鉱業事業に着手

  2. 1918

    三菱鉱業株式会社を設立(三菱合資会社より鉱業関係の資産を継承)

  3. 1949

    三菱鉱業株式会社が東京証券取引所に上場

  4. 1990

    三菱金属と三菱鉱業セメントが合併し、三菱マテリアル株式会社に商号変更

  5. 2022

    セメント事業をUBE三菱セメントへ承継

  6. 2024

    ドイツのエイチ・シー・スタルク・ホールディング社の全株式を取得

事業とシェア

事業別売上高の構成比(2026年3月期)
売上構成5事業
  • 金属事業51.0%9,405億円
  • 高機能製品30.8%5,680億円
  • 加工事業12.5%2,306億円
  • 再生可能エネルギー事業0.3%62億円
  • その他の事業5.4%988億円

構成比は、事業別売上高を確認できた事業の合計を100%として算出したものです(連結売上高に対する割合とは異なる場合があります)。金額は各事業の売上高で、対象期・出典は下記の各事業の説明に記載しています。

各事業の詳しい説明は折りたたんでいます。事業名をタップすると開きます。

金属事業

銅・金・銀・鉛・錫・パラジウム等の製錬・販売と資源循環(リサイクル)の事業。セグメント利益は経常利益と調整を行うベース(決算短信・セグメント情報。売上高は外部顧客への売上高)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高940,464百万円、セグメント利益57,066百万円
高機能製品

伸銅品や電子材料などの高機能製品の製造・販売事業(決算短信・セグメント情報。セグメント利益は経常利益と調整を行うベース、売上高は外部顧客への売上高)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高567,972百万円、セグメント利益20,093百万円
加工事業

超硬製品(切削工具)などの加工事業(決算短信・セグメント情報。セグメント利益は経常利益と調整を行うベース、売上高は外部顧客への売上高)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高230,591百万円、セグメント利益14,980百万円
再生可能エネルギー事業

地熱発電・水力発電などの再生可能エネルギー事業(決算短信・セグメント情報。セグメント利益は経常利益と調整を行うベース、売上高は外部顧客への売上高)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高6,202百万円、セグメント利益802百万円
その他の事業

その他の事業(決算短信・セグメント情報。セグメント利益は経常利益と調整を行うベース、売上高は外部顧客への売上高)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高98,822百万円、セグメント利益14,856百万円

市場シェアは、出典を明示できる調査が確認できていないため掲載していません。

グループ・子会社・海外展開

子会社・関連会社(連結子会社など 98社)

  • 小名浜製錬株式会社
  • 三菱電線工業株式会社
  • 株式会社MOLDINO
  • エイチ・シー・スタルク・ホールディング社
  • 三菱マテリアルヨーロッパ社

出典: 三菱マテリアル 有価証券報告書(関係会社の状況。連結子会社は表に明記された21社と「その他77社」の計98社。なお「事業の内容」では子会社113社・関連会社24社と記載)。主要な子会社のみ抜粋しています。

海外展開

ドイツのエイチ・シー・スタルク・ホールディング社(タングステン事業)を2024年12月に買収したほか、三菱マテリアルヨーロッパ社など欧州・米州・アジアに製錬・加工・販売の子会社を持つ(有価証券報告書・関係会社の状況)

今後の計画 — 中期経営戦略(2026〜2028年度)

2026年度〜2028年度
  • 2028年度 ROE8%以上
  • 2028年度 ROIC7%以上
  • 2028年度 ネットD/Eレシオ0.5倍以下
  • 2028年度 ネット有利子負債/EBITDA倍率3.5倍以下

出典: 三菱マテリアル株式会社 有価証券報告書(経営方針)。計画・目標は会社発表時点のもので、達成を保証するものではありません。

特徴

  • 銅の製錬・リサイクルから伸銅品

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    超硬切削工具、地熱発電まで手がける総合素材メーカー

  • 2024年12月にドイツのタングステン事業会社エイチ・シー・スタルク・ホールディング

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    社の全株式を取得した

  • 2026年度からセグメント区分をマテリアル領域・プロダクト領域・資源事業・再生可能エネルギー

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    事業の新区分へ変更する

  • 中期経営戦略(2026〜2028年度)では2028年度にROE8%以上

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    ROIC7%以上を財務目標に掲げる

トホホな失敗と、そこからの教訓

減損損失303億円の計上(2026年3月期)

2026年3月期に高機能製品で20,361百万円、加工事業で7,451百万円など、合計30,335百万円の減損損失を特別損失に計上したほか、事業構造改革費用も発生した(決算短信)

出典: 三菱マテリアル株式会社 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) (2026/10/31確認)

企業トリビア

リサイクル金属のブランド「REMINE」を展開し、「循環をデザインする」を目指す姿に掲げている

ライバル企業 — 非鉄金属の掲載企業

同じ業界カテゴリ(非鉄金属)の掲載企業です。数字は各社の対象期が異なる場合があるため、各社のページで対象期とあわせて確認してください。

企業売上高営業利益率ROE平均年収
三菱マテリアル東証プライム1兆8,441億円3.3%5.7%733万円
AREホールディングス東証プライム5,700億円6.5%13.7%—
大紀アルミニウム工業所東証プライム3,311億円2.2%——
DOWAホールディングス東証プライム7,454億円4.6%14.6%831万円
古河機械金属東証プライム2,111億円5.4%9.2%—
古河電気工業東証プライム1兆3,076億円4.9%19.1%—
JX金属東証プライム8,846億円19.8%15.6%831万円

よくある質問

三菱マテリアルの平均年収はいくらですか?

2026年3月期の有価証券報告書では、提出会社の平均年間給与は7,329千円(約733万円)です。平均年齢43.0歳、平均勤続年数19.0年、単体従業員数5,084人、連結従業員数は17,591人と記載されています。

三菱マテリアルの配当はいくらですか?

2026年3月期の年間配当金は1株当たり100円(中間50円+期末50円)で、配当性向は32.2%です。2027年3月期は116円への増配を予想しています(決算短信)。

三菱マテリアルが2026年3月期に計上した減損損失とは?

2026年3月期に減損損失30,335百万円を特別損失に計上しました。高機能製品で20,361百万円、加工事業で7,451百万円などです(決算短信)。

三菱マテリアルのROE(自己資本利益率)は?

2026年3月期のROEは5.7%です(出典: 三菱マテリアル株式会社 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(公式IR PDF))。

三菱マテリアルの自己資本比率は?

2026年3月期の自己資本比率は24.5%です(出典: 三菱マテリアル株式会社 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(公式IR PDF))。

三菱マテリアルは実質無借金ですか?

2026年3月期の有利子負債は6,521億円、現金及び現金同等物は1,217億円です。このサイトの判定(有利子負債<現金及び現金同等物)では実質無借金にはあたりません(出典: 三菱マテリアル株式会社 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(公式IR PDF))。

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出典・確認日(4件)

このページの最終確認日は 2026/10/31 です。数値が変わる資料(決算・有報)は、新しい発表を確認し次第差し替えます。出典は折りたたんでいますが、構造化データにも出典つきで保持しています。