配当方針は「配当性向35%または1株当たり150円のいずれか高いほう」。2027年3月期の予想配当338円は、予想EPSの35%を切り上げた水準と説明されている
DOWAホールディングスの業績・歴史・IR要約
DOWA HOLDINGS CO., LTD. ・ 証券コード 5714 ・ 確認日 2026/10/31
小坂鉱山を源流に、製錬とリサイクルを一体で回す非鉄金属・資源循環グループの純粋持株会社
3行でわかるDOWAホールディングス
- 2026年3月期の売上高は745,410百万円↑ 前期比9.8%増、営業利益は34,192百万円、経常利益は54,325百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は62,458百万円と過去最高益を記録し、ROEは14.6%だった(決算短信)。藤田観光株式の一部譲渡による投資有価証券売却益約249億円を含む。
- 環境・リサイクル、製錬、電子材料、金属加工、熱処理の5事業を展開する純粋持株会社。秋田県の小坂・秋田製錬を核に、廃棄物処理からリサイクル・製錬・金属回収までを一体で回す複合コンビナートが特徴である。
- 自己資本比率は57.3%と高水準。連結従業員数は8,355人、提出会社の平均年間給与は約831万円(有価証券報告書)。
IRかんたん要約 — 2026年3月期 決算の要約
- 売上高745,410百万円↑ 前期比+9.8%、営業利益34,192百万円、経常利益54,325百万円、親会社株主に帰属する当期純利益62,458百万円と過去最高益。ROEは14.6%(会社公表)
- セグメント利益(経常利益ベース)は製錬約196億円、環境・リサイクル約165億円、金属加工約97億円、熱処理約27億円、電子材料約11億円(決算補足資料)
- 期末の総資産794,476百万円、自己資本455,564百万円、自己資本比率57.3%。現金及び現金同等物(期末残高)は49,276百万円、現金及び預金は51,225百万円
- 年間配当金は1株当たり368円(普通268円+特別100円)。2027年3月期の予想は売上高941,000百万円、営業利益530億円、経常利益800億円、親会社株主に帰属する当期純利益570億円、年間配当338円
出典: DOWAホールディングス株式会社 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(公式PDF原文)・決算補足資料 (2026/10/31確認)。予想を含む項目は、発表時点の見通しとして記載しています。
数字で見るDOWAホールディングス
確認できていない項目(平均年収など)は、推定で埋めずに表示していません。各数値の出典はページ末尾の「出典・確認日」にまとめています。
経営データ — 収益性・健全性・配当
- 配当35.1%
- 内部留保など64.9%
ゲージの目盛りは指標ごとに固定です(営業利益率0〜60%、ROE 0〜40%、自己資本比率0〜100%)。ROE・自己資本比率は決算短信等の開示値、営業利益率は売上と営業利益から算出した派生値です。
業績予想 — 2027年3月期 通期予想(決算短信)
予想は直近の本決算短信に記載された会社予想です。実績値との比較のために並べています。
業績予想は決算短信の発表時点の見通しで、実際の結果とは異なる場合があります。
株価・市場データ(参考値)
2026-10-30時点の参考値です(出典: Finnhub(5714.T、2026-10-30終値))。株価は日々変動します。
成り立ち — 年表
- 1884
藤田組が秋田県の小坂鉱山の払い下げを受ける(DOWAグループの源流)
- 1937
前身の藤田鉱業株式会社を設立(設立年月日1937年3月11日)
- 2006
同和鉱業からDOWAホールディングスへ商号変更し、純粋持株会社制へ移行
- 2026
藤田観光株式の一部を譲渡し、投資有価証券売却益約249億円を計上。売却資金は株主還元に優先的に充当する方針を公表
事業とシェア
- 環境・リサイクル25.9%2,271億円
- 製錬41.5%3,647億円
- 電子材料11.9%1,045億円
- 金属加工16.8%1,473億円
- 熱処理3.9%339億円
構成比は、事業別売上高を確認できた事業の合計を100%として算出したものです(連結売上高に対する割合とは異なる場合があります)。金額は各事業の売上高で、対象期・出典は下記の各事業の説明に記載しています。
各事業の詳しい説明は折りたたんでいます。事業名をタップすると開きます。
環境・リサイクル売上構成比 25.9%
廃棄物処理(焼却・溶融・低濃度PCB処理)、土壌浄化、家電リサイクル、東南アジアの廃棄物処理事業(決算補足資料)
- 規模・シェアなど
- 2026年3月期 売上高227,100百万円、セグメント利益16,500百万円(セグメント間取引含む。セグメント利益は経常利益ベース。決算補足資料の億円単位表示からの換算)
製錬売上構成比 41.5%
貴金属銅(小坂製錬)、亜鉛(秋田製錬)、使用済み触媒からの白金族回収(日本ピージーエム)など。メキシコのティサパ鉱山(持分39%)・ロス・ガトス鉱山(同30%)は持分法で取り込む(決算補足資料)
- 規模・シェアなど
- 2026年3月期 売上高364,700百万円、セグメント利益19,600百万円(セグメント間取引含む。セグメント利益は経常利益ベース。決算補足資料の億円単位表示からの換算)
電子材料売上構成比 11.9%
近赤外LED・フォトダイオード、銀粉、磁性粉、燃料電池向け複合酸化物粉などの製造・販売(決算補足資料)
- 規模・シェアなど
- 2026年3月期 売上高104,500百万円、セグメント利益1,100百万円(セグメント間取引含む。セグメント利益は経常利益ベース。決算補足資料の億円単位表示からの換算)
金属加工売上構成比 16.8%
自動車・情報通信向けコネクタ用伸銅品、めっき、回路基板などの製造・販売(決算補足資料)
- 規模・シェアなど
- 2026年3月期 売上高147,300百万円、セグメント利益9,700百万円(セグメント間取引含む。セグメント利益は経常利益ベース。決算補足資料の億円単位表示からの換算)
熱処理売上構成比 3.9%
自動車部品等の熱処理受託加工と工業炉の製造・販売(決算補足資料)
- 規模・シェアなど
- 2026年3月期 売上高33,900百万円、セグメント利益2,700百万円(セグメント間取引含む。セグメント利益は経常利益ベース。決算補足資料の億円単位表示からの換算)
市場シェアは、出典を明示できる調査が確認できていないため掲載していません。
グループ・子会社・海外展開
子会社・関連会社(連結子会社など 84社)
- DOWAメタルマイン株式会社
- 日本ピージーエム株式会社
出典: DOWAホールディングス 企業分析(一次資料に基づく転載。子会社84社・関連会社14社)。主要な子会社のみ抜粋しています。
海外展開
メキシコのティサパ鉱山(持分39%、亜鉛・銀・鉛)とロス・ガトス鉱山(同30%、銀・亜鉛・鉛)に持分法適用会社として参画するほか、環境・リサイクル事業でインドネシア・タイ・シンガポール・ミャンマーに廃棄物処理網を持つ(決算補足資料)
今後の計画 — 中期計画2027
- 経常利益600億円(前提:為替142円/ドル、銅9,000ドル/t、亜鉛2,600ドル/t)
- ROE10%
出典: DOWAホールディングス 経営戦略説明会資料(2026年5月25日)・決算補足資料(InfoJuggleの一次資料分析記事で確認)。計画・目標は会社発表時点のもので、達成を保証するものではありません。
特徴
2026年3月期の親会社株主に帰属する当期純利益は62,458百万円と過去最高。
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ROEは14.6%(会社公表)。藤田観光株式の一部譲渡による投資有価証券売却益約249億円を含む
自己資本比率57.3%
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自己資本455,564百万円。秋田県の小坂・秋田製錬を核に廃棄物処理から金属回収までを一体で回す「製錬・リサイクル複合コンビナート」を持つ
配当方針は「配当性向35%または1株当たり150円のいずれか高いほう」(中期計画2027)。
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2026年3月期配当は普通268円+特別100円の368円
メキシコのティサパ鉱山(持分39%)とロス・ガトス鉱山(同30%)の持分法投資損益は2026年3月期に合計約127億円と
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経常利益の大きな源泉になっている
企業トリビア
メキシコの2鉱山(ティサパ・ロス・ガトス)は12月決算のため、持分法投資損益は1四半期遅れで連結決算に反映される
ライバル企業 — 非鉄金属の掲載企業
同じ業界カテゴリ(非鉄金属)の掲載企業です。数字は各社の対象期が異なる場合があるため、各社のページで対象期とあわせて確認してください。
| 企業 | 売上高 | 営業利益率 | ROE | 平均年収 |
|---|---|---|---|---|
| DOWAホールディングス東証プライム | 7,454億円 | 4.6% | 14.6% | 831万円 |
| AREホールディングス東証プライム | 5,700億円 | 6.5% | 13.7% | — |
| 大紀アルミニウム工業所東証プライム | 3,311億円 | 2.2% | — | — |
| 古河機械金属東証プライム | 2,111億円 | 5.4% | 9.2% | — |
| 古河電気工業東証プライム | 1兆3,076億円 | 4.9% | 19.1% | — |
| JX金属東証プライム | 8,846億円 | 19.8% | 15.6% | 831万円 |
| 三菱マテリアル東証プライム | 1兆8,441億円 | 3.3% | 5.7% | 733万円 |
よくある質問
DOWAホールディングスの平均年収はいくらですか?
2026年3月期の有価証券報告書では、提出会社の平均年間給与は約831万円です。提出会社(単体)の従業員数は98人、連結従業員数は8,355人と記載されています。純粋持株会社のため、単体の数値はグループ全体の平均ではありません。
DOWAホールディングスの配当はいくらですか?
2026年3月期の年間配当金は1株当たり368円(普通配当268円+特別配当100円)です。特別配当は藤田観光株式の一部譲渡による売却益の還元によるものです。2027年3月期は338円の配当を予想しています(会社開示)。
DOWAホールディングスの業績はどうでしたか?
2026年3月期は売上高745,410百万円、営業利益34,192百万円、経常利益54,325百万円、親会社株主に帰属する当期純利益62,458百万円で、純利益は過去最高でした。藤田観光株式の一部譲渡で投資有価証券売却益約249億円を計上しています(決算短信)。
DOWAホールディングスのROE(自己資本利益率)は?
2026年3月期のROEは14.6%です(出典: DOWAホールディングス 決算分析(InfoJuggle、決算短信・決算補足資料・経営戦略説明会資料に基づく。セグメント・予想・中期計画2027))。
DOWAホールディングスの自己資本比率は?
2026年3月期の自己資本比率は57.3%です(出典: DOWAホールディングス 決算分析(InfoJuggle、決算短信・決算補足資料・経営戦略説明会資料に基づく。セグメント・予想・中期計画2027))。
DOWAホールディングスの配当は?
2026年3月期の年間配当は1株当たり368円、配当性向は35.1%です。配当利回りは4.26%(2026-10-30時点)(出典: DOWAホールディングス 決算分析(InfoJuggle、決算短信・決算補足資料・経営戦略説明会資料に基づく。セグメント・予想・中期計画2027))。
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出典・確認日(6件)
このページの最終確認日は 2026/10/31 です。数値が変わる資料(決算・有報)は、新しい発表を確認し次第差し替えます。出典は折りたたんでいますが、構造化データにも出典つきで保持しています。
- DOWAホールディングス株式会社 財務分析(EDINET DB、有価証券報告書XBRL抽出。売上高・ROE・自己資本比率・平均年間給与・従業員数) (2026/10/31確認)
- DOWAホールディングス他社比較・決算書(Ullet、EDINET開示ベース。総資産・自己資本・現金及び預金等・本社所在地・設立) (2026/10/31確認)
- DOWAホールディングス 決算分析(InfoJuggle、決算短信・決算補足資料・経営戦略説明会資料に基づく。セグメント・予想・中期計画2027) (2026/10/31確認)
- Finnhub(5714.T、2026-10-30終値) (2026/10/31確認)
- DOWAホールディングス株式会社 公式サイト(トップページで社名・ドメインを確認) (2026/10/31確認)
- DOWAホールディングス株式会社 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(公式IR PDF原文) (2026/10/31確認)