特集ページ非鉄金属東証プライム証券コード 5713

住友金属鉱山の業績・歴史・IR要約

・ 証券コード 5713 ・ 確認日 2026/10/31

資源・製錬・材料の3事業を展開する非鉄金属大手。2026年3月期は銅・金価格の上昇で税引前利益が前期の8倍超に回復

3行でわかる住友金属鉱山

  1. 2026年3月期の売上高は1,741,586百万円↑ 前期比9.3%増、税引前利益は255,680百万円(同714.7%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は176,290百万円と、銅・金価格の上昇を背景に前期の減損損失による落ち込みから大きく回復した(決算短信)。IFRS採用のため、決算短信に営業利益の表示はない。
  2. 資源・製錬・材料の3セグメントを展開し、セグメント利益(税引前損益)は資源167,831百万円、製錬91,593百万円、材料15,290百万円だった。国内の菱刈金鉱山に加え、米国・ペルー・チリ・カナダの銅・金鉱山に権益を持つ(決算短信)。
  3. 親会社の所有者に帰属する持分比率(自己資本比率)は58.3%と厚い財務基盤を持つ。連結従業員数は7,507人、提出会社の平均年間給与は8,054,000円(約805万円)(有価証券報告書)。

IRかんたん要約 — 2026年3月期 決算の要約

2026年3月期
  • 売上高1,741,586百万円↑ 前期比+9.3%、税引前利益255,680百万円↑ 同+714.7%、親会社の所有者に帰属する当期利益176,290百万円↑ 同+969.3%。IFRSのため短信の損益計算書に営業利益の表示はなく、親会社所有者帰属持分当期利益率(ROE)は9.0%
  • セグメント利益(税引前損益)は資源167,831百万円、製錬91,593百万円、材料15,290百万円。銅の平均価格は10,816ドル/t、金は3,939.1ドル/TOZと前期を上回った
  • 期末の資産合計3,559,006百万円、親会社の所有者に帰属する持分2,074,835百万円、持分比率58.3%。現金及び現金同等物の期末残高は116,768百万円
  • 年間配当金は1株当たり228円(配当性向35.1%)。2027年3月期の予想は売上高1,883,000百万円、税引前利益229,000百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益139,000百万円、年間配当207円(いずれも決算短信発表値)

出典: 住友金属鉱山株式会社 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(2026年5月11日) (2026/10/31確認)。予想を含む項目は、発表時点の見通しとして記載しています。

数字で見る住友金属鉱山

売上高1兆7,416億円2026年3月期
当期利益1,763億円2026年3月期
平均年収805万円2026年3月期(提出会社単体の平均年間給与)
平均年齢40.8歳2026年3月期(提出会社単体)
平均勤続年数16.8年2026年3月期(提出会社単体)
従業員数(連結)7,507人連結従業員数(2026年3月期)

確認できていない項目(平均年収など)は、推定で埋めずに表示していません。各数値の出典はページ末尾の「出典・確認日」にまとめています。

経営データ — 収益性・健全性・配当

ROE(自己資本利益率)
9%
2026年3月期 ・ 0〜40%の目盛り
自己資本比率
58.3%
2026年3月期 ・ 0〜100%の目盛り
配当性向(2026年3月期)
配当性向35.1%
  • 配当35.1%
  • 内部留保など64.9%

ゲージの目盛りは指標ごとに固定です(営業利益率0〜60%、ROE 0〜40%、自己資本比率0〜100%)。ROE・自己資本比率は決算短信等の開示値、営業利益率は売上と営業利益から算出した派生値です。

有利子負債と現金(2026年3月期)

有利子負債の算入範囲: 社債及び借入金(流動348,619百万円+非流動315,197百万円)の合計。リース負債等のその他の金融負債は除く(決算短信・連結財政状態計算書)

有利子負債が現金及び現金同等物を上回っています(判定式: 有利子負債 < 現金及び現金同等物 の場合は実質無借金と表示)

総資産3兆5,590億円2026年3月期
自己資本2兆748億円2026年3月期
年間配当(1株当たり)228円2026年3月期

業績予想 — 2027年3月期 通期予想(決算短信)

売上高:実績と通期予想

予想は直近の本決算短信に記載された会社予想です。実績値との比較のために並べています。

売上高(予想)1兆8,830億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
当期利益(予想)1,390億円2027年3月期 通期予想(決算短信)

業績予想は決算短信の発表時点の見通しで、実際の結果とは異なる場合があります。

株価・市場データ(参考値)

株価8,131円2026-10-30時点
PER9.6倍2026-10-30時点
時価総額2兆1,830億円2026-10-30時点
配当利回り2.55%2026-10-30時点

2026-10-30時点の参考値です(出典: Finnhub(5713.T、2026-10-30終値))。株価は日々変動します。

成り立ち — 年表

  1. 1950

    別子鉱業株式会社として設立(会社設立。住友の鉱山事業の系譜は1691年開坑の別子銅山に遡る)

  2. 2019

    2019年3月期第1四半期よりIFRS(国際会計基準)を任意適用(決算短信)

  3. 2026

    財務戦略の基本方針・株主還元方針を変更。自己資本比率の適正水準を55%とし、2028年3月期までに58%を目指す方針を公表(有価証券報告書)

事業とシェア

事業別売上高の構成比(2026年3月期)
売上構成3事業
  • 資源15.6%3,026億円
  • 製錬69.7%1兆3,501億円
  • 材料14.7%2,845億円

構成比は、事業別売上高を確認できた事業の合計を100%として算出したものです(連結売上高に対する割合とは異なる場合があります)。金額は各事業の売上高で、対象期・出典は下記の各事業の説明に記載しています。

各事業の詳しい説明は折りたたんでいます。事業名をタップすると開きます。

資源

国内及び海外における非鉄金属資源の探査、開発、生産及び生産物の販売。菱刈鉱山(金)のほか、モレンシー銅鉱山(米国、権益25.0%)、セロ・ベルデ銅鉱山(ペルー、同16.8%)、ケブラダ・ブランカ銅鉱山(チリ、同25.0%)、コテ金鉱山(カナダ、同30.0%)に参画する(決算短信)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高302,577百万円、セグメント利益167,831百万円(セグメント間取引含む。セグメント利益は税引前当期損益)
製錬

銅、ニッケル、フェロニッケル、亜鉛等の製錬・販売及び金、銀、白金、パラジウム等の貴金属の製錬・販売。2026年3月期の電気ニッケル生産量は66,155tと過去最高を記録した(決算短信)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高1,350,058百万円、セグメント利益91,593百万円(セグメント間取引含む。セグメント利益は税引前当期損益)
材料

電池材料(水酸化ニッケル、ニッケル酸リチウム等)、粉体材料、結晶材料、テープ材料等の製造・加工・販売、自動車排ガス処理触媒・化学触媒・石油精製脱硫触媒等の製造・販売(決算短信)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高284,509百万円、セグメント利益15,290百万円(セグメント間取引含む。セグメント利益は税引前当期損益)

市場シェアは、出典を明示できる調査が確認できていないため掲載していません。

グループ・子会社・海外展開

子会社・関連会社(連結子会社など 50社)

  • Coral Bay Nickel Corporation
  • Taganito HPAL Nickel Corporation
  • 株式会社日向製錬所
  • 住鉱エナジーマテリアル株式会社
  • エヌ・イー ケムキャット株式会社

出典: 住友金属鉱山株式会社 有価証券報告書(事業の内容。当社及び連結子会社50社、持分法適用会社13社により構成)。主要な子会社のみ抜粋しています。

海外展開

出典:

特徴

  • 2026年3月期は売上高1,741,586百万円↑ 前期比+9.3%

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    税引前利益255,680百万円↑ 同+714.7%と、銅・金価格の上昇とコテ金鉱山の順調な操業で前期の減損の落ち込みから大きく回復。親会社所有者帰属持分当期利益率(ROE)は9.0%

  • 親会社の所有者に帰属する持分比率(自己資本比率)は58.3%。

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    2026年2月に財務戦略を見直し、自己資本比率の適正水準を55%と位置づけた(有価証券報告書)

  • 年間配当228円(配当性向35.1%)。

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    株主還元方針は連結配当性向35%以上を原則とし、自己資本比率が55%を上回る間はDOE3.5%を下限指標とする

  • 海外では米国・ペルー・チリ・カナダの銅・金鉱山に権益を持ち

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    フィリピンにニッケル製錬子会社2社を置く

トホホな失敗と、そこからの教訓

海外ニッケル製錬・電池材料の減損損失1,126億円(2025年3月期)

2025年3月期に非金融資産の減損損失112,671百万円を計上した。内訳は製錬セグメント55,385百万円(海外ニッケル製錬子会社)、材料セグメント57,286百万円(電池材料)で、同期的の税引前利益は31,383百万円まで落ち込んだ(決算短信・有価証券報告書)

読み方:

出典: 住友金属鉱山株式会社 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)・有価証券報告書(セグメント情報) (2026/10/31確認)

企業トリビア

2026年3月期の電気ニッケルの生産量は66,155tと過去最高を達成した。一方、電気銅の生産量は東予工場の定期炉修(大型休転)の実施により前期を下回った

国内の菱刈鉱山は順調な操業を継続し、2026年3月期の販売金量は計画どおりの3.5tだった。カナダのコテ金鉱山の生産量は計画を上回る12.4tだった

ライバル企業 — 非鉄金属の掲載企業

同じ業界カテゴリ(非鉄金属)の掲載企業です。数字は各社の対象期が異なる場合があるため、各社のページで対象期とあわせて確認してください。

企業売上高営業利益率ROE平均年収
住友金属鉱山東証プライム1兆7,416億円—9%805万円
DOWAホールディングス東証プライム7,454億円4.6%14.6%831万円
古河電気工業東証プライム1兆3,076億円4.9%19.1%—
JX金属東証プライム8,846億円19.8%15.6%831万円
三菱マテリアル東証プライム1兆8,441億円3.3%5.7%733万円
三井金属東証プライム7,585億円17.3%24.5%896万円

よくある質問

住友金属鉱山の平均年収はいくらですか?

2026年3月期の有価証券報告書では、提出会社の平均年間給与は8,054,000円(約805万円)です。平均年齢40.8歳、平均勤続年数16.8年、単体従業員数3,179人、連結従業員数は7,507人と記載されています。

住友金属鉱山の配当はいくらですか?

2026年3月期の年間配当金は1株当たり228円(中間65円+期末163円)で、配当性向(連結)は35.1%です。2027年3月期は207円の配当を予想しています(決算短信)。

住友金属鉱山の営業利益は公表されていますか?

IFRS(国際会計基準)を採用しており、決算短信の連結損益計算書に営業利益の表示はありません。2026年3月期は売上高1,741,586百万円、税引前利益255,680百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益176,290百万円でした(決算短信)。

住友金属鉱山のROE(自己資本利益率)は?

2026年3月期のROEは9%です(出典: 住友金属鉱山株式会社 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(ストックウェザー開示PDF転載))。

住友金属鉱山の自己資本比率は?

2026年3月期の自己資本比率は58.3%です(出典: 住友金属鉱山株式会社 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(ストックウェザー開示PDF転載))。

住友金属鉱山は実質無借金ですか?

2026年3月期の有利子負債は6,638億円、現金及び現金同等物は1,168億円です。このサイトの判定(有利子負債<現金及び現金同等物)では実質無借金にはあたりません(出典: 住友金属鉱山株式会社 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(ストックウェザー開示PDF転載))。

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出典・確認日(4件)

このページの最終確認日は 2026/10/31 です。数値が変わる資料(決算・有報)は、新しい発表を確認し次第差し替えます。出典は折りたたんでいますが、構造化データにも出典つきで保持しています。