特集ページ非鉄金属東証プライム証券コード 5801

古河電気工業の業績・歴史・IR要約

Furukawa Electric Co., Ltd. ・ 証券コード 5801 ・ 確認日 2026/10/31

光ファイバと電線の老舗。データセンタ関連の伸びで2026年3月期は営業利益が前期比35.8%増、25中計の財務目標を全項目達成

3行でわかる古河電気工業

  1. 2026年3月期の売上高は1,307,560百万円↑ 前期比8.8%増、営業利益は63,856百万円(同35.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は72,514百万円(同117.4%増)で、ROEは19.1%だった(決算短信・有価証券報告書)。データセンタ関連製品と自動車部品の増収が牽引した。
  2. インフラ、電装エレクトロニクス、機能製品、サービス・開発等の4セグメントを展開し、海外売上高比率は50.6%。2025年には光ファイバ・ケーブル事業を新設子会社(Lightera)へ承継し、電池事業子会社を連結から外すなど事業ポートフォリオの入れ替えを進めた。
  3. 自己資本比率は39.1%へ改善し、25中計の財務目標は全項目を達成した。連結従業員数は49,112人、提出会社の従業員数は4,009人(有価証券報告書)。

IRかんたん要約 — 2026年3月期 決算の要約

2026年3月期
  • 売上高1,307,560百万円↑ 前期比+8.8%、営業利益63,856百万円↑ 同+35.8%、経常利益75,858百万円↑ 同+56.4%、親会社株主に帰属する当期純利益72,514百万円↑ 同+117.4%。ROEは19.1%(有価証券報告書・決算短信)
  • 純利益には投資有価証券売却益約193億円と退職給付制度改定益約194億円を含む特別損益(純額)約291億円が含まれる
  • セグメント営業利益はインフラ約214億円、電装エレクトロニクス約339億円、機能製品約154億円、サービス・開発等は約67億円の損失(有価証券報告書)
  • 期末の総資産1,066,372百万円、自己資本417,049百万円、自己資本比率39.1%。2027年3月期の当初予想は売上高1,460,000百万円、営業利益95,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益82,000百万円

出典: 古河電気工業株式会社 2026年3月期 決算短信・第204期 有価証券報告書(数値は有報分析記事・Ullet等の転載の相互一致で確認) (2026/10/31確認)。予想を含む項目は、発表時点の見通しとして記載しています。

数字で見る古河電気工業

売上高1兆3,076億円2026年3月期
営業利益639億円2026年3月期
当期利益725億円2026年3月期
従業員数(連結)49,112人連結従業員数(2026年3月期)

確認できていない項目(平均年収など)は、推定で埋めずに表示していません。各数値の出典はページ末尾の「出典・確認日」にまとめています。

経営データ — 収益性・健全性・配当

営業利益率
4.9%
2026年3月期 ・ 0〜60%の目盛り
ROE(自己資本利益率)
19.1%
2026年3月期 ・ 0〜40%の目盛り
自己資本比率
39.1%
2026年3月期 ・ 0〜100%の目盛り
配当性向(2026年3月期)
配当性向20.4%
  • 配当20.4%
  • 内部留保など79.6%

ゲージの目盛りは指標ごとに固定です(営業利益率0〜60%、ROE 0〜40%、自己資本比率0〜100%)。ROE・自己資本比率は決算短信等の開示値、営業利益率は売上と営業利益から算出した派生値です。

有利子負債と現金(2026年3月期)

有利子負債の算入範囲: 借入金・社債・コマーシャル・ペーパーの合計3,167億円(有価証券報告書に記載の有利子負債残高。億円単位表示からの換算)

有利子負債が現金及び現金同等物を上回っています(判定式: 有利子負債 < 現金及び現金同等物 の場合は実質無借金と表示)

総資産1兆664億円2026年3月期
自己資本4,170億円2026年3月期
年間配当(1株当たり)21円2026年3月期

業績予想 — 2027年3月期 通期予想(決算短信)

売上高:実績と通期予想

予想は直近の本決算短信に記載された会社予想です。実績値との比較のために並べています。

売上高(予想)1兆4,600億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
営業利益(予想)950億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
当期利益(予想)820億円2027年3月期 通期予想(決算短信)

業績予想は決算短信の発表時点の見通しで、実際の結果とは異なる場合があります。

株価・市場データ(参考値)

株価2,806円2026-10-30時点
PER22.3倍2026-10-30時点
時価総額2兆円2026-10-30時点
配当利回り0.78%2026-10-30時点

2026-10-30時点の参考値です(出典: Finnhub(5801.T、2026-10-30終値。2026年7月1日の1株→10株分割後))。株価は日々変動します。

成り立ち — 年表

  1. 1896

    横浜電線製造株式会社として設立(有価証券報告書・沿革)

  2. 1920

    日光電気精銅所を取得し、商号を古河電気工業株式会社に変更(有価証券報告書・沿革)

  3. 1949

    東京証券取引所に株式を上場(有価証券報告書・沿革)

  4. 2001

    米国の通信関連会社の光ファイバ・ケーブル部門を買収(有価証券報告書・沿革)

  5. 2025

    光ファイバ・ケーブル事業の再編を実施し、同事業を新設した連結子会社(ブランド名Lightera)に承継(有価証券報告書・沿革)

  6. 2025

    電池事業を行う上場子会社の株式を譲渡し、同社は連結の範囲から除外された(有価証券報告書・沿革)

  7. 2026

    退職給付制度を企業型確定拠出年金制度へ全面移行し、退職給付制度改定益194億円を特別利益に計上。普通株式1株を10株に分割(2026年7月1日効力発生。有価証券報告書)

事業とシェア

事業別売上高の構成比(2026年3月期)
売上構成4事業
  • インフラ27.7%3,709億円
  • 電装エレクトロニクス57.1%7,651億円
  • 機能製品12.0%1,611億円
  • サービス・開発等3.2%422億円

構成比は、事業別売上高を確認できた事業の合計を100%として算出したものです(連結売上高に対する割合とは異なる場合があります)。金額は各事業の売上高で、対象期・出典は下記の各事業の説明に記載しています。

各事業の詳しい説明は折りたたんでいます。事業名をタップすると開きます。

インフラ

光ファイバ・光ファイバケーブル・光接続製品・光半導体デバイス等の情報通信ソリューションと、電力ケーブル・産業用電線・送配電部品等のエネルギーインフラ。2026年3月期はデータセンタ関連製品の需要増加で営業利益が前期の57億円から214億円へ大きく増えた(有価証券報告書)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高370,900百万円、セグメント利益21,400百万円(セグメント間取引含む。有価証券報告書の億円単位表示からの換算)
電装エレクトロニクス

ワイヤハーネス等の自動車部品・電池と、銅線・巻線・伸銅品・特殊金属材料等の電装エレクトロニクス材料。連結売上高の過半を占める最大セグメント(有価証券報告書)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高765,100百万円、セグメント利益33,900百万円(セグメント間取引含む。有価証券報告書の億円単位表示からの換算)
機能製品

放熱・冷却製品、半導体製造用テープ、電解銅箔、ハードディスクドライブ用アルミブランク材、発泡製品等(有価証券報告書)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高161,100百万円、セグメント利益15,400百万円(セグメント間取引含む。有価証券報告書の億円単位表示からの換算)
サービス・開発等

水力発電、新製品の研究開発、不動産賃貸、各種業務受託など、グループ各事業のサポートを行う(有価証券報告書)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高42,200百万円、セグメント損失6,700百万円(セグメント間取引含む。有価証券報告書の億円単位表示からの換算)

市場シェアは、出典を明示できる調査が確認できていないため掲載していません。

グループ・子会社・海外展開

海外展開

海外売上高比率は50.6%(2026年3月期、有価証券報告書)。顧客所在地別では日本49.4%、アジア(中国除く)2,902億円、北中米1,786億円、中国1,257億円。2025年4月に光ファイバ・ケーブル事業を新設連結子会社(ブランド名Lightera)に承継した

今後の計画 — 古河電工グループ ビジョン2030(2030年度財務到達水準)

2030年度の財務到達水準(2026年度〜2030年度の投資計画は5年間合計6,500億円)
  • 営業利益2,500億円(2030年度)
  • ROE20%(2030年度)
  • ROIC15%(2030年度)

出典: 古河電気工業株式会社 第204期 有価証券報告書(経営方針。MarketWatch AIの有報分析記事で確認)。計画・目標は会社発表時点のもので、達成を保証するものではありません。

特徴

  • 2026年3月期は売上高1,307,560百万円↑ 前期比+8.8%

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    営業利益63,856百万円↑ 同+35.8%、経常利益75,858百万円↑ 同+56.4%、親会社株主に帰属する当期純利益72,514百万円↑ 同+117.4%。ROEは19.1%で、25中計の財務目標を全項目達成した(有価証券報告書)

  • データセンタ関連が牽引し

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    インフラの営業利益は前期57億円から214億円へ増加。海外売上高比率は50.6%

  • 自己資本比率は39.1%(前期末34.6%から改善)。

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    有利子負債は3,167億円(有価証券報告書)

  • 2026年度から配当指標を配当性向からDOE(株主資本配当率)へ切り替え

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    株主資本の3.5%を目途とする方針。2026年7月1日に1株を10株へ株式分割した

トホホな失敗と、そこからの教訓

製品不具合対応で製品補償引当金約61億円を計上(2025年3月期)

2025年3月期に製品補償引当金繰入額約61億円を計上した。電池子会社が過去に出荷した製品の不具合への対応費用と、過去に納品した電力の大型プロジェクトの不具合への対応費用(ケーブルの交換と費用の一部負担)などによる(有価証券報告書)

出典: 古河電気工業株式会社 第204期 有価証券報告書(連結損益計算書関係。MarketWatch AIの有報分析記事で確認) (2026/10/31確認)

企業トリビア

2026年7月1日、普通株式1株を10株に分割した(分割前の発行済株式総数70,666,917株、分割後706,669,170株。資本金の額に変更なし)

グループのパーパスは「『つづく』をつくり、世界を明るくする。」。4つのコア技術は「メタル」「ポリマー」「フォトニクス」「高周波」

ライバル企業 — 非鉄金属の掲載企業

同じ業界カテゴリ(非鉄金属)の掲載企業です。数字は各社の対象期が異なる場合があるため、各社のページで対象期とあわせて確認してください。

企業売上高営業利益率ROE平均年収
古河電気工業東証プライム1兆3,076億円4.9%19.1%—
AREホールディングス東証プライム5,700億円6.5%13.7%—
大紀アルミニウム工業所東証プライム3,311億円2.2%——
DOWAホールディングス東証プライム7,454億円4.6%14.6%831万円
古河機械金属東証プライム2,111億円5.4%9.2%—
JX金属東証プライム8,846億円19.8%15.6%831万円
三菱マテリアル東証プライム1兆8,441億円3.3%5.7%733万円

よくある質問

古河電気工業の従業員数は何人ですか?

2026年3月期の連結従業員数は49,112人です(電池事業子会社の非連結化などで前期末から2,055人減少)。提出会社(単体)の従業員数は4,009人です。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数は本検証では一次情報で確認できなかったため、本ページでは表示していません(有価証券報告書)。

古河電気工業の配当はいくらですか?

2026年3月期の配当は期末配当のみで1株当たり210円(2026年7月1日実施の1株→10株の株式分割前基準。分割後換算で21円)です。2027年3月期は中間配当を再開する予定で、年間220円(分割前基準)を予想しています(有価証券報告書・決算短信)。

古河電気工業の中長期の目標は?

会社は2030年度の財務到達水準として、営業利益2,500億円、ROE20%、ROIC15%を公表しています。あわせて2030年度までの5年間で6,500億円の投資(うち注力分野5,000億円)を予定しています(有価証券報告書)。

古河電気工業のROE(自己資本利益率)は?

2026年3月期のROEは19.1%です(出典: 古河電気工業株式会社 2026年3月期 決算短信・第204期 有価証券報告書(数値は有報分析記事・Ullet等の転載の相互一致で確認))。

古河電気工業の自己資本比率は?

2026年3月期の自己資本比率は39.1%です(出典: 古河電気工業株式会社 2026年3月期 決算短信・第204期 有価証券報告書(数値は有報分析記事・Ullet等の転載の相互一致で確認))。

古河電気工業は実質無借金ですか?

2026年3月期の有利子負債は3,167億円、現金及び現金同等物は692億円です。このサイトの判定(有利子負債<現金及び現金同等物)では実質無借金にはあたりません(出典: 古河電気工業株式会社 2026年3月期 決算短信・第204期 有価証券報告書(数値は有報分析記事・Ullet等の転載の相互一致で確認))。

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出典・確認日(6件)

このページの最終確認日は 2026/10/31 です。数値が変わる資料(決算・有報)は、新しい発表を確認し次第差し替えます。出典は折りたたんでいますが、構造化データにも出典つきで保持しています。