特集ページ医薬品東証プライム証券コード 4521

科研製薬の業績・歴史・IR要約

KAKEN PHARMACEUTICAL CO., LTD. ・ 証券コード 4521 ・ 確認日 2026/10/31

理研をルーツに皮膚科・整形外科に強い中堅製薬。長期経営計画2031でROE10%を目指す

3行でわかる科研製薬

  1. 2026年3月期の売上高は76,871百万円↓ 前期比18.3%減で、提携一時金等の先行投資負担により営業損失899百万円に転落した一方、当期純利益は2,144百万円を確保した(決算短信)。
  2. 理化学研究所をルーツとし、皮膚科・整形外科領域の医療用医薬品を主力とする研究開発型の中堅製薬企業である。医薬品事業が連結売上高の96.6%を占める(公式会社概要)。
  3. 2025年に買収した米Aadi Bioscienceの寄与で海外売上高が急拡大しており、長期経営計画2031ではROE10%以上・PBR1.0倍超を目指す。連結従業員数は1,114人とされる(転載集計)。

IRかんたん要約 — 2026年3月期 決算の要約

2026年3月期
  • 売上高76,871百万円↓ 前期比-18.3%、営業損失899百万円、経常損失206百万円、親会社株主に帰属する当期純利益2,144百万円(-84.6%)。EPS56.57円、ROE1.43%
  • 2025年9月の業績予想修正では、競合品の影響とgMSC®1ライセンス・navenibart共同開発の一時金等の先行投資負担を下方修正の理由とした。期末の総資産・自己資本は本検証で確認できなかった(2025年9月末時点:総資産177,279百万円、純資産147,802百万円、自己資本比率83.4%)
  • 2027年3月期の連結売上高予想は89,900百万円↑ 前期比+16.9%。第1四半期はAadi Bioscience買収効果で海外売上高比率が48.1%に達した(転載分析)

出典: 科研製薬株式会社 2026年3月期 決算短信(英語版・転載)および公式会社概要ページ (2026/10/31確認)。予想を含む項目は、発表時点の見通しとして記載しています。

数字で見る科研製薬

売上高769億円2026年3月期
営業利益-9億円2026年3月期
当期利益21億円2026年3月期
従業員数(連結)1,114人連結従業員数(2026年3月期)

確認できていない項目(平均年収など)は、推定で埋めずに表示していません。各数値の出典はページ末尾の「出典・確認日」にまとめています。

経営データ — 収益性・健全性・配当

営業利益率
-1.2%
2026年3月期 ・ 0〜60%の目盛り
ROE(自己資本利益率)
1.43%
2026年3月期 ・ 0〜40%の目盛り

ゲージの目盛りは指標ごとに固定です(営業利益率0〜60%、ROE 0〜40%、自己資本比率0〜100%)。ROE・自己資本比率は決算短信等の開示値、営業利益率は売上と営業利益から算出した派生値です。

年間配当(1株当たり)190円2026年3月期

業績予想 — 2027年3月期 通期予想(決算短信)

売上高:実績と通期予想

予想は直近の本決算短信に記載された会社予想です。実績値との比較のために並べています。

売上高(予想)899億円2027年3月期 通期予想(決算短信)

業績予想は決算短信の発表時点の見通しで、実際の結果とは異なる場合があります。

株価・市場データ(参考値)

株価3,830円2026-10-30時点
PER67.7倍2026-10-30時点
時価総額1,450億円2026-10-30時点
配当利回り4.96%2026-10-30時点

2026-10-30時点の参考値です(出典: Finnhub/coindataflow(2026-10-30終値3,830円)。時価総額は株価×発行済株式数(自己株式を除く)約37.87百万株≒1,450億円。PERはEPS56.57円(2026年3月期実績)からの算出値67.7倍(Finnhub表示の13.27倍は同EPSと整合しないため不採用)。配当利回りは年間配当190円÷株価の参考値)。株価は日々変動します。

成り立ち — 年表

  1. 1917

    ルーツである理化学研究所(理研)が設立

  2. 1948

    理化学研究所の改組により、科研化学研究所として発足

  3. 1982

    合併により科研製薬株式会社が発足

  4. 2001

    世界初のbFGF(塩基性線維芽細胞増殖因子)製剤「フィブラスト」を発売(公式アニュアルレポート)

  5. 2014

    日本初の外用爪白癬治療剤「クレナフィン」を発売(公式アニュアルレポート)

事業とシェア

各事業の詳しい説明は折りたたんでいます。事業名をタップすると開きます。

医薬品事業

医療用医薬品(爪白癬治療剤「クレナフィン」、創傷治癒促進剤「フィブラスト」、原発性腋窩多汗症治療剤「エクロック」など皮膚科・整形外科領域が中心)と農業薬品を製造販売する主力事業。2025年には米Aadi Bioscienceを買収し米国事業を本格化させた

規模・シェアなど
連結売上高の96.6%を占める(公式会社概要ページ)
不動産事業

理化学研究所から引き継いだ土地を再開発した文京グリーンコートに係る賃貸収益が中心(公式会社概要)

規模・シェアなど
売上構成比は本検証では確認できなかったため数値を記載しない

市場シェアは、出典を明示できる調査が確認できていないため掲載していません。

グループ・子会社・海外展開

海外展開

2025年に米国のAadi Bioscienceを買収し米国事業を本格化させた。2027年3月期第1四半期の連結海外売上高は14,491百万円(前年同期比+733.7%)で、連結売上高の48.1%を占めた

出典: 業界digest 科研製薬 2027年3月期第1四半期決算分析(決算補足資料ベースの転載)

今後の計画 — 長期経営計画2031

2022年〜2031年3月期
  • ROE10%以上の達成を目指す
  • PBR1.0倍超の実現を図る

出典: 科研製薬株式会社「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について(アップデート)」(2026年5月13日、長期経営計画2031の進捗報告)。計画・目標は会社発表時点のもので、達成を保証するものではありません。

特徴

  • 理化学研究所をルーツとする研究開発型の中堅製薬企業。

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    医薬品事業が連結売上高の96.6%(公式会社概要)

  • 2026年3月期は先行投資負担で営業損失899百万円に転落したが

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    2027年3月期第1四半期は海外売上高が48.1%を占めるなど米国事業が急拡大

  • 長期経営計画2031でROE10%以上・PBR1.0倍超を目標に掲げる(公式資料)

  • 年間配当190円(転載集計)。

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    自己資本比率は2025年9月末時点で83.4%と高水準

トホホな失敗と、そこからの教訓

2026年3月期の営業赤字転落と業績予想の下方修正

2025年9月26日の業績予想修正リリースで、国内医薬品事業における競合品の影響や、gMSC®1のライセンス契約・Astria Therapeutics社のnavenibart共同開発に伴う一時金(16百万米ドル)等の先行投資負担を理由に、2026年3月期の予想を売上高86,300百万円・営業利益2,100百万円へ下方修正した。実績はさらに下振れし、売上高76,871百万円、営業損失899百万円となった(当期純利益は2,144百万円を確保)

読み方: 大型の提携一時金など先行投資が集中する期は、本業の競合環境の変化と重なると営業赤字に転落しうることを示した

出典: 科研製薬株式会社 2025年9月26日公表「業績予想の修正に関するお知らせ」および2026年3月期決算短信(英語版・転載) (2026/10/31確認)

ライバル企業 — 医薬品の掲載企業

同じ業界カテゴリ(医薬品)の掲載企業です。数字は各社の対象期が異なる場合があるため、各社のページで対象期とあわせて確認してください。

企業売上高営業利益率ROE平均年収
科研製薬東証プライム769億円-1.2%1.43%—
アステラス製薬東証プライム2兆1,392億円17.9%17.4%1,132万円
中外製薬東証プライム1兆2,579億円47.6%22.1%1,351万円
第一三共東証プライム2兆1,230億円12.2%16.9%1,098万円
エーザイ東証プライム8,254億円5.3%4.4%1,123万円
栄研化学東証プライム419億円7%8.5%—
JCRファーマ東証プライム403億円1.4%4.6%—

よくある質問

科研製薬の業績はどうでしたか?

2026年3月期は売上高76,871百万円(前期比-18.3%)、営業損失899百万円(前期は営業利益21,034百万円)、経常損失206百万円、親会社株主に帰属する当期純利益2,144百万円(-84.6%)でした(決算短信)。提携に伴う一時金等の先行投資負担が響きました。

科研製薬の配当はいくらですか?

年間配当金は1株当たり190円と転載集計されています。配当性向は本検証では決算短信で確認できなかったため記載していません。

科研製薬の従業員数と平均年収は?

連結従業員数は1,114人と転載集計されています。平均年間給与は本検証では有価証券報告書原文で確認できなかったため記載していません。

科研製薬のROE(自己資本利益率)は?

2026年3月期のROEは1.43%です(出典: 科研製薬株式会社 2026年3月期 決算短信(英語版・転載)および公式会社概要ページ)。

科研製薬の配当は?

2026年3月期の年間配当は1株当たり190円です。配当利回りは4.96%(2026-10-30時点)(出典: 科研製薬株式会社 2026年3月期 決算短信(英語版・転載)および公式会社概要ページ)。

科研製薬の時価総額は?

2026-10-30時点の時価総額は1,450億円です(出典: Finnhub/coindataflow(2026-10-30終値3,830円)。時価総額は株価×発行済株式数(自己株式を除く)約37.87百万株≒1,450億円。PERはEPS56.57円(2026年3月期実績)からの算出値67.7倍(Finnhub表示の13.27倍は同EPSと整合しないため不採用)。配当利回りは年間配当190円÷株価の参考値)。株価で変動するため参考値です。

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出典・確認日(4件)

このページの最終確認日は 2026/10/31 です。数値が変わる資料(決算・有報)は、新しい発表を確認し次第差し替えます。出典は折りたたんでいますが、構造化データにも出典つきで保持しています。