特集ページガラス・土石製品東証プライム証券コード 5301

東海カーボンの業績・歴史・IR要約

TOKAI CARBON CO., LTD. ・ 証券コード 5301 ・ 確認日 2026/10/31

タイヤ向けカーボンブラックで首位の炭素製品メーカー。海外売上比率は約8割

3行でわかる東海カーボン

  1. 2025年12月期の売上高は322,960百万円↓ 前期比7.8%減、営業利益25,850百万円(同33.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益20,078百万円で、前期の純損失から黒字に転換した(決算短信)。
  2. 1918年に東海電極製造として創立された炭素製品メーカー。タイヤ向けカーボンブラックで首位とされ、黒鉛電極やファインカーボンも手がける。
  3. 地域別売上高ではアメリカが最大で、海外売上比率は78.2%。連結従業員数は4,436人、提出会社の平均年間給与は7,702,271円(約770万円)(有価証券報告書)。

IRかんたん要約 — 2025年12月期 決算の要約

2025年12月期
  • 売上高322,960百万円↓ 前期比-7.8%、営業利益25,850百万円↑ 同+33.3%、経常利益26,312百万円↑ 同+16.5%、親会社株主に帰属する当期純利益20,078百万円(前期は56,485百万円の純損失から黒字転換)。ROEは6.6%
  • カーボンブラック事業は売上高147,093百万円・セグメント利益13,135百万円、ファインカーボン事業は売上高55,969百万円・同7,704百万円
  • 年間配当は30円(中間15円+期末15円)で配当性向31.9%
  • 2026年12月期の予想は売上高346,700百万円、営業利益26,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益10,600百万円。年間配当は30円を予想

出典: 東海カーボン株式会社 2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結) (2026/10/31確認)。予想を含む項目は、発表時点の見通しとして記載しています。

数字で見る東海カーボン

売上高3,230億円2025年12月期
営業利益259億円2025年12月期
当期利益201億円2025年12月期
平均年収770万円2025年12月期(提出会社単体の平均年間給与)
平均年齢43.1歳2025年12月期(提出会社単体)
平均勤続年数16.3年2025年12月期(提出会社単体)
従業員数(連結)4,436人連結従業員数(2025年12月期)

確認できていない項目(平均年収など)は、推定で埋めずに表示していません。各数値の出典はページ末尾の「出典・確認日」にまとめています。

経営データ — 収益性・健全性・配当

営業利益率
8%
2025年12月期 ・ 0〜60%の目盛り
ROE(自己資本利益率)
6.6%
2025年12月期 ・ 0〜40%の目盛り
自己資本比率
47.9%
2025年12月期 ・ 0〜100%の目盛り
配当性向(2025年12月期)
配当性向31.9%
  • 配当31.9%
  • 内部留保など68.1%

ゲージの目盛りは指標ごとに固定です(営業利益率0〜60%、ROE 0〜40%、自己資本比率0〜100%)。ROE・自己資本比率は決算短信等の開示値、営業利益率は売上と営業利益から算出した派生値です。

有利子負債と現金(2025年12月期)

有利子負債の算入範囲: 短期借入金7,814百万円+コマーシャル・ペーパー47,000百万円+1年内償還予定の社債10,000百万円+1年内返済予定の長期借入金3,282百万円+社債65,000百万円+長期借入金65,015百万円(連結貸借対照表)

有利子負債が現金及び現金同等物を上回っています(判定式: 有利子負債 < 現金及び現金同等物 の場合は実質無借金と表示)

総資産6,640億円2025年12月期
自己資本3,184億円2025年12月期
年間配当(1株当たり)30円2025年12月期

業績予想 — 2026年12月期 通期予想(決算短信)

売上高:実績と通期予想

予想は直近の本決算短信に記載された会社予想です。実績値との比較のために並べています。

売上高(予想)3,467億円2026年12月期 通期予想(決算短信)
営業利益(予想)260億円2026年12月期 通期予想(決算短信)
当期利益(予想)106億円2026年12月期 通期予想(決算短信)

業績予想は決算短信の発表時点の見通しで、実際の結果とは異なる場合があります。

株価・市場データ(参考値)

株価1,926円2026-10-30時点
PER17.71倍2026-10-30時点
時価総額4,162億円2026-10-30時点
配当利回り2.08%2026-10-30時点

2026-10-30時点の参考値です(出典: 株探)。株価は日々変動します。

成り立ち — 年表

  1. 1918

    東海電極製造株式会社として創立

  2. 1935

    第二東海電極株式会社を設立(1936年に合併)

  3. 1941

    九州若松工場でカーボンブラックの製造を開始(日本初の本格生産)

  4. 2019

    ドイツのカソードメーカーCOBEX社を買収

  5. 2025

    ブリヂストンのタイにおけるカーボンブラック生産拠点を買収し、「Vision 2030」を公表

事業とシェア

事業別売上高の構成比(2025年12月期)
売上構成6事業
  • カーボンブラック事業45.7%1,471億円
  • スメルティング&ライニング事業19.1%618億円
  • ファインカーボン事業17.3%560億円
  • 黒鉛電極事業11.6%376億円
  • 工業炉及び関連製品事業3.3%107億円
  • その他3.0%98億円

構成比は、事業別売上高を確認できた事業の合計を100%として算出したものです(連結売上高に対する割合とは異なる場合があります)。金額は各事業の売上高で、対象期・出典は下記の各事業の説明に記載しています。

各事業の詳しい説明は折りたたんでいます。事業名をタップすると開きます。

カーボンブラック事業

タイヤ・ゴム製品向けカーボンブラックの製造販売事業。連結売上高の最大セグメント(決算短信・セグメント情報)

規模・シェアなど
2025年12月期 売上高147,093百万円、セグメント利益13,135百万円
スメルティング&ライニング事業

製錬・製鉄向け炭素製品(カソード等)の事業(決算短信・セグメント情報)

規模・シェアなど
2025年12月期 売上高61,751百万円、セグメント利益1,503百万円
ファインカーボン事業

半導体分野等向けの高純度炭素製品の事業(決算短信・セグメント情報)

規模・シェアなど
2025年12月期 売上高55,969百万円、セグメント利益7,704百万円
黒鉛電極事業

電炉製鋼向け黒鉛電極の製造販売事業(決算短信・セグメント情報)

規模・シェアなど
2025年12月期 売上高37,573百万円、セグメント利益2,389百万円
工業炉及び関連製品事業

工業炉および関連製品の事業(決算短信・セグメント情報)

規模・シェアなど
2025年12月期 売上高10,728百万円、セグメント利益2,268百万円
その他

上記の各事業に含まれないその他の事業(決算短信・セグメント情報)

規模・シェアなど
2025年12月期 売上高9,843百万円、セグメント利益617百万円

市場シェアは、出典を明示できる調査が確認できていないため掲載していません。

グループ・子会社・海外展開

海外展開

2025年12月期の地域別売上高は日本70,467百万円、アメリカ116,861百万円、アジア76,605百万円、欧州27,550百万円、その他31,475百万円で、海外売上高は252,493百万円と全体の78.2%を占める(決算短信)

今後の計画 — Vision 2030

2030年目標
  • 2030年 売上高5,000億円
  • EBITDAマージン20%
  • ROIC12%

出典: 東海カーボン株式会社 2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)。計画・目標は会社発表時点のもので、達成を保証するものではありません。

特徴

  • カーボンブラックが最大セグメント。

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    ファインカーボン、スメルティング&ライニング、黒鉛電極など炭素製品を幅広く展開(決算短信)

  • 地域別ではアメリカの売上高116,861百万円が最大で

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    海外売上比率は78.2%(2025年12月期、決算短信)

  • 「Vision 2030」で2030年に売上高5,000億円

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    EBITDAマージン20%、ROIC12%を掲げる(決算短信)

  • 年間配当30円(配当性向31.9%)。

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    2026年12月期は売上高346,700百万円を予想(決算短信)

トホホな失敗と、そこからの教訓

巨額減損と事業再編(2024年12月期)

2024年12月期、スメルティング&ライニング事業で61,239百万円、黒鉛電極事業で6,895百万円の減損損失(減損損失の総額68,134百万円)と事業再編費用8,016百万円を計上し、親会社株主に帰属する当期純損失56,485百万円の赤字となった。2025年12月期に滋賀工場の生産終了・防府工場への集約やドイツ子会社の株式譲渡などの再編を終え、純利益20,078百万円と黒字に転換した(決算短信)。

出典: 東海カーボン株式会社 2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結) (2026/10/31確認)

ライバル企業 — ガラス・土石製品の掲載企業

同じ業界カテゴリ(ガラス・土石製品)の掲載企業です。数字は各社の対象期が異なる場合があるため、各社のページで対象期とあわせて確認してください。

企業売上高営業利益率ROE平均年収
東海カーボン東証プライム3,230億円8%6.6%770万円
AGC東証プライム2兆588億円6.2%4.7%905万円
フジミインコーポレーテッド東証プライム694億円19.9%11.3%892万円
MARUWA東証プライム745億円33.5%13.2%884万円
NGK東証プライム6,701億円14.2%7.8%920万円
ニチアス東証プライム2,519億円14.7%13.9%760万円
日本カーボン東証プライム377億円12.8%—792万円

よくある質問

東海カーボンの平均年収はいくらですか?

2025年12月期の有価証券報告書では、提出会社(単体)の平均年間給与は7,702,271円(約770万円)です。平均年齢43.1歳、平均勤続年数16.3年、単体従業員数727人、連結従業員数は4,436人と記載されています。

東海カーボンの配当はいくらですか?

2025年12月期の年間配当金は1株当たり30円(中間15円+期末15円)で、配当性向は31.9%です。2026年12月期も30円の配当を予想し、配当性向は60.4%となる見込みです(決算短信)。

東海カーボンは黒字に転換しましたか?

2024年12月期は大型の減損損失などで56,485百万円の当期純損失でしたが、2025年12月期は事業再編の完了もあり、親会社株主に帰属する当期純利益20,078百万円の黒字に転換しました(決算短信)。

東海カーボンのROE(自己資本利益率)は?

2025年12月期のROEは6.6%です(出典: 東海カーボン株式会社 2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(IRBANK掲載の短信PDF))。

東海カーボンの自己資本比率は?

2025年12月期の自己資本比率は47.9%です(出典: 東海カーボン株式会社 2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(IRBANK掲載の短信PDF))。

東海カーボンは実質無借金ですか?

2025年12月期の有利子負債は1,981億円、現金及び現金同等物は643億円です。このサイトの判定(有利子負債<現金及び現金同等物)では実質無借金にはあたりません(出典: 東海カーボン株式会社 2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(IRBANK掲載の短信PDF))。

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出典・確認日(3件)

このページの最終確認日は 2026/10/31 です。数値が変わる資料(決算・有報)は、新しい発表を確認し次第差し替えます。出典は折りたたんでいますが、構造化データにも出典つきで保持しています。