特集ページ電気機器・光センサー東証プライム証券コード 6965

浜松ホトニクスの業績・歴史・IR要約

Hamamatsu Photonics K.K. ・ 証券コード 6965 ・ 確認日 2026/10/31

光電子増倍管で世界をリードする、浜松の光センサー専業メーカー

3行でわかる浜松ホトニクス

  1. 浜松ホトニクスは光センサー専業メーカーで、2025年9月期の連結売上高は212,051百万円↑ 前期比+4.0%と増収だったが、買収関連費用や減価償却負担により営業利益は16,163百万円↓ 同△49.7%と大幅減益となった(決算短信)。
  2. 光半導体と電子管が売上の両輪で、連結売上高の約8割が海外向け。連結従業員数は6,601人、連結子会社は32社。
  3. 自己資本比率70.7%と財務基盤は堅固で、年間配当38円(配当性向80.3%)。中期計画の最終年度2028年9月期に売上高262,000百万円・営業利益33,600百万円を目指す。

IRかんたん要約 — 2025年9月期 決算の要約

2025年9月期
  • 売上高212,051百万円↑ 前期比+4.0%、営業利益16,163百万円↓ 同△49.7%、経常利益18,802百万円、親会社株主に帰属する当期純利益14,203百万円、ROE4.4%
  • 事業別では光半導体が売上高79,505百万円、電子管が71,906百万円、画像計測機器が32,703百万円、レーザが22,255百万円(有価証券報告書の販売実績)。セグメント利益は電子管18,953百万円が最大で、レーザは4,365百万円の損失
  • 自己資本比率70.7%、総資産455,008百万円。年間配当は38円(配当性向80.3%)。200億円の自己株式取得も発表した
  • 2026年9月期の期初予想は売上高222,000百万円、営業利益17,200百万円、当期純利益14,300百万円。その後、上方修正が続いている

出典: 浜松ホトニクス株式会社 2025年9月期 決算短信(日本基準・連結)および有価証券報告書(EDINET) (2026/10/31確認)。予想を含む項目は、発表時点の見通しとして記載しています。

数字で見る浜松ホトニクス

売上高2,121億円2025年9月期
営業利益162億円2025年9月期
当期利益142億円2025年9月期
平均年収728.5万円2025年9月期(提出会社単体の平均年間給与)
平均年齢39.8歳2025年9月期(提出会社単体)
平均勤続年数15.9年2025年9月期(提出会社単体)
従業員数(連結)6,601人連結従業員数(2025年9月期)

確認できていない項目(平均年収など)は、推定で埋めずに表示していません。各数値の出典はページ末尾の「出典・確認日」にまとめています。

経営データ — 収益性・健全性・配当

営業利益率
7.6%
2025年9月期 ・ 0〜60%の目盛り
ROE(自己資本利益率)
4.4%
2025年9月期 ・ 0〜40%の目盛り
自己資本比率
70.7%
2025年9月期 ・ 0〜100%の目盛り
配当性向(2025年9月期)
配当性向80.3%
  • 配当80.3%
  • 内部留保など19.7%

ゲージの目盛りは指標ごとに固定です(営業利益率0〜60%、ROE 0〜40%、自己資本比率0〜100%)。ROE・自己資本比率は決算短信等の開示値、営業利益率は売上と営業利益から算出した派生値です。

有利子負債と現金(2025年9月期)

有利子負債の算入範囲: 短期借入金53,498百万円+1年内返済予定の長期借入金1,996百万円+長期借入金10,567百万円(決算短信の連結貸借対照表。リース債務等は除く)

実質無借金: 有利子負債が現金及び現金同等物を下回っています(このサイトの判定式: 有利子負債 < 現金及び現金同等物)

総資産4,550億円2025年9月期
自己資本3,215億円2025年9月期
年間配当(1株当たり)38円2025年9月期

業績予想 — 2026年9月期 通期予想(決算短信)

売上高:実績と通期予想

予想は直近の本決算短信に記載された会社予想です。実績値との比較のために並べています。

売上高(予想)2,220億円2026年9月期 通期予想(決算短信)
営業利益(予想)172億円2026年9月期 通期予想(決算短信)
当期利益(予想)143億円2026年9月期 通期予想(決算短信)

業績予想は決算短信の発表時点の見通しで、実際の結果とは異なる場合があります。

株価・市場データ(参考値)

株価2,151.5円2026-10-30時点
PER45.46倍2026-10-30時点
時価総額6,869億円2026-10-30時点
配当利回り1.76%2026-10-30時点

2026-10-30時点の参考値です(出典: みんかぶ)。株価は日々変動します。

成り立ち — 年表

  1. 1948

    創業者の堀内平八郎が浜松市に東海電子研究所を設立(前身)

  2. 1953

    浜松テレビ株式会社を設立

  3. 1983

    商号を浜松ホトニクス株式会社に変更

  4. 1996

    東京証券取引所市場第二部に上場

  5. 1998

    東京証券取引所市場第一部に指定

  6. 2022

    東京証券取引所プライム市場へ移行

  7. 2024

    デンマークのNKT Photonics(エヌケイティ・ホトニクス・エイ・エス)を買収

事業とシェア

事業別売上高の構成比(2025年9月期)
売上構成5事業
  • 電子管事業33.9%719億円
  • 光半導体事業37.5%795億円
  • 画像計測機器事業15.4%327億円
  • レーザ事業10.5%223億円
  • その他2.7%57億円

構成比は、事業別売上高を確認できた事業の合計を100%として算出したものです(連結売上高に対する割合とは異なる場合があります)。金額は各事業の売上高で、対象期・出典は下記の各事業の説明に記載しています。

各事業の詳しい説明は折りたたんでいます。事業名をタップすると開きます。

電子管事業

光電子増倍管等の電子管事業(有価証券報告書。売上高は販売実績、利益はMD&A記載のセグメント営業利益)

規模・シェアなど
2025年9月期 売上高71,906百万円、セグメント利益18,953百万円
光半導体事業

フォトダイオード、イメージセンサ、半導体検出器等の光半導体事業。売上が最大の事業(有価証券報告書)

規模・シェアなど
2025年9月期 売上高79,505百万円、セグメント利益12,583百万円
画像計測機器事業

産業用画像処理装置や計測機器等のシステム事業(有価証券報告書)

規模・シェアなど
2025年9月期 売上高32,703百万円、セグメント利益9,698百万円
レーザ事業

半導体レーザ、固体レーザ、ファイバレーザ等。2024年5月に買収したデンマークのNKT Photonicsを含み、黒字化が課題(有価証券報告書・決算説明会資料)

規模・シェアなど
2025年9月期 売上高22,255百万円、セグメント損失4,365百万円
その他

上記以外の事業(有価証券報告書)

規模・シェアなど
2025年9月期 売上高5,679百万円、セグメント利益863百万円

市場シェアは、出典を明示できる調査が確認できていないため掲載していません。

グループ・子会社・海外展開

子会社・関連会社(連結子会社など 32社)

  • ハママツ・コーポレーション
  • 浜松光子学商貿(中国)有限公司
  • ハママツ・ホトニクス・ドイチュラント GmbH
  • エヌケイティ・ホトニクス・エイ・エス

出典: 浜松ホトニクス株式会社 有価証券報告書(関係会社の状況、連結子会社32社)。主要な子会社のみ抜粋しています。

海外展開

連結売上高に占める海外売上高の比率は約8割(2025年9月期、有価証券報告書)。米国・中国・ドイツ等の連結子会社を通じて世界に販売しており、売上高の10%を超える子会社としてハママツ・コーポレーション(米国)、浜松光子学商貿(中国)有限公司、ハママツ・ホトニクス・ドイチュラントがある

今後の計画 — 中期経営計画(3か年計画)

2026年9月期〜2028年9月期
  • 2028年9月期 売上高262,000百万円
  • 2028年9月期 営業利益33,600百万円
  • 2028年9月期 営業利益率12.8%
  • 2028年9月期 ROE 8%超

出典: 浜松ホトニクス株式会社 2025年9月期 決算説明会配布資料(公式サイト)。計画・目標は会社発表時点のもので、達成を保証するものではありません。

特徴

  • 2025年9月期は売上高212,051百万円↑ 前期比+4.0%と増収の一方

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    買収関連費用や減価償却負担で営業利益16,163百万円↓ 同△49.7%と大幅減益

  • 自己資本比率70.7%と財務は堅固。

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    年間配当38円で配当性向は80.3%に達した

  • 連結売上高の約8割が海外向けで

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    半導体・医用・産業用機器市場が主力

  • 中期計画の最終年度2028年9月期に売上高262,000百万円・営業利益33,600百万円

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    ・営業利益率12.8%・ROE8%超を目標とする

トホホな失敗と、そこからの教訓

3か年中期経営計画の最終年度目標に未達(2025年9月期)

2022年11月に公表した3か年経営計画の最終年度である2025年9月期は、売上高・利益とも計画目標に届かなかった。会社は、コロナ禍における先行手配の反動や半導体市場の在庫調整に加え、設備投資に伴う減価償却費等の固定費負担が重くなったことを要因に挙げている(有価証券報告書)。

読み方: 需要の先行手配局面での設備投資は、反動局面では固定費負担として収益を圧迫する

出典: 浜松ホトニクス株式会社 2025年9月期 有価証券報告書(EDINET) (2026/10/31確認)

企業トリビア

前身は1948年に堀内平八郎が浜松市に設立した東海電子研究所。1953年に浜松テレビ株式会社として設立され、光技術を核に事業を広げてきた

ライバル企業 — 電気機器・光センサーの掲載企業

同じ業界カテゴリ(電気機器・光センサー)の掲載企業です。数字は各社の対象期が異なる場合があるため、各社のページで対象期とあわせて確認してください。

企業売上高営業利益率ROE平均年収
浜松ホトニクス東証プライム2,121億円7.6%4.4%728.5万円
村田製作所東証プライム1兆8,309億円15.4%8.8%838万円
アルプスアルパイン東証プライム1兆195億円4.1%——
フジクラ東証プライム1兆1,824億円16%32.5%934.8万円
ヒロセ電機東証プライム2,113億円20.3%——
イビデン東証プライム4,162億円14.9%12.2%766万円
京セラ東証プライム2兆702億円5.7%4.3%739.7万円

よくある質問

浜松ホトニクスの平均年収はいくらですか?

2025年9月期の有価証券報告書では、提出会社の平均年間給与は7,284,746円(約728万円)です。平均年齢39.8歳、平均勤続年数15.9年、単体従業員数4,262人、連結従業員数は6,601人と記載されています。

浜松ホトニクスの配当はいくらですか?

2025年9月期の年間配当金は1株当たり38円(中間19円+期末19円、2024年10月の1株を2株とする株式分割後)で、配当性向は80.3%です。2026年9月期も38円の配当を予想しています(決算短信)。

海外売上高の比率はどのくらいですか?

連結売上高に占める海外売上高の比率は約8割です(有価証券報告書)。米国のハママツ・コーポレーション、中国の浜松光子学商貿、ドイツのハママツ・ホトニクス・ドイチュラント等の販売子会社を通じて世界に販売しています。

浜松ホトニクスのROE(自己資本利益率)は?

2025年9月期のROEは4.4%です(出典: 浜松ホトニクス株式会社 2025年9月期 決算短信(日本基準・連結)(TDnet開示PDF))。

浜松ホトニクスの自己資本比率は?

2025年9月期の自己資本比率は70.7%です(出典: 浜松ホトニクス株式会社 2025年9月期 決算短信(日本基準・連結)(TDnet開示PDF))。

浜松ホトニクスは実質無借金ですか?

2025年9月期の有利子負債は661億円、現金及び現金同等物は860億円で、有利子負債が現金を下回るため、このサイトの判定(有利子負債<現金及び現金同等物)では実質無借金にあたります(出典: 浜松ホトニクス株式会社 2025年9月期 決算短信(日本基準・連結)(TDnet開示PDF))。

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出典・確認日(5件)

このページの最終確認日は 2026/10/31 です。数値が変わる資料(決算・有報)は、新しい発表を確認し次第差し替えます。出典は折りたたんでいますが、構造化データにも出典つきで保持しています。