村田製作所の業績・歴史・IR要約
Murata Manufacturing Co., Ltd. ・ 証券コード 6981 ・ 確認日 2026/10/31
MLCC市場シェア40%を掲げる、売上収益1兆8,309億円の総合電子部品メーカー
3行でわかる村田製作所
- 2026年3月期の連結売上収益は1,830,856百万円(前期比5.0%増)、営業利益は281,835百万円(同0.8%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は233,920百万円(同0.0%増)だった(2026年3月期決算短信〔IFRS〕)。
- 事業はコンポーネント、デバイス・モジュール、その他の3セグメントで、2026年3月期の外部顧客に対する売上収益はコンポーネント1,159,734百万円(構成比63.3%)、デバイス・モジュール655,966百万円(同35.9%)、その他15,156百万円(同0.8%)だった(決算短信・有価証券報告書)。
- 連結従業員数は74,302人(2026年3月31日現在、有価証券報告書・公式会社概要)。地域別売上収益では海外が1,698,091百万円と全体の92.7%を占める(決算短信)。
IRかんたん要約 — 2026年3月期 決算の要約
2026年3月期- 連結売上収益1,830,856百万円(前期比+5.0%)、営業利益281,835百万円(同+0.8%)、税引前当期利益308,643百万円(同+1.4%)、親会社の所有者に帰属する当期利益233,920百万円(同+0.0%)。営業利益率は15.4%
- コンポーネントは売上収益1,159,734百万円(外部顧客向け、前期比+12.3%)・営業利益315,132百万円と伸びた一方、デバイス・モジュールは売上収益655,966百万円(同-5.9%)・営業損失26,491百万円で、表面波フィルタ製品に係る事業ののれん減損損失43,798百万円が響いた(有価証券報告書・セグメント情報)
- 用途別ではコンピュータ用途が310,392百万円(前期比+28.4%)とサーバー向け積層セラミックコンデンサ等の増加で大きく伸び、モビリティ用途も474,484百万円(同+4.8%)と増加した一方、通信用途は652,957百万円(同-3.1%)と減少した
出典: 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(2026年4月30日) (2026/10/31確認)。予想を含む項目は、発表時点の見通しとして記載しています。
数字で見る村田製作所
連結売上収益1兆8,309億円2026年3月期
営業利益2,818億円2026年3月期
当期利益2,339億円2026年3月期
平均年収838万円2026年3月期(提出会社単体の平均年間給与)
平均年齢40.5歳2026年3月期(提出会社単体)
平均勤続年数14.4年2026年3月期(提出会社単体)
従業員数(連結)74,302人連結従業員数(2026年3月期)
確認できていない項目(平均年収など)は、推定で埋めずに表示していません。各数値の出典はページ末尾の「出典・確認日」にまとめています。
経営データ — 収益性・健全性・配当
収益性と健全性(2026年3月期)バーの長さは100%に対する割合です。ROE・自己資本比率は決算短信等の開示値、営業利益率は売上と営業利益から算出した派生値です。
有利子負債と現金(2026年3月期)有利子負債(短信BS: 社債及び借入金(流動)1,745+社債及び借入金(非流動)1,516+リース負債(流動)10,764+リース負債(非流動)41,743)558億円 有利子負債の算入範囲: 短信BS: 社債及び借入金(流動)1,745+社債及び借入金(非流動)1,516+リース負債(流動)10,764+リース負債(非流動)41,743。
実質無借金: 有利子負債が現金及び現金同等物を下回っています(このサイトの判定式: 有利子負債 < 現金及び現金同等物)
総資産3兆1,991億円2026年3月期
自己資本2兆7,187億円2026年3月期
年間配当(1株当たり)65円2026年3月期
配当性向50.9%2026年3月期
業績予想 — 2027年3月期 通期予想(決算短信)
連結売上収益:実績と通期予想予想は直近の本決算短信に記載された会社予想です。実績値との比較のために並べています。
売上高(予想)1兆9,600億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
営業利益(予想)3,800億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
当期利益(予想)2,930億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
業績予想は決算短信の発表時点の見通しで、実際の結果とは異なる場合があります。
株価・市場データ(参考値)
株価6,358円2026-10-30時点
PER29倍2026-10-30時点
時価総額12兆4,807億円2026-10-30時点
配当利回り1.1%2026-10-30時点
2026-10-30時点の参考値です(出典: 株探(kabutan.jp))。株価は日々変動します。
成り立ち — 年表
- 1944
村田昭が京都市に個人経営の村田製作所を創業し、セラミックコンデンサの製造を開始(有価証券報告書・沿革)
- 1950
資本金1百万円の株式会社に改組し、商号を株式会社村田製作所に変更(有価証券報告書・沿革)
- 1961
本社を現在の京都府長岡京市に移転(有価証券報告書・沿革)
- 1963
株式を大阪証券取引所市場第二部に上場(1970年2月に市場第一部に指定、有価証券報告書・沿革)
- 1969
株式を東京証券取引所市場第二部に上場(1970年2月に市場第一部に指定、有価証券報告書・沿革)
- 2004
- 2017
ソニー株式会社及びそのグループ会社の電池事業を譲受(有価証券報告書・沿革)
- 2022
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場に移行(有価証券報告書・沿革)
事業とシェア
コンポーネント
コンデンサ(積層セラミックコンデンサなど)、インダクタ、EMI除去フィルタなど(有価証券報告書・事業の内容/セグメント情報)。2026年3月期は積層セラミックコンデンサがサーバー向けを中心に幅広い用途で増加し、コンデンサの売上収益は936,418百万円(前期比+12.6%)、インダクタ・EMIフィルタは223,316百万円(同+11.0%)だった
- 規模・シェアなど
- 2026年3月期 外部顧客に対する売上収益1,159,734百万円、営業利益315,132百万円(有価証券報告書・セグメント情報)。MLCC市場におけるムラタのシェアは40%(公式サイト・コンデンサ事業ページ)
デバイス・モジュール
高周波モジュール、表面波フィルタ、リチウムイオン二次電池、センサなど(有価証券報告書・事業の内容)。内訳は高周波・通信394,829百万円(前期比-11.0%)、エナジー・パワー154,063百万円(同-1.1%)、機能デバイス107,074百万円(同+9.5%)で、高周波モジュールや樹脂多層基板のスマートフォン向け減少が響いた
- 規模・シェアなど
- 2026年3月期 外部顧客に対する売上収益655,966百万円、営業損失26,491百万円(有価証券報告書・セグメント情報)
その他
ソリューションビジネス、ヘルスケア機器、機器製作など(有価証券報告書・事業の内容/セグメント情報)
- 規模・シェアなど
- 2026年3月期 外部顧客に対する売上収益15,156百万円、営業損失6,806百万円(有価証券報告書・セグメント情報。セグメント間取引を含む売上収益は69,701百万円)
市場シェアは、出典を明示できる調査が確認できていないため掲載していません。
特徴
- MLCC市場におけるシェア40%を公式サイトのコンデンサ事業ページで掲げ、材料から製品までの一貫生産体制を強みとして説明している
- 地域別売上収益は海外が1,698,091百万円で全体の92.7%を占め、中華圏が865,007百万円と最大(2026年3月期決算短信)
- 親会社所有者帰属持分比率85.0%(2026年3月31日現在、決算短信)と財務基盤が厚く、2026年3月期の年間配当金は1株65円だった
- 提出会社(単体)の平均年間給与は8,382千円(約838万円)、平均年齢40.5歳、平均勤続年数14.4年(2026年3月期有価証券報告書・従業員の状況)。研究開発費は158,870百万円だった
失敗と教訓
表面波フィルタ事業ののれん全額減損(米Resonant買収関連)
2026年3月期に、デバイス・モジュールセグメントを構成する表面波フィルタ製品に係る事業について、のれん43,798百万円の減損損失を計上した。有価証券報告書は、通信市場の高周波化が当初の想定よりも緩やかな状況の中で、事業計画に基づき回収可能価額を算定した結果、帳簿価額を下回ったためと説明している。ロイターは、こののれんが表面波フィルタ事業強化のため2022年3月に約350億円で買収した米Resonant社に係るもので、その全額が減損されたと報じた。
読み方: 買収の成否は対象技術の市場化の速度と競合環境の変化に左右される。想定した技術移行が想定より緩やかに進む場合、買収時に見込んだキャッシュ・フローが遅れ、のれんの回収可能性が失われることがある。
出典: 村田製作所 第90期有価証券報告書(2026年3月期)非金融資産の減損・のれん注記、およびロイター「村田製作所、米レゾナント社のれん438億円を減損 営業益下方修正」(2026年2月2日) (2026/10/31確認)
企業トリビア
自転車に乗って走り、完全に止まってもバランスを取って倒れないロボット「ムラタセイサク君」を技術PR用に開発し、公式サイトで紹介している
ボールの上でバランスを保って全方位に移動するロボット10体によるフォーメーションダンスを実現した「村田製作所チアリーディング部」を2014年に開発発表した。ムラタセイサク君、ムラタセイコちゃんに次ぐ4代目のロボットとされる
よくある質問
村田製作所の平均年収はいくらですか?
2026年3月期の有価証券報告書では、提出会社(単体)の平均年間給与は8,382千円(約838万円)です。平均年齢40.5歳、平均勤続年数14.4年、単体従業員数11,174人と記載されています。
村田製作所の売上収益と営業利益は?
2026年3月期の連結売上収益は1,830,856百万円(前期比5.0%増)、営業利益は281,835百万円(前期比0.8%増)です(2026年3月期決算短信〔IFRS〕)。会計基準はIFRSで、売上は「売上収益」と表記されます。
村田製作所の従業員数は何人ですか?
連結従業員数は74,302人、提出会社(単体)は11,174人です(いずれも2026年3月31日現在、有価証券報告書・公式会社概要)。連結の内訳はコンポーネント42,813人、デバイス・モジュール24,867人、その他2,390人、本社部門4,232人です。
村田製作所のROE(自己資本利益率)は?
2026年3月期のROEは8.8%です(出典: 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(JPX開示PDF))。
村田製作所の自己資本比率は?
2026年3月期の自己資本比率は85%です(出典: 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(JPX開示PDF))。
村田製作所は実質無借金ですか?
2026年3月期の有利子負債は558億円、現金及び現金同等物は6,537億円で、有利子負債が現金を下回るため、このサイトの判定(有利子負債<現金及び現金同等物)では実質無借金にあたります(出典: 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(JPX開示PDF))。
出典・確認日(8件)
このページの最終確認日は 2026/10/31 です。数値が変わる資料(決算・有報)は、新しい発表を確認し次第差し替えます。出典は折りたたんでいますが、構造化データにも出典つきで保持しています。