特集ページ鉄鋼業東証プライム証券コード 5444

大和工業の業績・歴史・IR要約

YAMATO KOGYO CO., LTD. ・ 証券コード 5444 ・ 確認日 2026/10/31

形鋼の電炉メーカーグループ。米国持分法事業が経常利益の7割超を稼ぎ、自己資本比率85.5%

3行でわかる大和工業

  1. 2026年3月期の売上高は160,389百万円↓ 前期比4.7%減、営業利益4,495百万円と大幅な減益だったが、経常利益65,235百万円、親会社株主に帰属する当期純利益62,389百万円と大幅な増益だった(決算短信)。
  2. 持分法適用関連会社の米国・ニューコア・ヤマト・スチールの利益(持分法投資損益47,490百万円)と投資有価証券売却益が、国内鉄鋼事業の不振を補った。
  3. 自己資本比率85.5%、有利子負債は744百万円のみ。連結従業員数は2,463人、提出会社(持株会社)の平均年間給与は10,129,626円(約1,013万円)(有価証券報告書)。

IRかんたん要約 — 2026年3月期 決算の要約

2026年3月期
  • 売上高160,389百万円↓ 前期比△4.7%、営業利益4,495百万円↓ 同△60.9%の一方、経常利益65,235百万円↑ 同+19.9%、親会社株主に帰属する当期純利益62,389百万円↑ 同+96.0%。ROEは11.4%
  • 持分法投資損益は47,490百万円と経常利益の7割超を占め、米国事業が収益の柱。セグメント利益はタイ4,236百万円、日本1,494百万円、インドネシア1,025百万円、軌道用品1,731百万円
  • 自己資本比率85.5%。有利子負債は1年以内返済予定の長期借入金744百万円のみ
  • 2027年3月期は売上高166,000百万円、営業利益4,500百万円、経常利益68,000百万円、純利益47,000百万円を予想。年間配当は400円(配当性向39.0%)で次期も400円の予定

出典: 大和工業株式会社 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) (2026/10/31確認)。予想を含む項目は、発表時点の見通しとして記載しています。

数字で見る大和工業

売上高1,604億円2026年3月期
営業利益45億円2026年3月期
当期利益624億円2026年3月期
平均年収1,013万円2026年3月期(提出会社単体の平均年間給与)
平均年齢38.6歳2026年3月期(提出会社単体)
平均勤続年数9.3年2026年3月期(提出会社単体)
従業員数(連結)2,463人連結従業員数(2026年3月期)

確認できていない項目(平均年収など)は、推定で埋めずに表示していません。各数値の出典はページ末尾の「出典・確認日」にまとめています。

経営データ — 収益性・健全性・配当

営業利益率
2.8%
2026年3月期 ・ 0〜60%の目盛り
ROE(自己資本利益率)
11.4%
2026年3月期 ・ 0〜40%の目盛り
自己資本比率
85.5%
2026年3月期 ・ 0〜100%の目盛り
配当性向(2026年3月期)
配当性向39%
  • 配当39.0%
  • 内部留保など61.0%

ゲージの目盛りは指標ごとに固定です(営業利益率0〜60%、ROE 0〜40%、自己資本比率0〜100%)。ROE・自己資本比率は決算短信等の開示値、営業利益率は売上と営業利益から算出した派生値です。

有利子負債と現金(2026年3月期)

有利子負債の算入範囲: 1年以内返済予定の長期借入金744百万円のみ(連結貸借対照表。短期借入金・長期借入金・社債の計上なし)

実質無借金: 有利子負債が現金及び現金同等物を下回っています(このサイトの判定式: 有利子負債 < 現金及び現金同等物)

総資産6,335億円2026年3月期
自己資本5,417億円2026年3月期
年間配当(1株当たり)400円2026年3月期

業績予想 — 2027年3月期 通期予想(決算短信)

売上高:実績と通期予想

予想は直近の本決算短信に記載された会社予想です。実績値との比較のために並べています。

売上高(予想)1,660億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
営業利益(予想)45億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
当期利益(予想)470億円2027年3月期 通期予想(決算短信)

業績予想は決算短信の発表時点の見通しで、実際の結果とは異なる場合があります。

株価・市場データ(参考値)

株価12,240円2026-10-30時点
PER11.94倍2026-10-30時点
時価総額7,589億円2026-10-30時点
配当利回り3.26%2026-10-30時点

2026-10-30時点の参考値です(出典: みんかぶ)。株価は日々変動します。

成り立ち — 年表

  1. 1944

    兵庫県姫路市(現)で川西航空機の協力工場として創立

  2. 1961

    東京証券取引所・大阪証券取引所市場第二部に上場

  3. 1962

    東京証券取引所・大阪証券取引所市場第一部に上場

  4. 1987

    米国ニューコア社との合弁でニューコア・ヤマト・スチールを設立

  5. 1992

    タイにサイアム・ヤマト・スチールを設立

  6. 2003

    鉄鋼事業を分社化し持株会社へ移行(ヤマトスチール設立)

  7. 2024

    インドネシアのPTガルーダ・ヤマト・スチールの株式80%を取得

  8. 2026

    中東事業の持分法適用関連会社の全株式を譲渡

事業とシェア

事業別売上高の構成比(2026年3月期)
売上構成5事業
  • 鉄鋼事業(日本)33.0%530億円
  • 鉄鋼事業(タイ)42.8%685億円
  • 鉄鋼事業(インドネシア)15.6%250億円
  • 軌道用品事業6.0%97億円
  • その他2.6%42億円

構成比は、事業別売上高を確認できた事業の合計を100%として算出したものです(連結売上高に対する割合とは異なる場合があります)。金額は各事業の売上高で、対象期・出典は下記の各事業の説明に記載しています。

各事業の詳しい説明は折りたたんでいます。事業名をタップすると開きます。

鉄鋼事業(日本)

ヤマトスチールによるH形鋼などの形鋼の製造販売。国内需要の停滞とコスト高騰で減収減益となった(決算短信・セグメント情報)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高52,981百万円、セグメント利益1,494百万円
鉄鋼事業(タイ)

サイアム・ヤマト・スチールによる形鋼の製造販売。セグメントで最大の売上高(決算短信・セグメント情報)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高68,520百万円、セグメント利益4,236百万円
鉄鋼事業(インドネシア)

2024年に子会社化したPTガルーダ・ヤマト・スチールによる形鋼の製造販売(決算短信・セグメント情報)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高25,033百万円、セグメント利益1,025百万円
軌道用品事業

大和軌道製造による鉄道用分岐器などの軌道用品の製造販売(決算短信・セグメント情報)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高9,674百万円、セグメント利益1,731百万円
その他

重工加工品などのその他の事業(決算短信・セグメント情報)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高4,180百万円、セグメント利益365百万円

市場シェアは、出典を明示できる調査が確認できていないため掲載していません。

グループ・子会社・海外展開

子会社・関連会社(連結子会社など 10社)

  • ヤマトスチール株式会社
  • サイアム・ヤマト・スチールカンパニーリミテッド
  • PTガルーダ・ヤマト・スチール
  • 大和軌道製造株式会社
  • ヤマトコウギョウアメリカ・インク

出典: 大和工業 有価証券報告書(事業の内容。連結子会社10社・持分法適用関連会社6社)。主要な子会社のみ抜粋しています。

海外展開

米国ではニューコア社との合弁会社ニューコア・ヤマト・スチール(持分法適用関連会社)が形鋼を生産するほか、タイ(サイアム・ヤマト・スチール)、インドネシア(PTガルーダ・ヤマト・スチール)に連結子会社を持つ。2026年3月期のセグメント売上高はタイ68,520百万円、インドネシア25,033百万円と、海外の鉄鋼事業が国内を上回る(決算短信・有価証券報告書)

特徴

  • H形鋼などの形鋼を手がける独立系電炉メーカーグループの持株会社。

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    国内のほかタイ・インドネシアに生産子会社を持つ

  • 米国ニューコア社との合弁会社ニューコア・ヤマト・スチールが持分法で大きく利益貢献する収益構造

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    (2026年3月期の持分法投資損益47,490百万円)

  • 自己資本比率85.5%

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    有利子負債は744百万円のみという堅固な財務

  • 年間配当400円(配当性向39.0%)。

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    2027年3月期も400円を予定

トホホな失敗と、そこからの教訓

中東事業からの撤退(2026年2月)

中東事業の持分法適用関連会社の全株式を2026年2月に合弁パートナーのフーラス社へ譲渡し、中東事業から撤退した。株式譲渡に伴う追加損失56億円を2026年3月期第3四半期に計上している

出典: 大和工業株式会社 有価証券報告書(沿革)・2026年3月期 第3四半期決算短信 (2026/10/31確認)

ライバル企業 — 鉄鋼業の掲載企業

同じ業界カテゴリ(鉄鋼業)の掲載企業です。数字は各社の対象期が異なる場合があるため、各社のページで対象期とあわせて確認してください。

企業売上高営業利益率ROE平均年収
大和工業東証プライム1,604億円2.8%11.4%1,013万円
愛知製鋼東証プライム3,044億円5.7%——
中部鋼鈑東証プライム511億円1.8%1.7%—
大同特殊鋼東証プライム5,781億円7.3%7.2%870万円
合同製鐵東証プライム1,918億円5.1%——
JFEホールディングス東証プライム4兆5,393億円2.5%2.7%1,228万円
神戸製鋼所東証プライム2兆4,366億円5.3%7.7%832万円

よくある質問

大和工業の平均年収はいくらですか?

2026年3月期の有価証券報告書では、提出会社(持株会社)の平均年間給与は10,129,626円(約1,013万円)です。平均年齢38.6歳、平均勤続年数9.3年、単体従業員数130人、連結従業員数は2,463人と記載されています。

大和工業は営業利益と経常利益の差が大きいのはなぜですか?

持分法適用関連会社である米国のニューコア・ヤマト・スチールなどの利益47,490百万円が、持分法投資損益として営業外収益に計上されるためです。2026年3月期は営業利益4,495百万円に対し、経常利益は65,235百万円でした(決算短信)。

大和工業の配当はいくらですか?

2026年3月期の年間配当金は1株当たり400円(中間200円+期末200円)で、配当性向は39.0%です。2027年3月期も400円の配当を予定しています(決算短信)。

大和工業のROE(自己資本利益率)は?

2026年3月期のROEは11.4%です(出典: 大和工業株式会社 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(TDnet開示・Japan IR転載))。

大和工業の自己資本比率は?

2026年3月期の自己資本比率は85.5%です(出典: 大和工業株式会社 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(TDnet開示・Japan IR転載))。

大和工業は実質無借金ですか?

2026年3月期の有利子負債は7億円、現金及び現金同等物は755億円で、有利子負債が現金を下回るため、このサイトの判定(有利子負債<現金及び現金同等物)では実質無借金にあたります(出典: 大和工業株式会社 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(TDnet開示・Japan IR転載))。

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出典・確認日(4件)

このページの最終確認日は 2026/10/31 です。数値が変わる資料(決算・有報)は、新しい発表を確認し次第差し替えます。出典は折りたたんでいますが、構造化データにも出典つきで保持しています。