特集ページ半導体・電子部品東証プライム証券コード 6963

ロームの業績・歴史・IR要約

ROHM Co., Ltd. ・ 証券コード 6963 ・ 確認日 2026/10/31

京都発の総合半導体メーカー。SiCパワーデバイスでEV時代に挑む

3行でわかるローム

  1. ロームは京都市に本社を置く総合半導体メーカーで、2026年3月期の連結売上高は481,148百万円↑ 前期比+7.3%と増収だったが、SiC事業の減損損失193,600百万円を計上し、親会社株主に帰属する当期純損失158,424百万円の最終赤字となった(決算短信・有価証券報告書)。
  2. LSIと半導体素子が売上高の約9割を占め、SiCパワーデバイスを自動車・産業機器向けに展開する。連結従業員数は21,756人、連結子会社は33社。
  3. 自己資本比率は59.1%と高く、最終赤字でも年間配当50円を維持した。第2期中期経営計画では2028年度に売上高5,000億円以上・営業利益率20%以上を目標に掲げる。

IRかんたん要約 — 2026年3月期 決算の要約

2026年3月期
  • 売上高481,148百万円↑ 前期比+7.3%、営業利益10,864百万円、経常利益19,222百万円。SiC事業の減損損失193,600百万円を計上し、親会社株主に帰属する当期純損失は158,424百万円、ROEは△19.2%
  • セグメント別(外部顧客への売上高)ではLSIが218,390百万円・セグメント利益24,535百万円、半導体素子が205,263百万円・同22,704百万円の損失、モジュールが31,589百万円、その他(抵抗器)が25,903百万円
  • 自己資本比率59.1%、総資産1,283,559百万円、自己資本757,964百万円。年間配当は50円
  • 2027年3月期の予想は売上高510,000百万円、営業利益30,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益29,000百万円

出典: ローム株式会社 2026年3月期 決算短信(日本基準・連結)および有価証券報告書(EDINET) (2026/10/31確認)。予想を含む項目は、発表時点の見通しとして記載しています。

数字で見るローム

売上高4,811億円2026年3月期
営業利益109億円2026年3月期
当期利益-1,584億円2026年3月期
平均年収803.5万円2026年3月期(提出会社単体の平均年間給与)
平均年齢42.4歳2026年3月期(提出会社単体)
平均勤続年数14年2026年3月期(提出会社単体)
従業員数(連結)21,756人連結従業員数(2026年3月期)

確認できていない項目(平均年収など)は、推定で埋めずに表示していません。各数値の出典はページ末尾の「出典・確認日」にまとめています。

経営データ — 収益性・健全性・配当

営業利益率
2.3%
2026年3月期 ・ 0〜60%の目盛り
ROE(自己資本利益率)
-19.2%
2026年3月期 ・ 0〜40%の目盛り
自己資本比率
59.1%
2026年3月期 ・ 0〜100%の目盛り

ゲージの目盛りは指標ごとに固定です(営業利益率0〜60%、ROE 0〜40%、自己資本比率0〜100%)。ROE・自己資本比率は決算短信等の開示値、営業利益率は売上と営業利益から算出した派生値です。

総資産1兆2,836億円2026年3月期
自己資本7,580億円2026年3月期
年間配当(1株当たり)50円2026年3月期

業績予想 — 2027年3月期 通期予想(決算短信)

売上高:実績と通期予想

予想は直近の本決算短信に記載された会社予想です。実績値との比較のために並べています。

売上高(予想)5,100億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
営業利益(予想)300億円2027年3月期 通期予想(決算短信)
当期利益(予想)290億円2027年3月期 通期予想(決算短信)

業績予想は決算短信の発表時点の見通しで、実際の結果とは異なる場合があります。

株価・市場データ(参考値)

株価3,568円2026-10-30時点
PER47.5倍2026-10-30時点
時価総額1兆4,406億円2026-10-30時点
配当利回り1.4%2026-10-30時点

2026-10-30時点の参考値です(出典: 銘柄スカウターライト(マネックス証券))。株価は日々変動します。

成り立ち — 年表

  1. 1954

    京都市上京区において個人企業として東洋電具製作所を創業。炭素皮膜固定抵抗器の開発・販売を開始

  2. 1958

    株式会社東洋電具製作所を設立(9月17日)。本社は後に京都市右京区西院溝崎町へ移転

  3. 1969

    ICの開発・販売を開始

  4. 1981

    商号をローム株式会社に変更

  5. 1989

    東京証券取引所市場第一部に上場

  6. 2008

    沖電気工業株式会社から半導体事業部門を買収

  7. 2009

    SiCウェハ製造のドイツSiCrystal社を買収

  8. 2010

    SiC製ショットキーバリアダイオードを開発し、販売を開始

  9. 2022

    東京証券取引所プライム市場へ移行

  10. 2026

    国内製造子会社を前工程のローム・デバイス マニュファクチャリングと後工程のローム・アッセンブリ マニュファクチャリングに再編

事業とシェア

事業別売上高の構成比(2026年3月期)
売上構成4事業
  • LSI45.3%2,184億円
  • 半導体素子42.7%2,053億円
  • モジュール6.6%316億円
  • その他5.4%259億円

構成比は、事業別売上高を確認できた事業の合計を100%として算出したものです(連結売上高に対する割合とは異なる場合があります)。金額は各事業の売上高で、対象期・出典は下記の各事業の説明に記載しています。

各事業の詳しい説明は折りたたんでいます。事業名をタップすると開きます。

LSI

アナログ、ロジック、メモリ等の集積回路事業(有価証券報告書)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高218,390百万円、セグメント利益24,535百万円(外部顧客への売上高ベース)
半導体素子

トランジスタ、ダイオード、パワーデバイス、発光ダイオード、半導体レーザー等。SiC(炭化ケイ素)パワーデバイスを含む(有価証券報告書)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高205,263百万円、セグメント損失22,704百万円(外部顧客への売上高ベース)
モジュール

プリントヘッド、オプティカル・モジュール等(有価証券報告書)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高31,589百万円、セグメント利益3,522百万円(外部顧客への売上高ベース)
その他

抵抗器事業。創業以来の事業(有価証券報告書)

規模・シェアなど
2026年3月期 売上高25,903百万円、セグメント利益4,104百万円(外部顧客への売上高ベース)

市場シェアは、出典を明示できる調査が確認できていないため掲載していません。

グループ・子会社・海外展開

子会社・関連会社(連結子会社など 33社)

  • ラピスセミコンダクタ株式会社
  • ローム浜松株式会社
  • ローム・ワコー株式会社
  • ローム・アポロ株式会社
  • SiCrystal GmbH
  • ROHM Semiconductor Hong Kong Co., Ltd.

出典: ローム株式会社 有価証券報告書(関係会社の状況、連結子会社33社。子会社は国内7社・海外29社の計36社、関連会社3社)。主要な子会社のみ抜粋しています。

今後の計画 — 第2期中期経営計画「MOVING FORWARD to 2028」

2026年度〜2028年度
  • 2028年度 売上高5,000億円以上
  • 2028年度 営業利益率20%以上
  • 2028年度 ROE 9%以上

出典: ローム株式会社 有価証券報告書(経営方針)。計画・目標は会社発表時点のもので、達成を保証するものではありません。

特徴

  • 2026年3月期は売上高481,148百万円↑ 前期比+7.3%と増収の一方

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    SiC事業の減損損失193,600百万円で当期純損失158,424百万円の最終赤字

  • 自己資本比率59.1%と財務基盤は厚く

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    現金及び現金同等物の期末残高は428,714百万円

  • 第2期中期経営計画「MOVING FORWARD to 2028」では2028年

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    度に売上高5,000億円以上・営業利益率20%以上・ROE9%以上を目標とする

  • 2026年3月に東芝デバイス&ストレージの半導体事業および三菱電機のパワーデバイス

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    事業との統合協議開始に向けた基本合意を締結

トホホな失敗と、そこからの教訓

SiC事業の固定資産減損1,936億円で過去最大の最終赤字(2026年3月期)

BEV(電気自動車)市場の成長見通しが従来の想定を下回ったことなどから、SiC事業を中心に固定資産の減損損失193,600百万円を計上した。2026年3月期は営業利益10,864百万円を確保したものの、税引前損失170,902百万円、親会社株主に帰属する当期純損失158,424百万円と過去最大の最終赤字となった(有価証券報告書)。

読み方: 成長市場への大型先行投資は、需要見通しの変化がそのまま減損リスクに直結する

出典: ローム株式会社 2026年3月期 有価証券報告書(EDINET) (2026/10/31確認)

企業トリビア

創業は1954年、創業者・佐藤研一郎が開発した炭素皮膜固定抵抗器から始まった。抵抗器事業は現在も「その他」セグメントとして続いている

ライバル企業 — 半導体・電子部品の掲載企業

同じ業界カテゴリ(半導体・電子部品)の掲載企業です。数字は各社の対象期が異なる場合があるため、各社のページで対象期とあわせて確認してください。

企業売上高営業利益率ROE平均年収
ローム東証プライム4,811億円2.3%-19.2%803.5万円
キオクシアホールディングス東証プライム2兆3,376億円37.2%51.9%1,307万円
サンケン電気東証プライム802億円-5.9%-7.3%711万円
SUMCO東証プライム4,097億円0.3%-2%641万円
ルネサスエレクトロニクス東証プライム1兆3,212億円15.2%-2.1%750万円
ソシオネクスト東証プライム2,008億円6.2%6.5%959万円

よくある質問

ロームの平均年収はいくらですか?

2026年3月期の有価証券報告書では、提出会社の平均年間給与は8,035千円(約804万円)です。平均年齢42.4歳、平均勤続年数14.0年、単体従業員数4,199人、連結従業員数は21,756人と記載されています。

ロームの配当はいくらですか?

2026年3月期の年間配当金は1株当たり50円(中間25円+期末25円)です。当期純損失のため配当性向は表示されていません。2027年3月期も年間50円の配当を予想しています(決算短信)。

2026年3月期の最終赤字の原因は何ですか?

BEV市場の成長見通しが従来の想定を下回ったため、2026年3月期にSiC事業を中心とする固定資産の減損損失193,600百万円を計上しました。これにより親会社株主に帰属する当期純損失は158,424百万円となりました(有価証券報告書)。

ロームのROE(自己資本利益率)は?

2026年3月期のROEは-19.2%です(出典: ローム株式会社 2026年3月期 決算短信(日本基準・連結)および有価証券報告書(EDINET))。

ロームの自己資本比率は?

2026年3月期の自己資本比率は59.1%です(出典: ローム株式会社 2026年3月期 決算短信(日本基準・連結)および有価証券報告書(EDINET))。

ロームの配当は?

2026年3月期の年間配当は1株当たり50円です。配当利回りは1.4%(2026-10-30時点)(出典: ローム株式会社 2026年3月期 決算短信(日本基準・連結)および有価証券報告書(EDINET))。

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出典・確認日(3件)

このページの最終確認日は 2026/10/31 です。数値が変わる資料(決算・有報)は、新しい発表を確認し次第差し替えます。出典は折りたたんでいますが、構造化データにも出典つきで保持しています。