数字の要点
通期予想に対する進捗
中間期の売上高1兆6,675億円 ÷ 今回初めて公表された通期予想3兆7,000億円
中間期の営業利益5,068億円 ÷ 通期予想1兆1,690億円
中間純利益3,769億円 ÷ 通期予想8,650億円
- 今回の発表で最も新しい情報は、従来非開示だった通期予想が初めて公表されたことです。売上高3兆7,000億円、営業利益1兆1,690億円、純利益8,650億円で、中間期の進捗率は売上45.1%、営業利益43.4%、純利益43.6%です。下期にやや重みのある計画となっています。
- 営業利益率は30.4%と、中間期の増収効果とプロダクトミックスの改善で前年同期から上昇しました。短信は、データセンター向けAIサーバーの需要拡大を受け、AI用途の半導体向け設備投資が顕著に伸びたと説明しています。
- 株主還元では、上限2,500万株・総額1,500億円の自己株式取得(2026年11月1日〜2027年3月31日)が決議されました。配当予想も修正され、中間配当は従来予想の384円から415円へ増額されています。
- 2026年10月1日に1株を5株へ株式分割しているため、配当や1株当たり利益の比較には注意が必要です。期末配当は分割後の108円で、分割を考慮しない場合は期末540円・年間955円に相当すると記載されています。
東京エレクトロンの2027年3月期中間期(2026年4月〜9月)の連結業績は、売上高1兆6,675億円↑ 前年同期比41.3%増、営業利益5,068億円(同67.2%増)、経常利益5,144億円(同67.6%増)、親会社株主に帰属する中間純利益3,769億円(同56.0%増)でした。自己資本比率は68.2%、総資産は3兆1,775億円です。同社は半導体製造装置の単一セグメントのため、セグメント別の業績は開示されていません。
伸びの背景と通期予想
短信は、データセンター向けAIサーバーの需要拡大を受けてAI用途の半導体向け設備投資が顕著に伸び、先端ロジック、HBMを含むDRAM、先端パッケージングなど先端分野への投資が拡大したと説明しています。増収効果とプロダクトミックスの改善により、中間期の営業利益率は30.4%に上昇しました。通期(2027年3月期)の業績予想は今回初めて公表され、売上高3兆7,000億円、営業利益1兆1,690億円、経常利益1兆1,790億円、純利益8,650億円です。中間期実績の進捗率は売上高45.1%、営業利益43.4%、純利益43.6%となります。
株主還元と株式分割
株主還元では、上限2,500万株(発行済株式総数の1.1%)・取得総額1,500億円の自己株式取得が決議されました。取得期間は2026年11月1日から2027年3月31日です。配当予想は修正され、中間配当は従来予想384円から415円へ増額されました(いずれも株式分割前)。同社は2026年10月1日に普通株式1株を5株に分割しており、期末配当は分割後の108円(分割を考慮しない場合は540円、年間955円相当)とされています。1株当たり中間純利益は分割後ベースで166.13円です。
財務基盤の補足
自己資本比率は68.2%、総資産は3兆1,775億円です。1株当たり中間純利益は株式分割後ベースで166.13円と記載されています。なお同社の通期予想の経常利益は1兆1,790億円↑ 前期比87.0%増とされています。
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出典
東京エレクトロン 2027年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年10月30日) 一次資料(2026/11/02確認)。数値はこの資料の記載値です。