特集ページ化学(日用品・化粧品)東証プライム証券コード 4911

資生堂の業績・歴史・IR要約

Shiseido Company, Limited ・ 証券コード 4911 ・ 確認日 2026/10/31

約120の国と地域で展開する日本発のグローバルビューティーカンパニー

3行でわかる資生堂

  1. 1872年に東京・銀座で創業した化粧品大手で、約120の国と地域で事業を展開する。2025年12月期の売上高は969,992百万円↓ 前期比2.1%減、コア営業利益44,520百万円だったが、減損損失等の計上で営業損失28,788百万円、親会社所有者に帰属する当期純損失40,680百万円の赤字となった(決算短信)。
  2. セグメントでは中国・トラベルリテール事業が売上高342,244百万円・コア営業利益64,525百万円と最大で、日本以外の売上高は約70%を占める。一方、米州事業はコア営業損失11,566百万円だった。
  3. 親会社所有者帰属持分比率は47.4%、有利子負債(社債及び借入金)は211,617百万円。連結従業員数は26,330人、提出会社の平均年間給与は7,080,304円(約708万円)(有価証券報告書)。

IRかんたん要約 — 2025年12月期 決算の要約

2025年12月期
  • 売上高969,992百万円↓ 前期比△2.1%、コア営業利益44,520百万円、営業損失28,788百万円、親会社所有者に帰属する当期純損失40,680百万円。ROEは△6.6%
  • 米州事業の収益性低下によりのれん減損損失46,818百万円(減損損失合計51,551百万円)、構造改革費用20,580百万円を計上したことが赤字の主因
  • セグメントのコア営業利益は中国・トラベルリテール事業64,525百万円、日本事業38,972百万円、欧州事業3,949百万円、米州事業△11,566百万円
  • 年間配当は40.00円(純損失のため配当性向は「-」、DOE2.6%)。2026年12月期は売上高990,000百万円、営業利益59,000百万円、配当60.00円を予想

出典: 株式会社資生堂 2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結) (2026/10/31確認)。予想を含む項目は、発表時点の見通しとして記載しています。

数字で見る資生堂

売上高9,700億円2025年12月期
営業利益-288億円2025年12月期
当期利益-407億円2025年12月期
平均年収708万円2025年12月期(提出会社単体の平均年間給与)
平均年齢39.3歳2025年12月期(提出会社単体)
平均勤続年数11.2年2025年12月期(提出会社単体)
従業員数(連結)26,330人連結従業員数(2025年12月期)

確認できていない項目(平均年収など)は、推定で埋めずに表示していません。各数値の出典はページ末尾の「出典・確認日」にまとめています。

経営データ — 収益性・健全性・配当

営業利益率
-3%
2025年12月期 ・ 0〜60%の目盛り
ROE(自己資本利益率)
-6.6%
2025年12月期 ・ 0〜40%の目盛り
自己資本比率
47.4%
2025年12月期 ・ 0〜100%の目盛り

ゲージの目盛りは指標ごとに固定です(営業利益率0〜60%、ROE 0〜40%、自己資本比率0〜100%)。ROE・自己資本比率は決算短信等の開示値、営業利益率は売上と営業利益から算出した派生値です。

有利子負債と現金(2025年12月期)

有利子負債の算入範囲: 流動の社債及び借入金30,000百万円+非流動の社債及び借入金181,617百万円(連結財政状態計算書。リース負債は除く)

有利子負債が現金及び現金同等物を上回っています(判定式: 有利子負債 < 現金及び現金同等物 の場合は実質無借金と表示)

総資産1兆2,673億円2025年12月期
自己資本6,008億円2025年12月期
年間配当(1株当たり)40円2025年12月期

業績予想 — 2026年12月期 通期予想(決算短信)

売上高:実績と通期予想

予想は直近の本決算短信に記載された会社予想です。実績値との比較のために並べています。

売上高(予想)9,900億円2026年12月期 通期予想(決算短信)
営業利益(予想)590億円2026年12月期 通期予想(決算短信)
当期利益(予想)420億円2026年12月期 通期予想(決算短信)

業績予想は決算短信の発表時点の見通しで、実際の結果とは異なる場合があります。

株価・市場データ(参考値)

株価3,825円2026-10-30時点
PER36.4倍2026-10-30時点
時価総額1兆5,300億円2026-10-30時点
配当利回り1.57%2026-10-30時点

2026-10-30時点の参考値です(出典: Yahoo!ファイナンス)。株価は日々変動します。

成り立ち — 年表

  1. 1872

    東京・銀座に資生堂薬局として創業

  2. 1897

    化粧水「オイデルミン」を発売し、化粧品事業へ進出

  3. 1915

    商標「花椿」を制定

  4. 1949

    東京証券取引所に上場

  5. 2019

    米国のスキンケアブランドDrunk Elephantを買収

  6. 2021

    パーソナルケア事業を譲渡

事業とシェア

事業別売上高の構成比(2025年12月期)
売上構成6事業
  • 日本事業30.4%2,953億円
  • 中国・トラベルリテール事業35.3%3,422億円
  • 欧州事業14.5%1,411億円
  • 米州事業11.0%1,066億円
  • アジアパシフィック事業7.6%733億円
  • その他1.2%114億円

構成比は、事業別売上高を確認できた事業の合計を100%として算出したものです(連結売上高に対する割合とは異なる場合があります)。金額は各事業の売上高で、対象期・出典は下記の各事業の説明に記載しています。

各事業の詳しい説明は折りたたんでいます。事業名をタップすると開きます。

日本事業

国内の化粧品事業。セグメント利益はコア営業利益で表示されている(決算短信・セグメント情報)

規模・シェアなど
2025年12月期 売上高295,343百万円、セグメント利益38,972百万円(コア営業利益)
中国・トラベルリテール事業

中国事業と免税店等のトラベルリテール事業で、売上高・コア営業利益とも最大のセグメント(決算短信・セグメント情報)

規模・シェアなど
2025年12月期 売上高342,244百万円、セグメント利益64,525百万円(コア営業利益)
欧州事業

欧州地域の化粧品事業(決算短信・セグメント情報)

規模・シェアなど
2025年12月期 売上高141,129百万円、セグメント利益3,949百万円(コア営業利益)
米州事業

米州地域の化粧品事業。当期はDrunk Elephantの苦戦等でコア営業損失となり、のれん減損損失46,818百万円を計上した(決算短信)

規模・シェアなど
2025年12月期 売上高106,584百万円、セグメント利益△11,566百万円(コア営業利益)
アジアパシフィック事業

中国を除くアジア・オセアニア地域の化粧品事業(決算短信・セグメント情報)

規模・シェアなど
2025年12月期 売上高73,290百万円、セグメント利益5,079百万円(コア営業利益)
その他

レストラン事業(資生堂パーラー)や教育・保育事業等(決算短信・セグメント情報、公式サイト)

規模・シェアなど
2025年12月期 売上高11,399百万円、セグメント利益△1,259百万円(コア営業利益)

市場シェアは、出典を明示できる調査が確認できていないため掲載していません。

グループ・子会社・海外展開

子会社・関連会社(連結子会社など 64社)

  • 資生堂ジャパン株式会社
  • 資生堂(中国)投資有限公司
  • 資生堂アメリカズCorp.
  • 株式会社イプサ
  • 株式会社資生堂パーラー

出典: 資生堂 有価証券報告書(事業の内容・関係会社の状況。子会社64社、関連会社3社)。主要な子会社のみ抜粋しています。

海外展開

出典:

今後の計画 — 2030 中期経営戦略

〜2030年
  • 2030年 コア営業利益率10%以上

出典: 株式会社資生堂 2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)。計画・目標は会社発表時点のもので、達成を保証するものではありません。

特徴

  • 2025年12月期は売上高969,992百万円↓ 前期比△2.1%

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    コア営業利益44,520百万円の一方、減損等で営業損失28,788百万円・純損失40,680百万円の赤字(IFRS)

  • 日本以外の売上高は674,649百万円と約70%を占め

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    中国・トラベルリテール事業が最大セグメント

  • 「2030 中期経営戦略」で2030年にコア営業利益率10%以上を目指す(決算短信)

  • 親会社所有者帰属持分比率は47.4%。

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    年間配当は40.00円を維持し、2026年12月期は営業利益59,000百万円への回復と配当60.00円を予想

トホホな失敗と、そこからの教訓

米州事業ののれん減損と営業赤字

米州事業の収益性低下(Drunk Elephantの苦戦)により、のれん減損損失46,818百万円を計上した。減損損失は合計51,551百万円、構造改革費用20,580百万円もあり、2025年12月期は営業損失28,788百万円、親会社所有者に帰属する当期純損失40,680百万円の赤字となった(決算短信)

読み方: 買収したブランドの収益化が計画どおり進まなければ、のれんの減損が一気に業績を悪化させる。資生堂は「2030 中期経営戦略」で2030年にコア営業利益率10%以上への回復を掲げる

出典: 株式会社資生堂 2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結) (2026/10/31確認)

企業トリビア

資生堂の商標「花椿」は1915年に制定された。現在の本店も創業の地である東京・銀座(中央区銀座7-5-5)にある

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企業売上高営業利益率ROE平均年収
資生堂東証プライム9,700億円-3%-6.6%708万円
花王東証プライム1兆6,886億円9.7%11.3%865.4万円
小林製薬東証プライム1,657億円9%1.7%755万円
コーセーホールディングス東証プライム3,302億円5.6%5.4%747万円
ライオン東証プライム4,221億円8.6%9%711万円
ポーラ・オルビスホールディングス東証プライム1,703億円9.2%5.8%766万円
ユニ・チャーム東証プライム9,890億円14%11.1%862万円

よくある質問

資生堂の平均年収はいくらですか?

2025年12月期の有価証券報告書では、提出会社の平均年間給与は7,080,304円(約708万円)です。平均年齢39.3歳、平均勤続年数11.2年、単体従業員数3,850人、連結従業員数は26,330人と記載されています。

資生堂の配当はいくらですか?

2025年12月期の年間配当金は1株当たり40.00円です。当期は純損失のため配当性向は「-」とされ、純資産配当率(DOE)は2.6%でした。2026年12月期は60.00円の配当を予想しています(決算短信)。

資生堂が赤字になった理由は?

コア営業利益は44,520百万円の黒字でしたが、米州事業ののれん減損損失46,818百万円(減損損失合計51,551百万円)や構造改革費用20,580百万円を計上したため、営業損失28,788百万円となりました(決算短信)。

資生堂のROE(自己資本利益率)は?

2025年12月期のROEは-6.6%です(出典: 株式会社資生堂 2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(公式IR PDF))。

資生堂の自己資本比率は?

2025年12月期の自己資本比率は47.4%です(出典: 株式会社資生堂 2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(公式IR PDF))。

資生堂は実質無借金ですか?

2025年12月期の有利子負債は2,116億円、現金及び現金同等物は918億円です。このサイトの判定(有利子負債<現金及び現金同等物)では実質無借金にはあたりません(出典: 株式会社資生堂 2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(公式IR PDF))。

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出典・確認日(4件)

このページの最終確認日は 2026/10/31 です。数値が変わる資料(決算・有報)は、新しい発表を確認し次第差し替えます。出典は折りたたんでいますが、構造化データにも出典つきで保持しています。