長く続く会社には、大きな失敗の記録があります。このサイトでは、一次情報や公式発表で確認できた​420社の失敗事例を「トホホな失敗と、そこからの教訓」として企業ページに記録しています。ここでは大きな事例を4つ取り上げます。

トヨタ自動車 — 大規模リコール危機(2009〜2010年)

アクセルペダルの不具合などをめぐり、世界で約800万台規模のリコールに発展した事例です。急成長の過程で品質管理と顧客対応が追いつかなかったことが問われ、社長自らが顧客に不安を与えたことを謝罪しました。規模の拡大と品質の維持をどう両立させるかという、製造業の根本的な教訓です。

ソニー — ベータマックスの規格争い(1975年〜)

家庭用VCRの規格争いで、ソニーのベータマックスはJVC陣営のVHSに敗れました。技術的な優位だけでは標準は取れず、仲間づくりとコンテンツの量が勝敗を分けた事例として知られます。「良いものが勝つとは限らない」ことの古典的な記録です。

三菱重工業 — SpaceJetの開発中止(2023年)

国産リージョナルジェット「SpaceJet(旧MRJ)」は、初号機納入が6回延期された末に開発中止となりました。型式証明の取得ノウハウの不足など、参入障壁の高い領域への挑戦の難しさが表れた事例です。大きな投資の撤退判断の遅れが損失を広げる構図も読み取れます。

みずほ銀行 — 度重なるシステム障害(2021年)

ATM障害をはじめとするシステム障害が相次ぎ、金融庁から業務改善命令を受けました。合併を繰り返してきた銀行のシステム統合の難しさが表面化した事例で、組織の歴史がリスクとして残ることの記録です。

失敗の記録を読む意味

失敗の記録は、会社を貶めるためのものではありません。その後どう立て直したかまで含めて読むと、経営の回復力が見えます。各社の企業ページでは、失敗の経緯と出典を明記しています。

失敗事例は各社の企業ページ「トホホな失敗と、そこからの教訓」で確認できます。

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出典