数字の要点
通期予想に対する進捗
中間期の営業収益669億円 ÷ 上方修正後の通期予想1,360億円
中間期の営業利益216億円 ÷ 通期予想415億円
中間期の親会社株主に帰属する中間純利益160億円 ÷ 通期予想290億円
- 宇宙事業は営業収益353億円(内部取引含む、↑ 前年同期比17.0%増)、営業利益131億円(同17.0%増)でした。会社は、当期から開始した衛星コンステレーションの整備・運営等事業を含む安全保障領域の取引拡大でスペースインテリジェンス事業が43億円増収したことと、グローバル・モバイル分野の15億円の増収を挙げています。
- メディア事業は営業収益344億円(同1.6%増)と小幅な増収ながら、営業利益は90億円(同40.0%増)と大きく伸びました。光アライアンス事業の光再送信サービス関連収入が20億円増えた一方、放送・配信事業の視聴料・業務手数料・基本料収入は12億円減りました。利益面では、スカパー東京メディアセンターの運用最適化に伴う減価償却費の減少やカスタマーセンター費用の減少などの費用低減が寄与したと会社は説明しています。
- 通期予想の上方修正について会社は、第2四半期累計期間の業績が順調に進捗し、今後もメディア事業の営業収益のさらなる拡大や宇宙事業の運営効率化による営業利益率の改善が見込まれることを理由に挙げています。配当は配当性向50%以上とする基本方針を踏まえ、期末配当予想を4円増配しています。
- 「スカパー!」サービスの累計加入件数は2,377千件で、当中間期は新規223千件、解約301千件と78千件の純減でした。一方、光再送信サービスは2026年8月に契約世帯数が300万世帯を超え、提供エリアは37都道府県、提供可能世帯数は4,364万世帯に拡大しています。
スカパーJSATの2027年3月期中間期(2026年4月1日〜9月30日)の連結業績は、営業収益669億円↑ 前年同期比9.9%増、営業利益216億円(同25.8%増)、経常利益227億円(同25.5%増)、親会社株主に帰属する中間純利益160億円(同36.2%増)でした。1株当たり中間純利益は56.56円(前年同期41.53円)、EBITDAは292億円と前年同期から43億円増えました。なお、当社は2026年4月1日付で完全子会社だったスカパーJSAT株式会社を吸収合併し、株式会社スカパーJSATホールディングスからスカパーJSAT株式会社へ商号変更しています。財政状態では、総資産4,250億円、純資産3,151億円、自己資本比率73.4%、自己資本3,118億円でした。営業活動によるキャッシュ・フローは305億円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは185億円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは40億円の収入で、現金及び現金同等物の残高は739億円です。
セグメント別の動き
セグメント別(短信、単位:百万円、営業収益はセグメント間の内部営業収益等を含む)では、宇宙事業が営業収益353億円(↑ 前年同期比17.0%増、外部顧客への営業収益は336億円)、営業利益131億円(同17.0%増)、セグメント利益(親会社株主に帰属する中間純利益)95億円(同18.8%増)でした。会社は、安全保障領域の取引拡大によりスペースインテリジェンス事業が43億円増収したこと、グローバル・モバイル分野が15億円増収したことを増収要因に挙げています。メディア事業は営業収益344億円(同1.6%増、外部顧客への営業収益は333億円)、営業利益90億円(同40.0%増)、セグメント利益64億円(同58.9%増)でした。放送・配信事業の視聴料・業務手数料・基本料収入が12億円減った一方、光アライアンス事業の光再送信サービス関連収入が20億円増えました。利益面では、スカパー東京メディアセンターの運用最適化に伴う減価償却費の減少やオペレーション効率化に伴うカスタマーセンター費用の減少に加え、「ドイツブンデスリーガ」の放送・配信終了やコネクテッドTV事業化検証の終了に伴う一過性の費用減少も寄与したと会社は説明しています。「スカパー!」サービスの累計加入件数は2,377千件(当中間期は78千件の純減)でした。
通期予想の 上方修正と配当
通期(2027年3月期)の連結業績予想は、2026年4月28日公表分から上方修正され、営業収益1,360億円(従来1,350億円、↑ 前期比6.6%増)、営業利益415億円(同390億円、同17.7%増)、経常利益415億円(同390億円、同17.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益290億円(同270億円、同24.4%増)、1株当たり当期純利益102.29円となりました。同日に公表した「連結業績予想の上方修正及び配当予想の修正(増配)に関するお知らせ」で会社は、第2四半期累計期間の連結業績が順調に進捗しており、今後もメディア事業における営業収益のさらなる拡大や、宇宙事業における運営効率化等による営業利益率の改善が継続すると想定していることを修正理由に挙げています。配当は中間24.00円が決まり、期末配当予想は従来の24.00円から28.00円へ4円増配され、年間配当予想は52.00円(前期は中間19.00円、期末23.00円、年間42.00円)となりました。増配の理由は、通期予想の上方修正と配当性向50%以上とする配当基本方針を踏まえたものと説明されています。中間配当の支払開始予定日は2026年12月4日、半期報告書の提出予定日は2026年11月6日です。
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出典
スカパーJSAT 2027年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年11月4日) 一次資料(2026/11/06確認)。数値はこの資料の記載値です。