数字の要点

営業収益8,655億円​↑ 前年同期比+23.3%
純営業収益4,443億円​↑ 前年同期比+35.5%
営業利益1,484億円​↑ 前年同期比+72.5%
経常利益1,664億円​↑ 前年同期比+69.9%
親会社株主に帰属する中間純利益1,078億円​↑ 前年同期比+36.6%
中間配当39円前年同期 ​29円/前期年間 ​64円
読み解きのポイント
  • 純営業収益​4,443億円​↑ 前年同期比35.5%増に対し営業利益は​1,484億円(同72.5%増)と、利益の伸びが収益の伸びを大きく上回りました。受入手数料は​2,187億円から​2,812億円へ、トレーディング損益も​457億円から​621億円へ増加しています。
  • 費用も増えています。販売費・一般管理費は​2,419億円から​2,959億円へ増加し、うち人件費は​1,188億円から​1,451億円へ増えました。増収と費用増が同時に進んだ中間期です。
  • 年間配当予想欄の​44円は期末配当予想ではありません。短信の注記どおり、2025年3月期〜2027年3月期の通期配当の下限​44円を便宜上合計欄に記載したもので、期末配当は未定(業績を踏まえて決定)とされています。読み違いに注意が必要です。
  • 連結範囲の重要な変更として、完全子会社の大和ネクスト銀行がオリックス銀行株式会社の全株式取得を2026年8月3日に完了しました。取得原価は​3,852億円、のれん​1,035億円を20年間で均等償却し、被取得企業の2026年7月1日〜9月30日の業績が当中間期の連結に含まれています。

大和証券グループ本社の2027年3月期中間期(2026年4月〜9月)の連結業績は、営業収益​8,655億円​↑ 前年同期比23.3%増、純営業収益​4,443億円(同35.5%増)、営業利益​1,484億円(同72.5%増)、経常利益​1,664億円(同69.9%増)、親会社株主に帰属する中間純利益​1,078億円(同36.6%増)でした。​1株当たり中間純利益は​77.57円(潜在株式調整後76.32円)、自己資本比率は​4.6%、総資産は​40兆4,071億円、​1株当たり純資産は​1,318.82円、包括利益は​1,253億円(同18.4%増)でした。業績予想は、主たる事業である有価証券関連業の業績が経済情勢や相場環境に大きな影響を受けるため行うことが困難として、開示されていません。

収益の内訳

短信にはセグメント情報の開示がないため、損益計算書の収益内訳で動きを見ます。受入手数料は​2,812億円で、内訳は委託手数料​614億円、引受け・売出し等​288億円、募集・売出し取扱​170億円、その他​1,739億円でした。トレーディング損益は​621億円、金融収益は​3,819億円、その他の営業収益は​1,349億円です。前年同期との比較では、受入手数料が​2,187億円から​2,812億円へ、トレーディング損益が​457億円から​621億円へ、金融収益が​3,358億円から​3,819億円へとそれぞれ増加する一方、販売費・一般管理費も​2,419億円から​2,959億円へ増え、うち人件費は​1,188億円から​1,451億円へ増加しました。

配当と株主還元

中間配当は​1株当たり​39円で、前年同期の​29円から増配となりました。前期の年間実績は​64円(中間29円+期末35円)です。期末配当予想は未定で、業績を踏まえて決定するとされています。年間予想欄に記載された​44円については、短信が2025年3月期〜2027年3月期の通期配当の下限​44円を便宜上合計欄に記載したもので期末予想額ではないと注記しており、期末配当の予想値として読むことはできません。配当予想からの修正は「無」で、配当方針は半期ごとに配当性向​50%以上と記載されています。

連結範囲の変更と短信の説明

短信には「経営成績に関する定性的情報」のセクションはありませんが、連結範囲の重要な変更が開示されています。完全子会社の大和ネクスト銀行がオリックス銀行株式会社の全株式取得を2026年8月3日に完了し、みなし取得日は2026年7月1日、取得原価は​3,852億円、のれん​1,035億円を20年間で均等償却すること、被取得企業の業績は2026年7月1日〜9月30日の期間を連結に含むことが記載されています。業績予想・配当予想の修正開示はありませんでした。

この企業のデータを見る

出典