数字の要点
通期予想に対する進捗
中間期の売上高 1,209億円 ÷ 通期予想 2,100億円
中間期の営業利益 608億円 ÷ 通期予想 830億円
中間期の親会社株主に帰属する中間純利益 431億円 ÷ 通期予想 580億円
- 伸びの中心はデジタルコンテンツ事業です。売上高は851億円↑ 前年同期比70.8%増、営業利益は523億円(同66.7%増)で、会社は販売本数がデジタルコンテンツ全体で3,686万本(前年同期2,385万本)、うちリピートタイトルが3,218万本(同2,285万本)に増えたとしています。
- 通期予想に対する進捗率は、売上高が57.6%、営業利益が73.2%、親会社株主に帰属する当期純利益が74.3%です。中間期時点で利益の進捗が7割を超えていますが、会社は通期予想を2026年5月13日公表分から変更していません。
- ゲーム以外の事業にも動きがありました。アミューズメント施設事業は売上高157億円↑ 前年同期比26.2%増・営業利益27億円(同32.8%増)、アミューズメント機器事業は売上高165億円(同8.9%増)・営業利益93億円(同2.2%増)と増収増益でした。一方、その他事業は売上高35億円(同4.7%減)・営業利益20億円(同5.1%減)と減収減益でした。
- 営業利益率は50.3%(営業利益608億円÷売上高1,209億円、当サイトの計算)です。自己資本比率は81.8%で、2026年3月期末の78.8%から上昇しました。
カプコンの2027年3月期中間期(2026年4月1日〜9月30日)の連結業績は、売上高1,209億円↑ 前年同期比49.0%増、営業利益608億円(同54.5%増)、経常利益612億円(同67.5%増)、親会社株主に帰属する中間純利益431億円(同56.6%増)でした。1株当たり中間純利益は102.99円、包括利益は421億円(同49.4%増)です。通期(2027年3月期)の業績予想は売上高2,100億円(対前期7.5%増)、営業利益830億円(同10.2%増)、経常利益830億円(同12.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益580億円(同6.3%増)で、短信は「直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無」とし、2026年5月13日決算発表時の予想を変更していないとしています。中間期実績の通期予想に対する進捗率は、売上高57.6%、営業利益73.2%、当期純利益74.3%です。財務面では、総資産3,654億円、純資産2,995億円、自己資本2,988億円で、自己資本比率は81.8%と2026年3月期末の78.8%から上昇しました。
セグメント別の動き
デジタルコンテンツ事業は売上高851億円↑ 前年同期比70.8%増、営業利益523億円(同66.7%増)と、全体の伸びを牽引しました。販売本数はデジタルコンテンツ全体で3,686万本(前年同期2,385万本)に達し、260タイトルを239の国・地域で販売しました。うちリピートタイトルは3,218万本(同2,285万本)です。主要タイトルでは、完全新規IP『プラグマタ』が全世界270万本、20年ぶりのシリーズ最新作『鬼武者 Way of the Sword』が170万本を販売し、シリーズ累計1,100万本を達成しました。このほか『バイオハザード レクイエム』は累計800万本、『デビル メイ クライ 5』は累計1,400万本をそれぞれ突破しています。アミューズメント施設事業は売上高157億円(同26.2%増)、営業利益27億円(同32.8%増)で、店舗数は63店舗となりました。アミューズメント機器事業は売上高165億円(同8.9%増)、営業利益93億円(同2.2%増)で、販売台数はスマスロ『バイオハザード RE:3』が17千台、スマスロ『モンスターハンターライズ:サンブレイク』が14.1千台、スマスロ『ストリートファイター6』が9.8千台でした。その他事業は売上高35億円(同4.7%減)、営業利益20億円(同5.1%減)と減収減益でした。なお、セグメント利益の調整額は全社費用△55億円です。
配当・株主還元
配当は中間配当の実績が23.00円、期末配当の予想が23.00円で、年間合計の予想は46.00円です。短信は配当予想の修正を「無」としており、今回の決算に伴う配当予想の変更はありません。ただし前期(2026年3月期)の実績は中間20.00円・期末25.00円の年間45.00円だったため、年間予想は前期比で1.00円の増配となっています。中間配当の支払開始予定日は2026年11月16日です。業績予想の修正、配当予想の修正、自社株買いといった同時開示は今回確認されず、同時刻の適時開示は決算短信のみでした。株式分割に関する注記もありません。
会社自身の説明
会社は短信の「経営成績等の概況」で、中核のデジタルコンテンツ事業について、完全新規IP『プラグマタ』や20年ぶりのシリーズ最新作『鬼武者 Way of the Sword』などの新作投入に加え、主力シリーズを中心としたリピートタイトルの販売強化により販売本数が増加し、業績をけん引したと説明しています。あわせて、デジタル販売の継続的な強化や、AI活用・自社開発エンジン等の研究開発、人材投資を推進したとしています。アミューズメント施設事業については、天候の影響による屋内施設需要の増加、既存店の堅実な運営と新業態の出店効果で増収増益だったとし、アミューズメント機器事業については、スマートパチスロの継続投入と人気IPの活用で増収増益だったと説明しています。その他事業では、ワンコンテンツ・マルチユース戦略として、Netflixアニメ『Devil May Cry』シーズン2の配信や実写映画『ストリートファイター/ザ・ムービー』、eスポーツ大会「CAPCOM Pro Tour 2026」などを進めたとしています。
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出典
カプコン 2027年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年10月27日) 一次資料(2026/11/05確認)。数値はこの資料の記載値です。