製薬は、特許で守られた医薬品の利益率が高い一方、研究開発費と買収の償却が重い産業です。売上高は武田薬品工業​4兆5,057億円、第一三共​2兆1,230億円、中外製薬​1兆2,579億円と続きます。

利益率の差が際立つ産業

製薬大手の営業利益率(各社の直近本決算)
武田薬品工業0.1%
中外製薬47.6%
第一三共12.2%
大塚ホールディングス19.4%
塩野義製薬33.4%
エーザイ5.3%

営業利益率は中外製薬​47.6%、塩野義製薬​33.4%が高く、武田薬品工業は​0.1%まで低下しています。武田は大型買収に伴う償却負担などが重い時期で、利益率の低さは事業の弱さと直結しません。製薬は、主力薬の特許切れ(パテントクリフ)と新薬の立ち上がりで利益が大きく振れるため、1期の利益率より、パイプラインと複数期の流れで読む産業です。

配当性向にも個性が出る

中外製薬の配当性向は​103.1%と​100%を超えています。利益以上の配当は、内部留保の厚い会社が還元を続ける姿勢の表れでもあります。製薬各社の数字は企業ページで、対象期とあわせて確認してください。

中外製薬と第一三共の企業比較では、利益率と規模の対照を並べています。

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出典